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【こぶ平レポート】クリスマカップ in東海大学

ちょっと早い、メリークリスマス。

ラクロスの16’シーズンも残り全日本選手権決勝のみを残すだけになりましたね。

各地のウィンターステージは新チームのゲームという事で、新チームの活動に移りつつある中、東海大学にて年末恒例のクリスマカップラクロスが行われました。

クリスマカップというのは、東海大学女子ラクロス部さんが主催で毎年クリスマス前に関東の高校チームと大学の1,2年生チームの交流を図るイベントとして開催されています。

今年は
大学:慶應義塾大学、青山学院大学、日本女子体育大学、東海大学(HOST)
高校:横浜市立東高校、神奈川県立鶴見高校、日本大学中等部、東京都立飛鳥高校

の参加で予選リーグと3位決定戦、決勝戦が行われました。

結果は
優勝 慶應義塾大学(1.2年) 2位 横浜市立東高校(1,2年) 3位 青山学院大学(2年) 4位 都立飛鳥高校(1,2年)
でした。

予選等の結果詳細は以下ですが、特筆すべきはTeen’sの頑張りでしょう。

まず、2位になった横浜東(EastGirls)さん

秋の関東Teen’s リーグ戦優勝と秋から調子が良いチームですが、大学の1年三冠チーム主体の東海大学や2年生だけの青山学院を見事に破っての決勝進出。決勝戦でも全て10点差以上で予選を勝ちきった慶應義塾相手に2対9と闘った。
中でも#6、#63は珠玉の動き、ショットワークで得点を重ねておられました。全体が2人に負けずに走れて、パスも交換が速い。 U22でも使えるような選手にも見えました。やはり、春の全国大会の優勝候補でしょう。

惜しくも4位の都立飛鳥高校(Legends)

秋の関東Teen’s リーグ戦では 優勝した、横浜東、3位の日大高校と同じ組というくじ運も関係し、予選敗退になりましたが、実力は高い物があることは知られていました。そして今回もその力を発揮され、優勝した慶應義塾には完敗したものの、日本女子体育大学さんには6対3と勝利し、3位決定戦強豪の青山学院相手に4点をもぎ取った果敢な試合ぶりは評価されるべきでしょうね。
4月からのSpring Cupでは優勝争いに絡みそうな成長ぶりだったと思います。

予選で勝てなかったけれど、県鶴こと 神奈川県立鶴見高校(Shooting Stars) 

秋はベスト8で終わり、全国大会への道は閉ざされましたが、今回最後の横浜東とのライバル戦は5対6と接戦を演じました。
部員数等でのハンディキャップをものともしない戦いぶりは健在です。まだまだ春に向けて上げていってくれるであろうチームです。

そして、日大高校(AQUA)ではなく今回唯一の中学生チーム(AQUA Jr.)。

日大高さんの2年生が修学旅行中であったのですが、中学2,3年で組まれたチームが果敢な戦いぶりを見せてくれました。
#6さんだったか?高校の試合にも出ておられましたが、この時も、ドローから果敢にゴールを狙う姿は圧巻でしたね。日女体戦 7対9なんかもう立派です。
ただ、これから高校ラクロスに進み、U19等を考えると、今のように強烈な個の力に頼る形では厳しくなります。優れた個に、全体が同調し高いレベルにならないと、さらに上には行けないのが今のラクロスではあります。

でも、Teen’s 凄いなぁ。是非来年は他のTeen’s さんもチャレンジして下さい。
そして、大学チーム…

優勝した慶應義塾さん

圧倒的な強さになって来られてましたね。実際に直接青山学院や東海大学との対決が無かったのは残念ですが、個々の速さ、パスのスピードとこの時期にこのレベルは来年には結構主力を張りそうな面子になって居られたのではないでしょうか?ちょっと、ちょっと、来期注目ですよ。

逆に昨年1年生ゲームを無敗で進み、今年のあすなろを含めて3冠を達成した選手が主力の東海大学

チームのセットの仕方が違うとはいえ、東高、青学に良いところ少なく負けたのは、色んなチャレンジがあったとはいえ、?????マーク5つぐらい付くぐらいの印象でした。
慶應さんの充実ぶりや、早稲田さんのゴールデンエイジの最終学年、明治さんはやはり強いだろうし、立教さんは勿論強い。今回対戦して勝てなかった青学さん、台頭の成蹊さん、残留組の東京農業、東京学芸、法政さんまで本当に皆さんが高くなろうとしている中での、停滞は少し危機感を持たないといけないレベルに見えました。

青山学院さん

長身の#8さんや、#90としっかり動けて、強さもある選手が居られます。ただ、東高校に負けたようにまだまだ磨かないと、さらに強いアタックレベルの1部Final4勢力には苦労をしそうな感じです。DFの強さは課題の一つでしょう。

日本女子体育大学さん

今年、苦労の年だった訳で、2年1年の底上げは至上の命題でしょう。その意味で注目をしていましたが、(1年生だけだったかもしれません)全体としてはまだ、日女体のスタイルというか方向性が何なのか模索というか、皆さんでどうしていくのか手探りのように見えました。
まずは、ラクロスをするのに楽しくできるような、個の強さの充実をもう1度磨き、今流のパスの磨きは又その次に。とか、絶対的な強みをもう1度持たれる事が先ずは必要な感じがします。
———
この辺、観客目線ですみませんが、そういう見方もあるという事で、ご理解下さい。理解というか、何をいってるんだか!私たちは、こうよ!というのを見せていただけるのが、最高の楽しみです。

頑張れ、ラクトレス。今年も最後まで楽しませていただきましてありがとうございました。

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