【こぶ平レポート】日本代表と国際親善試合2018レポート

6月10日(日)、雨の東京江戸川区陸上競技場(通称 江戸陸)で2018年の国際交流戦が実施されました。

男子はワールドカップ@イスラエルの壮行試合として。女子は、次のワールドカップ(2021年)に向けて立ち上げられた、強化プロジェクト指定選手からの選抜チームで、新しいラクロスでの、今の日本の実力を測る機会として、EnglandのU23選抜チームとの試合でした。

女子ラクロス

女子は強化選手49名から21名が10日のゲームに出られると予想していました。
http://www.lacrosse.gr.jp/jpnmember_men/id=3449
私の予想は
G 高橋 未帆、冨田 真世
DF 廣瀬 藍、山田 千沙、江口 菜々子、谷山 なつき、杉本 知佳
MF 松本 理沙、白子 未祐、稗田 早織、水戸 理恵、寺西 志保美、剱持 真衣、田中 希実、稲田 明日香、岩田 奈央美
AT 佐藤 智美、多賀 麻文、小西 那奈、関口 紗生、緋田 江身
というような、クラブ中心のメンバーになりそうです。  
という物でした。

ですが実際には、
G #1俣野 栞(U22)、#2大沢 かおり(U22/慶應義塾)
DF #9廣瀬 藍、#10山田 千沙(U22/日本体育)、#11江口 菜々子(U22/明治)、#19谷山 なつき、#24菅谷 美玖(成蹊3年)
MF #8松本 理沙、#13白子 未祐(U22)、#14稗田 早織、#15水戸 理恵(WG)、#16寺西 志保美、#17剱持 真衣、#21田中 希実(WG)
AT #6多賀 麻文(WG)、#7小西 那奈、#20平島 千萌(明治3年)、#22緋田 江身(U22)

10人制でもありベンチ入りメンバーも少なくなったようです。将来10人制がオリンピックの種目になる場合、代表が18人になるかは不明です、実際に同じ10名でも男子代表は27名の陣容になっていますから、ドロースペシャリスト等があり得る訳で、やはり20数名が代表になるのだと思います。彼女たちの呼称も日本代表候補とかではなく、全国強化指定選手選抜ということで、これから21年までに入れ替わりも多くなるのでしょう。

そんな中、抜擢された若手のほとんどが、昨年の日本代表でもなく、ワールドゲームズの代表でもなくU22の代表選手であったことは特筆すべきものだったかもしれません。又20番平島選手、24番菅谷選手は昨年の国際代表には名を連ねていなかった選手です。又、ゴーリーズが若返った事も注目すべき点でした。
現システムが、進化という物が評価される強化体制ではないでしょうか?将来にも渡って、人材発掘が忘れられない形であって欲しいと思います。

そして、EnglandU23代表女子は公開通りでした。
http://www.englishlacrosse.co.uk/team-england/womens-23-japan-tour-squad-announced-33469/
この中には5名の昨年のWCメンバーが含まれており、
http://www.englishlacrosse.co.uk/team-england/squads/senior-female/

結果的にはMegan選手、Olivia選手の2名のUS NCAAの動きは特に優れていたと認めざるを得ない物でした。

そして、告知の通り
☆ここが違った!!!

①昨年あったワールドゲームズと同じ 1チーム ゴーリーを含めて 10名でゲームが進みました。
②アタッキングゾーンに入ってから、シュートするまでに90秒の制限を設ける、シュートクロックが導入されました。
③ただし、30分ハーフは変わらない。フリスぺや3秒ルールもありますが、反則後のフリースタートが可能でした。

です。

結果的に、試合がスピーディになり見る側のストレス感は減少しました。ある意味スポーツらしさが増したとも言えると思います。ただ、最も期待された、点数の取り合いという点では70%の満足度というところでしょう。

実際の所、シュートクロックの採用に関して、選手の一部にお聞きしたところでは、そんなに焦燥感はなかったようです。
90秒間で攻撃が完結しないような攻めでは、何分かけても完結しないということではないでしょうか?

ただ、ショットの枠内率が50%を切り決定率も40%そこそこでしたなかった事を考えると、早く打たなければという感覚があったのではないか?と、思われがちですが、従来でも、決定率が同じような物でしたから、まだ決定力に関する根本的な問題は解決されていないようです。

日本の得点から見ると
#13白子 未祐選手 3得点 #8松本 理紗選手#16寺西 志保美選手 2得点 #14稗田 早織選手、#15水戸 理恵選手
#20平島 千萌選手が 各1得点 ですが、得点以上にこの6選手の動きは目につきました。

アタック、ディフェンス両方とも6人になった事から、インサイドへの飛び込む機会が多くなると予想していましたが、選手による差は大きく、それも身長差に起因する物ではなかったのが印象的でした。そこには、技術的に見直すべきスキルがあると思います。これからの日本のラクロスの方向性にも関わる事なので、代表強化選手団がどのような回答を出して行くのか
楽しみな部分でもあります。

そして、日本チームの課題がまだ、シュート力にあることも間違いなさそうです。シュート力に関しては11mフリーシュートをほぼスタンディング決めたり、ミドルショットシュートを決めた選手も居る訳ですが、全体として10得点に終わった事は相手の事を考えると物足りなかったという事です(期待が高いのです。)
ドローに関してはそこがCompetitiveでは無かったので今回は評価する事はありません。

ディフェンス面では、やはり自分の形に入ったNCAA D1クラスの攻めは止めようがなさそうです。やはり中盤でのしつこいディフェンスが求められそうです。それは、後半の10分に6点を返された時に中盤のチェックが効かくなった結果が物語ると思います。

ただ、DFでは#9廣瀬選手、#10山田選手、#11江口選手のしつこいチェックは効果的だったように見えました。実際フリスぺに関しては日本の方がかなり少なかった事からもコントロールは効いていたようです。

特筆するとすれば、前代表時にDFに回っていた#8松本選手がMFに戻って、2得点を上げたのですが、インサイドでもフリーシュートでも力を発揮した事。出場最年長の#15水戸選手の動きが輝きを増して、走りにショットに中盤でのDFに溌剌としたプレーを魅せていた事。そして#13白子選手の3得点は技術的にも高いショットであった事。#16寺西選手の動きがゴール前で‘もぐ’ る事にはっきりした道を付けた事でしょうか!

女子の強化方針に関しては、まだ確認できていませんが、これからの進化がどう進むのか期待をして見守りましょう。そして強化指定選手は、地域、所属クラスに関わらず可能性がある事も明確ですから、何故選ばれないのかという事も確実に受け止めて進化を止めなければ、追い抜く事も又可能だと思います。3年後と言わず、10年後を見据えた強化を、選手の皆さんで考えていただく、基準は示されたという試合でした。

男子ラクロス

男子は http://www.lacrosse.gr.jp/jpnmember_men/id=3447

強化試合というよりも、状況設定をしてそこをどのようにクリアするかを試した試合と言えます。そういう意味では全選手が出場したのではないでしょうか?
この試合では、状況設定的には同点、又は1点とかのビハインドで、最終4Qにどのように得点を重ねるのかというような課題設定があったように思えました。そういう意味では4Qで4対0とした事は課題クリアだったように思えます。この4Qでは三回目のW杯出場になる関根選手が3得点する形で健在ぶりを示しました。

W杯4回目の畠山選手、継選手 3回目の主将本下選手、関根選手、池川選手、水田選手 と2010年第11回大会の4位を経験された選手と、若手の融合は今回のW杯での日本の活躍に大いに期待を寄せられるチームになったのではないでしょうか?

試合後行われた壮行セレモニーでの本下主将の言葉も印象的でした。「必ずBlue Divisionに返り咲き、初の3位以上を目指す。」

そんな日本代表の応援に関しては又別途書かせていただきます。

又、女子強化選手の基本方針についても取り上げられれば良いと思っています。

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こぶ平

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編集長LACROSSE PLUS
設立:2016年8月|ミッション:ラクロスに関わる人に有益な情報を届け続ける|ビジョン:ラクロスの人ってかっこいい|編集長:小野寺ひより

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男子ラクロス世界大会開始カウントダウン

WORLD LACROSSE CHAMPIONSHIP2018年7月12日
あと20日です。

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