【競技人気シリーズ②】アメリカでラクロスはメジャースポーツになりうるのか?―3つの指摘

ラクロスがメジャースポーツになりうるのかどうかというのは常々議論されていることかと思います。今回紹介する記事は2013年に書かれたそういった記事の一つになります。なぜ、近年ラクロス競技人口が増加しているのかということについて興味深い3つの指摘をしています。またラクロスの競技性と新時代の文化への言及も面白く、ラクロスが新しいフェーズにあるということが感じられる記事です。

Will Lacrosse Ever Go Mainstream?

下記記事はKevin Craftの記事の私なりの意訳ですので、詳細に関しては原文をご覧ください。記事は2013年4月に書かれています。

ラクロスはアメリカでメジャースポーツになることができるのか。

アメリカではユース世代で3つのスポーツを掛け持ちでプレーするのが通常であり、ラクロスはその選択肢の一つとなっている。

US Lacrosseの統計によるとラクロス競技人口は2001年の253,931人から2010年の624,593人に増加しており、特にユース世代での増加が顕著である。この増加は他のスポーツの及ぶところではない。

ラクロス競技人口の増えている3つの理由

なぜ近年、際立った増加を見せているのか。理由は3つある。
・1970年ころまで道具の流通があまりなかったこと。
・金持ちのためのスポーツであり露出が少なかったこと。
・ラクロスを先導してきたグループがアマチュアリズムを大切にし、プロ化に抵抗していたこと。

現在ではプロとアマの境界が曖昧になり、オリンピックではプロアマの区分けはなくなってきている。ユース世代がプロスポーツ選手の活躍と名声に憧れる中、「スポーツはスポーツを目的とすることに価値がある」という主張に反論するのが一般的になっている。

プロスポーツリーグはファンのサポートだけでは成功しない。アメリカにおけるサッカーのプロリーグはMajor League Soccerの前に1968年にNorth American Soccer Leagueが発足した。ペレやベッケンバウアーがいて、今のMLSのNew York Cosmosのようなチームがリーグ戦を戦ったが、1984年に幕を閉じた。要因の一つはプロサッカーの面白さを引き出す専用スタジアムがなかったことだ。また、カジュアルスポーツファンを惹きつけることも必要だ。

ラクロスの競技性と近代文化

ラクロスはゲームのスピードが特徴だ。ユース世代を惹きつける要素としてスピードは重要だ。Twitterに見られるように素早いステータスアップデートが近代文化の特徴だ。サッカーやバスケットボール、ラクロスにはその要素がある。野球やフットボールは古くなってきている。

ラクロスがアメリカで4大スポーツのようにメジャーになることができるのかというのは引き続きわからない。しかし、ラクロスの人気がこのまま拡大すれば、テレビ放送を望む声があがり、もっと魅力的なプロリーグができ、さらに人気は拡大するだろう。

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