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【こぶ平レポート】初夏のラクロス 徒然なるままに6

初夏のラクロス 徒然なるまま6。 女子ラクロスワールドカップまで30日を切りました。
そして、今週末から韓国 済州島でアジアパシフィックのラクロス選手権が開催されます。

■アジアパシフィック選手権大会概要
 ・名称  第8回APLUアジアパシフィック選手権大会
 ・主催  Asia Pacific Lacrosse Union (APLU)
 ・開催地  韓国・西帰浦市(済州島)
 ・期間  2017年6月17日(土)~24日(土) (*予定)  from ラクロス協会HP

ラクロスファンの皆さん!日曜日の国際親善試合
男子の日本代表チームとU22代表チームの対戦もありました。
そして、今年の女子日本代表は3チームあります。既に前にWorldCup 代表チームについては語らせていただきましたが、今日はU22代表チームとWorldGamesチームについて語ります。
① WorldCup(@England/Guildford)Team 18名 7/12~7/22
② WordGames (@Poland/Wroclaw;ヴロツワフ)Team 17名 7/26~7/30
③ APLU-ASPAC選手権(@韓国済州島)Team 18名(サポート4名)6/17~6/24

女子の各大会の性格が異なる為、選手の選抜も異なるものになったのは以下の通り。実はWC代表のTop十数名を除くとかなり実力的には接近したものになっているみたいというのが私の感想です。
● WCはTop6に加わる事を至上の目的にしているため、連日のスケジュールに対応できるタフさと技術を
兼ね備えた形と、国際経験と国際競争力(伸び代も)を見られた結果なのではないかと思います。
● WG(WorldGamesの略)代表はWCとは異なります。短期間で国際競争力も大事でしょうか、根本的に他の2チームと異なるのが、女子だが10名で試合をするという事です。
即ち全員がどのポジションでもできるユーティリティ性と、当然運動量は増す(1説には50%増し/MFという話もあります。 From USA)ので走れることが必須の要件だったように思われます。
● ASPAC代表はアジア太平洋の地域の模範になるようなラクロスを行うことが必要で基本U22チームとなる為、個性豊かで、ある意味その道のスペシャリストとしてリードしていける選手が選ばれたのでしょう。
最終的に22名から18名に絞られた結果、若手が外れてしまったのは残念ですが、ASPACは2年ごとに行われるようですから、又次にチャンスもある選手もおられることでしょう。

従って、チームとして対戦した場合、日本ではそれほど差がつかない3チームとなっているように思います。
そして、今日はWorld Games Team 対 U22代表チーム詳細 
WorldGames代表  
http://www.lacrosse.gr.jp/jpnmember_men/id=3138  後半の17名
U22代表   
http://www.lacrosse.gr.jp/jpnmember_men/id=3142 ラクロス協会HPより
実際にはここから18名に絞られています。

試合は立ち上がりから、個性豊かなU22チームがその個性を発揮しつつ攻撃を仕掛ける展開。WGチームは若手主体に中盤のDFから逆襲をねらうような形で、進みました。
先制はU22#10 FSをものにするとドローも優勢に#11もFSを取るが、これはゴーリーセーブ等々前半から押し気味に進めるもショットの精度が満たされず、決定率が低くなっていました。
そして、WGチームもターンオーバーから#11のランからのステップで得点をし1対1の同点になったのが前半18分。
その後一気に動き出しますが、前半は3対2でU22リードで終わります。U22の10番白子選手(慶應義塾大4年)のゴールへ向かう強さは印象的で(2得点)したね。
ここでも、お互いショット成功率が40%を切っていたように思います。(しかもショット少なかった!)
後半になると、ゲームは活性化するも、ショットの精度は変わらず、ショットの多さで優ったU22が勝ち切る展開になりました。後半点を重ねたU22代表#5出原選手(慶應義塾大4年)はそのアジリティに磨きが掛かり、止め難い存在になられていたのと、WGチームの#11竹村選手(慶應義塾大4年?)が2得点と慶應義塾大選手の動きが、とても目立っていたのが印象的です。

結果的には、WorldGames チームが負けてしまったわけですが、走ることと、中盤で抑えて前で勝負することを課題とする部分は試せていたように思います。一方のU22チームは強さはよくわかるゲームでしたが、ショットの決定率が後半も改善しなかったように見えたのは日本代表との差なのかと思いましたが、いかがでしょう。

U22チームでは#11,15,22といった選手の動きもよく今週末に行われるASPACでは強さを発揮してくれると確信しています。

WorldGames チームは、敢て#6.8.10.12のクラブメンバーが控えめにしていたか?とも思わせますが、後40日の間で男子とも10名の試合をこなしながら、グレードアップされていかれると思います。

WGチームはWCチーム同様ルーズボールの獲得(代表ではスナッチと呼ばれているプレイらしい)をスキルアップし動きの量、質ともに磨く時間はありますから、アメリカ、カナダ、オーストラリア、グレートブリテン代表に一泡も二泡も吹かせてほしいものです。個人的には水戸選手の走りが外国チームのDFを切り裂いて欲しいのですが。

最後にASPACチームは男子もU22で構成されていますが、日本代表とは良いところなく敗れてしまったのは、残念な気がします。おそらくタイあたりはNCAAにいた選手とかが又加わる可能性がありますから、悠長に構えていては厳しいものになるかもしれません。女子は圧倒してくれるといいのですが。
いづれにしても、日本はとっても、とってもAwayな環境での試合(西帰浦市Kangchanghak Stadium は先に問題となったKリーグサッカー 済州ユナイテッドのホームスタジアム)ですので、勝っても負けてもHotになりすぎないように心から応援させていただきます。

日本の皆さんも、U22チームの色々な面での過酷な戦いに応援をお願いします。(ただ、くれぐれも旭日旗は持ち込まないで下さい。マジで。)
頑張れニッポン!!

次回は、Teen’sラクロスについて書きます。

こぶ平

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