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【こぶ平コラム】大学ラクロスの進化

先の3連休全国的にはラクロスの中止もあったのですが、関東では概ねの試合があり学生女子リーグ戦では、混戦の2部で早々に1位を決めた大学が出ました。中央大学さんです。2部昇格2年目での1位は素晴らしい結果だと思います❗
そこから見られた、関東の学生ラクロスの進化について私見ですが書いて行きます❗

この中央大学さんの2部A組での1位はフロックでも短期的でもないことから、進化論の話を始めます。
正確ではないですが、2011年頃3部におられて2部へのブレークスルーを見いだせておられなかった中央さんが新体制になられてから技術、戦術、そしてマネージメントに至るまで変わられたのが2012年ぐらいからでしょうか?
それでも、2部昇格に3年掛かられたのも、実は進化の過程では良かったのかも知れません。何故か?
は少し後にして、当時の女子学生リーグ戦は私が勝手に下克上時代突入か?といってた通り、入れ替え戦では毎年総入れ替えの繰り返し。
各大学にある世代の才能の集積で上に行くと言う戦国時代そのものでした。
ただ、1部トップ6チーム程は長期的展望で強化が進みTopとの差は広がる時代だったのですが、エレベーターチームの中から長期で強くなる事を目指した学校が増えてきたのが今の関東学生リーグ女子の進化の源です❗
その象徴的な存在が明治大学さんであり、中央大学さんだと言うわけです。

そして、始まった進化は、ラクロスのスタイルも変えて来ました。その結果史上初の学生日本一3年連続と言う結果に出てきています。
ただ、このような進化が国際的な強さに繋がるのかは微妙であることも事実です。
そこは進化の第二章でしょう。

進化の具体的な例は、明治大学さんに現れていますが、各校のアプローチは違うものの行き先は全員が走れて守れる。パスは早く速く。攻撃への対応は早く速く。ゴーリーも1フィールドプレーヤーであること。そこから生まれるスペースに一瞬で生かす速さを、60分続けることだと見ています。
そして、3部からの挑戦3年2部では2年で1部への挑戦権を得た中央大学さんは1部で定着するラクロスに進化されたのだと思っています。そしてそれが育成のプログラムとして引き継がれているから進化が結果を産み出している。

そういう進化の姿は、関東では身近で、何試合も見られる。進化したチームと戦える。そして、代表練習も見られる環境にあることが、3部4部へも進化を促す結果になっています。

ラクロスをご覧になられた方は是非3部4部の試合もご覧ください。
確かにスピードや個々のスキルは劣りますが、戦術的選手のやろうとされていることは共通しています❗
そこに本当のラクロスの進化を見ています。

そして、それはTeen’sラクロスへも波及しています。それが、とても嬉しく、頼もしい。

ラクロスも次のステップに行くことは進化であるとなれば、次のステップを目指される方も増えると思います。
最近の大学ラクロスは、高校から続けている選手にも刺激的だと思います。例え4部でも❗

そして、一部その進化について対応しきれない学校は、恐竜の如く衰退してきます。
そして、そういう学校があるのも事実です。何もコーチが居ないと進化しないという事ではありません。しっかりと新しいラクロスをする意識の共有から始まるのではないでしょうか?

そして、今とっても頑張っているのが、クラブリーグ女子だと思います。大学の進化の先を行かないとクラブの存在意義を問われるのですから。

そして、その頑張りがないと、国際的なレベルへの進化はないわけです。

そのクラブの進化については別途書きたいと思います。

そして、関東学生女子1部では又、更なる進化が始まっています。凄い⤴⤴です。それについても、学生ラクロスの半分の振り返りと共に別の項目でお話しします。

それは即ち、1部2部の入れ替え戦は別物だよという意味でもあります。

ご意見下さい。

こぶ平

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