【こぶ平レポート】2017年もう一つの日本選手権

もう一つの日本選手権

もし許されるなら、2017年度ラクロス史に残して欲しいでき事がありました。

時は 2017年11月26日19時 フェイスオフ
場所は  新ラクロスのメッカ  富士通スタジアム川崎

現日本チャンピオン 東日本クラブチャンピオンリーグ所属 FALCONS 対 関西学生リーグ男子2部優勝 京都大学

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時は遡ります。
2012年12月11日(日) 15時半 FALCONS対京都大学 全日本選手権準決勝 最後の1分に起こったドラマのエンディングは、それ以降の京都大学ラクロスの進化の開始点になるはずだった。

終了1分前 FALCONSが必死に追いついた同点から、京都大学#16の放ったショットがゴールを割りFALCONSに引導を渡した瞬間、イリーガルクロスの判定により、すり抜けた勝利は最後の30秒マンダウンからの失点で夢幻の如くに京都大学の前から消え去った。7対8過去9回の日本選手権で最もFALCONSを追い詰めたチームが京都大学チームなのだ。

そして、京都大学の目標が「打倒関東」ではなく「打倒FALCONS」に変わった瞬間なのではないか?

所が、2014年思いもよらない災厄が京都大学ラクロス部を襲う。(諸説ありますが、自責のものではあったのでしょう)
2014年シーズン前の出来事で、2014年リーグ戦出場資格はく奪。翌年も出場停止。復活した2016年は3部からの再スタートとなった。

2014年入部の選手は、今の4年生である。

彼らは、いかに努力を重ねても、最後の年にも日本一を目指すことはできないとわかった。FALCONSと公式戦で戦う道すら途絶えてしまった。本来そこからの進化はなかなかあり得ない事だが、4年生は違ったようだ。
本来あるべき目標がない4年生にとって、FALCONSを倒す事のみが自分たちの存在した証に思えたのかも知れない2012年のFALCONS戦で置いてきた物を、FALCONS戦で戦う事で取り戻すために進みだしたようです。それは記録には残らないが、京都大学4年生のいや、京大ラクロス部の矜持を示す戦いの始まりだったのだろう。
毎年のようにひたすら、練習も重ね、FALCONSとも試合を重ねる。その間の勝敗は意味があるものだったかは分からないが、その4年生がリードしたチームが1部復帰を決め、4年生最後の年に全ての思いをぶつける試合が用意されたのがこの試合だった。

そして、この日の午前中に見た、大学選手権決勝の時も、「今年の関西大学ラクロスの最強は京都大学である。」という話が聞こえてきたりもした。「たら、れば」の話を置いておくとしても、今年の大学選手権の試合は寂しい内容だったのでその試合、そのチームとの違いを確認したかった。

そして、試合は熱かった!  
恐らく21012年当時のOBも来場されていただろう、現役部員全員とマネージャー、コーチに保護者も巻き込んで熱い声援が続く中開始された試合は、京都大学の思いが空回りする中、その思いを見透かしたように、ボールを奪い、繋げて容赦なくショットを叩きこんだのはFALCONSだった。
2Q終了時 1対7 京大はエース5番の2Q終了前の得点のみと打ちのめされた。

それでも、立ち上がった。もしかしたら、開き直ったのかもしれない。

3Q開始早々、京大#5ゴール裏から再三の切り返し、最後はDF振り切ってまくってのショットを決めると、#8のミドル等で一気に5対7と肉薄をした。

しかし、FALCONS#90お返しとばかりに、京都DF#75との1分にも及ぶマッチアップ、最後は抜いてフリーランからのショットを決めて、決着をつけたと言わんばかりの握り拳を掲げる。京都#75の倒れこんだ姿は印象的だった

4Qに入ると戦いは一方的になるどころかお互いの気持ちがぶつかり合う厳しさに、京都大学ゴーリーのクロスが折れるほどだった。FALCONSも全力で対抗する中#0 LMFのBTBまで飛び出す技の応酬は最後に京都#88のゴール前での反転ショットまで息をつかせぬものだった。
それは、FALCONSがStealersに向ける本気度以上の本気に見えた試合であり、京都大学4年生の思いが6点のショットに込められていたものでもあった。

20時45分お互いのエールを見る観衆はわずかだったが、その空間を占めた空気は熱くて、しんどくて、でも清々しいものだった。実際にマッチアップしたら大学選手権の様相も変わっていたかもしれない

でも、記録には残らない試合。京都大学4年生選手の思いとそれに答えたFALCONSの思いは回りの空気を清涼感に変えた(実際FALCONSキャプテンから京都大学に掛けられた言葉は来年は、、、、)。
私の記憶には強く留め置くべきものとして残った。
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12月10(日)大阪ヤンマーフィールド長居では2017年ラクロス全日本選手権準決勝が行われます。もしかしたら関西代表 大阪大学が戦う相手はFALCONSかもしれません。結果が問われます。頑張れ大阪大学。

そして、来年京都大学が関西学生リーグ1部に戻ってきます。来年の今頃東京で京都大学のラクロスが見られると良いなと思った晩でした。

こぶ平



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編集長LACROSSE PLUS
設立:2016年8月|ミッション:ラクロスに関わる人に有益な情報を届け続ける|ビジョン:ラクロスの人ってかっこいい|編集長:小野寺ひより

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