【こぶ平コラム】ラクロス全日本クラブ選手権を観に行こう|男子編

ラクロスの進化の頂点にクラブがあります。
男子は特に、日本選手権10連覇を目指すFALCONSというチームがあり、それを破るべくStealersやACL、ADVANCE-HL等が進化している今年。常にラクロスの日本超えを目指しているクラブラクロスも、男子の場合Topチーム自身がUSへ遠征をしたり、ハワイで世界
と交流をすることで、真剣にUS プロラクロスリーグ Major League Lacrosseを目指す選手が生まれて来る程になっています。
ラクロス自体も、学生一、日本一を目標に置く学生ラクロスとの差が縮まらないのが現状です。

従って、クラブラクロス選手権 男子の試合は、「何が違うかを見極めて欲しい」です。

ここを見ましょう!のポイントを紹介します。



全日本クラブ選手権準決勝の組み合わせ

【東京会場】FALCONS  対 ADVANCE-HANGLOOSE
【大阪会場】AlleyCatsLacross(ACL) 対 Stealers

今年も、東海地区の東日本チームへの挑戦は勝利へと結びつきませんでした。
昨年 5対15、今年8対16 という結果です。これは、大学においても、同程度の差がある事を考えると普通なのかもしれませんが、就職で東海地区へ移動する学生ラクロッサーが増えてきている事を考え合わせると、育成次第でもう少し差がなくなる事も考えられるのですが、どうなのでしょう。又、過去5年のクラブ選手権で2回は西日本のチームが東日本のチームを破っている結果を見ると、東海地区のクラブラクロスの進化の可能性が非常に高いと考えています。
それだけに、クラブラクロス選手権のトップの試合を見て、何をすべきか見極めて、進化の為のベースを作っていただければ、観客として次に見るときに「すっごい!」となると思っています。この場を借りて、勝手にエールを送ります。

男子のチーム紹介

◎FALCONS  東日本クラブリーグ6連覇 日本選手権 9連覇中の 絶対王者?
チャンピオンチームで日本代表27人中12人を輩出している円熟のチーム。毎年志の高い若手も加入しているが、最近は加入が少ない傾向があります。 スッゴイ人ばかりで厳しいのではないか?
ちょっと、クラブに入ってもここでは出番ない?という印象が強いのではないでしょうか?

どうでしょう?結局その辺は女子のNeOと同様、「志が高い」となるのかと⁉︎
その志は、「世界で通用するラクロスをして日本をリードしたい。」というのも同様なのかもしれません。さらに付け加えるとすればそれは「求道者」に近い物があり、周りとの妥協も許さないチームなのかもしれません。
なので、単に上手くなりたい!ではなく、こうやって世界レベルに挑戦したいが、具体的にどうすればいいのかのロールモデルなのだと思います。気持ちと努力する覚悟があるなら3部、4部、北海道出身だろうが九州出身だろうが参加して欲しいチームです。

チームスタイルは無い?
というか、高い技術と経験値の高さから、AT,DFとも6人の動きが連動をしながら決められる人が決めるという事で“マークすべき人はみんな”なチーム。
というと、又女子のNeOと重なりますが、もう少し徹底して厳しいDFとか、エッジの効いたショットとかの完成度は高いと見ています。

☆見るべきポイント
・MF#44 松下選手/明治大学
FALCONSも色んな局面で、うまくゲームメークができないケースは、シーズン中ありました。そんな時に局面を変える事ができる選手の一人。その強烈なブレイクショットは国際級です。是非見て欲しいショットです。
・DF/LMF #27? 砂川選手/日本體育大学
FALCONS DFの要ながら、パスカットから駆け上がり、ロングスティックからの豪快なショットを常に狙う「寡黙なスナイパー」といった風情が漂う選手。
そのスタイルはFALCONSの「求道者」的な部分の体現者に見えます。そのプレーはロングスティック選手のロールモデルとして見てみると凄いですよ。




〇Stealers 東日本クラブリーグ総合2位、昨年全日本クラブ選手権2位
2009年に東日本クラブリーグに初参加のリーグとしては2番目に新しいクラブです。
クラブのHPによると、「ラクロス界に新しい風を」をコンセプトに2007年度U21日本代表選手中心に発足しました。
名前の由来はSteal=奪う。ボールを奪う、スペースを奪う、得点を奪うこと、そして観ている人々の目を奪い、Stealersならではのラクロスでチャンピオンの座を奪うという意味が込められています。

歴史は
戦績
2009年東日本クラブチームチャンピオンリーグ(リーグ戦3位)
2010年東日本クラブチームチャンピオンリーグ(リーグ戦4位)
2011年東日本クラブチームチャンピオンリーグ(リーグ戦5位)
2012年東日本クラブチームチャンピオンリーグ(リーグ戦2位)
全日本クラブ選手権(2位)、全日本選手権(3位)
2013年東日本クラブチームチャンピオンリーグ(リーグ戦2位)
全日本クラブ選手権(3位)
2014年東日本クラブチームチャンピオンリーグ(リーグ戦2位)/プレーオフ敗退
2015年東日本クラブチームチャンピオンリーグ(リーグ戦2位)
全日本クラブ選手権(2位)、全日本選手権(3位)
2016年東日本クラブチームチャンピオンリーグ(リーグ戦3位)
全日本クラブ選手権(2位)、全日本選手権(3位)

U21日本代表選手中心に結成された経緯からもわかる通り、結成当初から目的を「日本ラクロスのトップレベルの向上とともに、ラクロスの普及活動や底上げ」にも定めて、活動をされてきていましたが、Topの座を取るまでには来ていなかった。
今年は、いくつかの補強を含めて進化の度合いは高く、東日本リーグではFALCONSとの2強の体を築いています。
今年の日本代表に9人を輩出していることからもその充実度はわかります。
そして、FALCONSの10連覇を阻む事を今年のテーマに、激しく且つダイナミックなラクロスを展開されてきました。
最近では珍しくなった、Web上のHPをメインテナンスされているチームでチームのサポート力もある事からも今年の強さがうかがい知れます。

☆見るべきポイント
・G#2安藤選手/慶應義塾大学
敢ての、ゴーリーさんに注目してください。次世代ゴーリーの代表として、積極果敢なチャレンジゴーリーは、勝負の鍵を握りそうなので。

・#42清家選手/愛知・日本福祉大学
ある意味、最大のチャレンジをされた、今年最大の補強となった選手。その類まれなゴール前でのポジショニングからのショットは確実に相手の急所をえぐる物であり #14池川選手とのコンビネーションも往年の輝き以上のものになってきている。




▲Alley Cats Lacrosse Club(ACL) 関西クラブリーグ 1位
2012年に西日本リーグに加盟した、こちらも新しいチーム。しかし、Stealers同様、関西ユース中心打倒東日本を果たすべく結成されたチームは、2012年2部圧倒から2013年直ぐに1部優勝。依頼関西のTOPをひた走るチームです。ただ、今年は毎年程の圧倒はなかったようですが、これが他のチームの実力アップの故なのかどうかは掴めていません。
ただ、今年は日本代表に2名を送り込むなど、進化のベースは確実に高いので、どこまで負荷の高い試合に対応できるかを注目するチームです。

ちなみに、関西クラブリーグ
MVP 大橋克馬(立命館大学卒・初受賞)
ベスト12
AT 小林薫樹(明治大学卒・新入団・初受賞)
MF 伊藤圭祐(京都大学卒・初受賞)
LMF 石本晋太郎(京都大学卒・新入団・初受賞)
DF 吉田章彦(関西学院大学卒・3年連続3回目)
DF 岡田義之(大阪大学卒・初受賞)

☆見るべきポイント
・日本代表#21MF大橋選手/立命館大学
関西リーグMVPに輝いた大橋選手。関西ではユニークなパワー指向ラクロスの実践者 立命館大学出身で今年の日本代表にも選出されている。どんなプレーが代表レベルなのかをしっかり見て下さい。

・日本代表#11忠平選手/早稲田大学
2013年早稲田学生チャンピオンの立役者であり、運動量豊富なバランスが取れた選手。ゴール前でのクイックな動きを見るといいですね。




▲ADVANCE-HANGLOOSE 東日本総合3位 1999年東日本クラブ 1996年日本選手権優勝
記念すべき第一回1999年全日本クラブ選手権に優勝し2001年東日本リーグ2位を最後に長期低迷に入っていたADVANCE-HANGLOOSE本当に久々の全日本選手権に戻って来たチームです。
1999年に相手チームVALENTIAに所属していた、丸山伸也選手が現在所属するのがADVANCE-HANGLOOSEというのも面白い。
丸山選手のような、Legendsから若手、外国人プレーヤーまで所属するとてもユニークなチーム。今年チャンピオンリーグ2部からVIKINGS、VALENTIAを破って全クラまで
たどり着いた。多数のLegendsだがLegacyではない選手と若手の融合が見せるユニークなラクロスに注目です。

☆見るべきポイント
・AT#?KINORI ROSNOW選手/Oberlin College/Ohio/USA
(2016): All-NCAC First-Team Selection and IMLCA First-Team All-Region … Played in all in 15 matches, scoring seven goals to go along with one assist … Led the NCAC and 16th in the country with a .661 winning percentage at the face-off X, winning 228-of-345 draws …
Secured an NCAC-leading 133 ground balls, finishing eighth in the nation with 8.87 ground balls per game.
とにかくUSを感じさせる動きは、熟したADVANCEに刺激と、センターでの強さを与えた。見て下さい。

・FO#33 陳野選手/慶應義塾大学
日本代表フェイスオファー。リーグ戦でも80%に近い獲得率を誇った。見て損はないが何故強いのか見て吸収できるものではないか?

そんな4チームのマッチアップ
@東京 FALCONS対ADVANCE-HANGLOOSE
ADVANCEが強力なFOと強いセンタープレーで立ち上がりの悪い、FALCONSを2,3点リードする展開にできれば面白い。
ただ、US遠征もこなしたFALCONSはUSの強烈なプッシュに対応する術は高い
だけに、若いセンタープレーヤーを簡単に動かしてはくれない。
ベテランの技術が助けて、ピンポイントのパスが通せるか?
ADVANCE DFの奮起を期待して見る事になるか?
FALCONSはフェイスオフを重視していないように見えます。フェイスオフを取られても直ぐに奪い取る事ができる。その辺のテクニックは見ものです。

@大阪 ACL(野良猫) 対 Stealers(大江戸盗賊団)
共に、自分達の中での進化を遂げた事は間違いないが、相対的な力の競争になる。絶対的な力の差はまったくわからない。日本代表の差だけで言えば2対9.その差が試合結果に出るのか?やはり、要所でStealers#14,42のプレーが光りそうです!
ただし、地元でのALCは強い。

ともに個性的な、クラブ男子ラクロスチーム。大学ラクロスとの違いは、点を取り合う事に尽きる。
そんな技術を盗み取って欲しい。

準決勝東京会場  11月19日 11時ドロー
@大井臨海中央公園第2球技場
(現行球技場で最後のラクロス/東京モノレール大井競馬場 他から)
☆NeO 対 MISTRAL(女子)
★FALCONS 対 ADVANCE-HANGLOOSE(男子)

準決勝大阪会場  11月19日 11時ドロー
@ヤンマーフィールド長居(大阪地下鉄 御堂筋線 長居駅他から)
☆NLC SCHERZO 対 FUSION
★ALC       対 Stealers

クラブ選手権は決勝戦を含めて無料観戦できます。(2,000円以上の価値がある試合です。)
生で見に行きましょう。

****** 歴史を変える ******

女子大学選手権準決勝見どころ詳細は明日です。
もっと知りたいことがあれば、ご意見下さい。

こぶ平

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編集長LACROSSE PLUS
設立:2016年8月|ミッション:ラクロスに関わる人に有益な情報を届け続ける|ビジョン:ラクロスの人ってかっこいい|編集長:小野寺ひより

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