【Referee Spotlight】西尾拓哉さん×渡邊照之さん|東北大学(男子ラクロス)

今注目のラクロス審判員を紹介するReferee Spotlight。
今回は毎年ゼブラ賞を輩出している東北大学から男子・女子と2回に分かれてご紹介します!

今年度東北学生リーグ戦にて5連覇を成し遂げた東北大学男子ラクロス部の2人の審判員にSpotlight!

選手として活躍する一方、審判員としても活躍の場を広げ、昨年・今年とそれぞれゼブラ賞を受賞!!
選手兼審判員として活躍されているラクロッサーは多いと思いますが、審判派遣に消極的な資格保持者は多いのではないでしょうか??
選手として活躍しながら審判をする理由とは…

プレーだけではない、ラクロスのルールの知識も豊富なチーム、それが東北大学です!



西尾拓哉さん|東北大学(男子ラクロス)

【名前】西尾 拓哉
【大学・学年】 東北大学 4年
【ラクロス中に呼ばれる名前】にしお
【審判歴】 10か月
【審判をするラクロスの種目】男子ラクロス
【日本ラクロス協会における審判資格】2級
【出身地】東京
【仕事・アルバイト】学習塾スタッフ、焼肉屋

【趣味】美味しいコーヒーを探すこと

【ラクロスの審判を始めたきっかけ】
同期がやっているのを見て「かっこいいな」と思っているところ、3度目にしてやっと審判試験に合格したので是非やりたいなと思いました!

【審判の面白み】
審判は試合の対戦カードによって、どのような試合展開になりそうか、どういったことが起きそうかということを話し合って、どのようなゲームにまとめていくかを決めます。
自分たちが思ったように試合が進んでいくのももちろんおもしろいのですが、そうではなかったときに試合中にいかに修正できるか、他の審判の人と話し合いながらやっていくことに面白みを感じます。

【審判のスキルアップのために行っていること】
結構当たり前のことではありますが、試合前にはその試合でどのようなことを意識するか考え、試合後にそれができたかできなかったか確認するようにしています。

また、日頃の練習のときにプレーに対して、もし試合で審判をやっていたらファールをとるかどうかなど他の審判資格保持者と話したりしています。

【今年ゼブラ賞を受賞した感想】
正直、今年新規でたくさんリーグ戦を吹いたということくらいしか、審判として貢献はできていなかったのでゼブラ賞を頂けて大変光栄に思ってます。

来年度以降、そのことが良くも悪くもついてまわると思うので自分自身よりいっそう審判員としてスキルアップできればと思います。

【あなたにとっての『いい試合』とは】
試合が終わった時、両チームプレーヤーの皆さんが

「やりきったな」

と思えるような試合です。
私は審判の仕事とは、プレーヤーの皆さんが自分たちの実力を最大限出せる環境を提供することだと考えています。

そのために審判は危ないプレーは危ないと、ズルいプレーにはズルいよと注意する必要があります。

審判がそこをちゃんとできないとお互い、

「あそこで審判がちゃんと見てくれていれば」
「あそこで審判がファール取ってれば」

と嫌な気持ちを残したまま試合を終えることになりかねません。

私の考える『いい試合』とはその様なことがなく、完全にプレーヤーの人たちが

自分たちの力を出しきれた

と言える試合です。

【審判としての今後の目標】
今年は審判員としての初めての年でしたが、プレシーズンの予選で吹かせていただいたり、東北のリーグ戦でもFinal3を含め多くの試合を吹かさせて頂きました。

今年でプレーヤーとしてのラクロスは一区切りになりますが、来年以降は審判員としてラクロスに貢献したいなと考えています。

今年は東北地区のリーグ戦しか吹く機会がなかったので、来年はまず他の地区の試合も積極的に吹きたいなと思っています。

渡邊照之さん|東北大学(男子ラクロス)

 

(1枚目写真:2番目渡邊さん)

【名前】渡邊照之
【大学・学年】 東北大学4年
【ラクロス中に呼ばれる名前】てる
【審判歴】 3年
【審判をするラクロスの種目】男子ラクロス
【日本ラクロス協会における審判資格】2級
【出身地】石川県金沢市
【仕事・アルバイト】焼肉屋、TV局
【趣味】スポーツ観戦

【ラクロスの審判を始めたきっかけ】

試験を受けたのは部の方針で、本格的にやり始めたきっかけは先輩に審判部に誘われたからです。

【審判の面白み】

審判で試合を動かしてる感を感じたとき。点差が開かなかったり、大一番の試合だと特に自分のワンジャッジが試合を左右するので、正しい判断できちんとファールを取れたときは充実感があります。さらにタイムアウトなどで審判員で集まってさっきのプレーや今日の試合の流れなどについて話す時間も好きですね。

【審判のスキルアップのために行っていること】
日々の練習や試合を見ている時など、ファールかどうか怪しいプレーがあったらほかの審判員などと逐一確認して、それぞれの基準を共有するようにしています。

あと、選手だけしていた頃と変わったのは、試合で審判にも注目して見るようになったことです。今ファールを取った基準取らなかった理由なども話をして、自分が吹くときに参考にしたりしています。

【昨年ゼブラ賞を受賞してから意識して取り組んだこと】

今まではいち審判員として見られていたけど、ゼブラ賞の人として見られるのでパフォーマンスはもちろん、特にシグナルと声の出し方を意識してカッコよく見えるようにしました。

あとゼブラ賞を取ったことで自信も得られたので、試合中今までより比較的余裕を持つことができましたし、凛々しい態度で接するように心がけています。

【あなたにとっての『いい試合』とは】
審判とチームの会話がたくさんある試合です。

ファールの基準についてが特に多いですが、お互いに話をしないとその基準も伝わりませんしチームももやもやと不満がたまると思います。そしてそこでちゃんと説明するのも審判員の責任ですし力の見せ所でもあると考えています。

それができれば審判としての試合運びもうまくいくしチームも審判員に不安なくプレーすることができるはずです。これが揃えばいい試合だったと言えると思います。

【審判としての今後の目標】
来年から石川県に就職が決まったのでなかなか試合を吹く機会は少ないとは思うのですが、機会があればぜひ審判したいなと思います。

チーム内での審判活動の取り組み

【西尾さん】
チームで審判をしている人の多くは、プレーヤーとしても活動しているので練習中にプレーに対してそれはファールを取られそうかどうかなど指摘したりしています。

また、審判試験の前には前年度の問題などをみんなに解いてもらい、解答などを集計して間違いが多いところをまとめたり、簡単な講習会を開いたりもしました。
その甲斐あってか、今年度は多くのプレイヤーが審判試験に合格することができました。



LACROSSE PLUSの読者に一言

【西尾さん】

皆さんは審判というものに対してどの様な印象をお持ちでしょうか?

なんか大変そう
試合じゃないのに走るとかやりたくないわ
審判なんかできなくてもルール分かってりゃいいじゃん

私の周りでも良くこういう話を耳にします。確かにそうだなとも思います。
実際、オフの日にわざわざ遠くまで審判しにいくのはプレーヤーの人は大変ですし、試合終わった後に審判してまた走るのは普通に体力練です。
プレーヤーからしたら、どんなことをしたらファールなのか、リスタートやクリースに関するルールなど分かっていればもちろんラクロスはできます。

でも審判には審判をやらないと分からない楽しさがあるのも事実です。

その日の審判団でそのゲームを作り出していくということには選手のときは味わえない、また違った楽しさがあります。

もちろん、大きな試合になればなるほど、自分の1つのジャッジで試合の結果を決めかねません。
今の時期、負ければそのチームが引退という試合が多くありますが、そういった試合では自分たちのジャッジで引退という宣告の一端を背負わなくてはならないことに怖さはあります。

だからこそ1つのプレーに対するジャッジに自分として根拠をもち可能な限りプレーヤーの方にその根拠を伝えるように努めています。

絶対に後から、
今日は審判のせいで負けた
なんて言わせたくない。

私たちの使命は両チームに最高のプレーをさせてあげることだから

これを見て一人でも多くの人が審判というものに興味をもち試合で吹いてみたいなと思って頂ければ幸いです。

【渡邊さん】
審判しているとラクロスという競技を裏から見ることができると思います。
その特性上非常に危険なスポーツではあるので選手が熱くなりすぎないようにする

選手がラクロスらしいかっこいいプレーができるように管理する

など考えることはたくさんあります。

選手の時とは全くちがう視点、考え方で試合を見ることができるし関わることができる、それが審判の醍醐味だと考えています。

さらに、試合、様々なイベントで他大学、他地区の審判員と交流がはかれるので友達が増えるのもいいところだと思います。

審判したことない人でもぜひ一度審判してみてください。

そして審判員の方はその楽しさを伝えてあげてほしいなと思います。

今回紹介した西尾さんと渡邊さんが所属する東北大学男子ラクロス部の次戦は全国三地区予選です!

11月4日(土)三地区予選 @ 東京都・江戸川区臨海球技場
第1試合 9:00- 東北大学(東北1位) vs 岡山大学(中四国1位)
第2試合 12:10- 九州大学(九州1位) vs 東北大学(東北1位)

予選突破をすれば4年連続の全国大会進出、そして地元宮城県のひとめぼれスタジアム宮城にて北海道大学と対戦します!

是非応援しましょう!

Referee Spotlightにて紹介された審判員一覧

1)横井佑美さん(女子ラクロス)
2)山本明日香さん|南山大学(男子ラクロス)

次回のReferee Spotlightは男子に引き続き女子をご紹介します!お楽しみに!



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金田郁美

レポーター
①名前:金田郁美 ②所属チーム:MISTRAL ③ポジション:スタッフ ④ラクロス歴:5年目 ⑤一言メッセージ:試合に欠かせない審判員の魅力やラクロスのルール理解を広めていけるよう努めていきます!

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LACROSSE PLUS DB

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