【こぶ平レポート】関東Teen’s Cup|3位決定戦 GrassHoppers 対 AQUA

4月8日から始まった、関東中高女子ラクロス春季リーグ Teen’s Cupは6月23日決勝戦、3位決定戦で幕を閉じました。その模様をお伝えしながら中高ラクロスの今を語ります。

題して 「中高(Teen’s)ラクロス 半端ねぇ!」(すいません、便乗しました。)

中高(Teen’s)ラクロス 半端ねぇ!

春のティーンズ カップ ラクロス 正式には第23回 関東女子中高生ラクロスリーグ といいます。日本ラクロス協会は後援の立場でしょうか?実際にはもう1,2年遡れるようですが、1988年開始の関東学生リーグに遅れる事8年1996年に第一回が始まっているリーグなのです。
(初代チャンピオンは慶應女子高Crushers 二位 国本女子高 GRIFFINS)

近年、高校ラクロス経験者の大学でのラクロス継続率が高まっています。そして女子日本代表に占める、Teen’s 経験者の割合も上がっています。(詳細は別の機会に書きます。)
そして、高校3年生はこのTeen’sCupで高校でのラクロス活動にお別れする、チームメイトと最後の試合になるのです。だから熱い戦いになります。
そんな熱く、歴史もあるラクロス Teen’s Cup 6月23日(土)最終日を迎え、雨で寒い中、3位決定戦、決勝戦と閉会式が行われました。

【3位決定戦】
埼玉県立伊奈学園総合高校(GrassHoppers) vs 日本大学中学高校(AQUA)

関東女子中高ラクロスのTopグループを形成する両校の争いは、リーグ戦等での試合での対戦は、近年伊奈学園総合の優位が続いています。
運動量豊富で球際が強いチーム力で、優位なポゼッションを保ってきたのが伊奈学園です。対する日大中高は強いドローからハードなコンタクトではなくパスを繋ぐスタイルを構築して、今までの力負けではなく、絆のラクロスを目指してきていました。

立ち上がり、ドローは五分もAQUAのディフェンスが、GHの攻撃をゴールエリアの前でボールを奪いきると、自陣ゴール前から11-22-21-81とパス3本がミスなく繋がり81番のランシュートで先制点。クリアから6秒の鮮やかな得点劇。しかし、伊奈学園GHも徹底したプレスから、徹底した1オン1の仕掛け。ゴール前混戦に持ち込むと96番ダウンボールをスクープ・ランからのショットで1対1キャッチアップする。
従来だと、ここから試合はGHの動きが優り徐々にポゼッションを取りだすのだが、AQUAひるまず、一進一退の攻防が続いた。

しかし前半10分過ぎ、GHエース86番の足のケガ治療で落ち着いたAQUAが、24番のダウンボールスクープのショットをきっかけにした21番のインサイドポゼッションからのショットを決めると、一気に11番24番32番のトリオがパスを繋ぎ速攻も交え4分間で3点を奪い4対1とペースを握る展開になった。

そこからは、11番のドローも強さを発揮してAQUAの流れを変えずに、攻撃陣がパスを繋ぎ、合わせの精度も高く、一気に4点を追加して前半8対1とAQUAが目指したラクロスを見せつけた。

前半、実際に攻撃に絡んだのは5,10,11,21,24,29,32,73,81番の9人。長短のパスが奏でる協奏曲は実に楽しそうで躍動感たっぷりのAQUAが目指すラクロスに近づいたように見えた。

前半得点
AQUA 21,11番 2点 32番、5番、73番、29番
GrassHoppers  96番
8対1 日大中高のリードした前半でした。

後半 流れを、取り戻したい伊奈学園GHも、攻撃を決めきれず日大高のカウンター攻撃で自陣へ戻される事の繰り返しで体力を使わされ、90番の単独での攻撃を見せるも全体の大きな流れを変えられず、最後96番の鮮やかなターンショットを見せつけるも5対12で終える形になった。

後半得点
AQUA 24番 2点、22番、1番、
GrassHoppers  90番 2点、 86番、96番

結果的には、日大中高は9人が得点をするシャンパンラクロスを最後に展開することができた。
チーム史上初のTeen’s Cup 3位を獲得した訳です。

このスタイルが、相手のディフェンスのシステムに関わらず展開できるようになると、一気にTopを狙う事ができるのではないか?又、全国大会を制した同志社高校のスタイルとも異なるパスラクロスにワクワクしたのは私だけではないというより、若いチームだけに選手の皆さんの自信になったことでしょう。

対した、伊奈学園GHはシーズン当初、そのプレッシングからの攻撃力の向上や、守備の強化はリーグ戦 対東京成徳 3対6 という結果に表れました。指導の先生の9年間の指導が実を結びつつあるように見えました。ただ、そこからの進化がパターン化された感があり、相手の対応を受けやすい形になったのではないでしょうか?それ故、準決勝で秋のシステムから進化させた横浜東に2対11と敗れ、3位決定戦でも1on1を早いタイミングのパスで繋がれる形で攻略を許す結果になったように見えます。

今の1on1の粘り強さに、ラクロスのフォーメーション、戦術、ボールを持たない選手の動きの理解を加える事により進化の幅が出るようになるのではないか?

秋にどういうチームに変わってくるか、10年目のGrasshoppersさんに期待をしたいです。
膝からの出血にも関わらず、走り切り得点をした86番選手を始め、ある意味真っすぐなGHの選手の皆さんの進化はこれからだと思います。高3の皆さんは大学で是非、進化を加速して欲しいのです。

この3位決定戦も関東の大学2部リーグで戦えるチームという感じがしました。この経験がさらにU19の世界大会に生かされると信じています。

決勝戦の模様と、中高ラクロスのこれからについては次回に書きます。

いやー、ラクロスってホントに素敵ですね。

こぶ平

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ラクロスを見続けて10年目。中高ラクロスの進化に驚きながらそのキラキラに魅了されているオヤジーレです。
ラクロスの色々な事をお伝えできるように、毎日情報を集めています。皆さんからの情報をお待ちしています。
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編集長LACROSSE PLUS
設立:2016年8月|ミッション:ラクロスに関わる人に有益な情報を届け続ける|ビジョン:ラクロスの人ってかっこいい|編集長:小野寺ひより

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