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救急箱に入れておこう!|万能の救急用品『三角巾』

応急処置のひとつ『三角巾の包帯法』をご存知ですか?

最近、救急バックに入っている傷を保護する救急用品といえば絆創膏やガーゼ、包帯が多いですね。特に絆創膏でも保護できない傷はガーゼと包帯を用いる方が多いと思います。しかし、三角巾は包帯に比べとても万能の救急用品なんです。

三角巾は傷の大小関わらず、応急手当てにとても便利な包帯材料です。傷の保護や骨折、ねんざの手当てなどができます。

今回は「三角巾の基本」とラクロッサーが知ってると便利な「三角巾の包帯法」を紹介していきます。

三角巾の基本

➀『三角巾の名称』
動画などで三角巾を用いた包帯法を見る際、三角巾の名称を覚えておくと便利です。

➁『たたみ三角巾』

三角巾は開いたまま使用したり、使用目的や使用部位に合わせて折りたたみ「たたみ三角巾」をつくって使用します。折り方は『全巾・二折り・四ツ折・八折』が基本です。折りたたみ方は動画で紹介する方法がおすすめです。形が綺麗にでき、三角巾を地面につけずに折りたためるため衛生的にもいいです‼

➂『結び方』

三角巾は結び方があります。三角巾を取る際、傷口に負担をかけないよう簡単にほどける結び方です。
実際は…病院では看護師さんがハサミでバッサリと切るそうです‼笑
なので覚えなくても大丈夫ですが知ってて損はないです‼
是非、練習してみてください。

三角巾の包帯法

➀足首の固定
動画の後半で流れる足首の固定法は覚えておくと便利です。
ねんざの手当てで使われます。ねんざは関節及びその周辺で起きる外傷です。初めに、冷却をしそのあと固定します。履物と一緒に三角巾で結ぶことで、固定されやすくなります。

➁膝の包帯法

動画の後半で流れる膝の包帯法です。膝はよくケガをする部位です。三角巾なら包帯に比べ簡単に広範囲の膝の傷口を保護することができます。

➂額・耳(顎)・前腕の包帯法
ラクロスは安全にスポーツができるようにルールを変更したり、防具を装備したりしますが、それでもケガはしてしまいます。これらの部位の包帯法も知っておくと便利です。

固定法

手足のケガでよく起きるのが、打撲、ねんざ、脱臼及び骨折です。固定は、損傷部を保護し、痛みをやわらげ、悪化を防ぐために行います。急いで病院へ運ぶよりも、現場でしっかり固定した方が回復も早くなります。

固定のポイント
☆骨折しているところを、確認する場合は、痛がっているところを動かさない。
☆激しい痛み、変形が認められたら、骨折と判断する。
☆骨折の疑いがある場合は骨折しているものとして手当てをする。
☆そのままの状態で傷病者が楽なように固定する。
☆骨が傷口から外に出ているときは、その骨をもとに戻さないで、傷口を清潔なガーゼなどで保護して、傷に触れないように固定する。

是非、練習してみてください‼

引用文献

市民救命士講習テキスト
応急手当講習テキスト

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