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【こぶ平レポート】全日本選手権女子|進化の激突はどのような結果をもたらしたか?

会場で話を聞いたラクロス関係者の話をいくつか合わせると、クラブラクロスのコーチの必要性について議論になるのかなという話が浮上しました。
私の考えはNo!です。
ただ、この説明には多くの言葉を必要とします。そうでなくても進化はできるし、世界に向かう事はできると信じています。ただ道は厳しいとは思います。
NeOというチームは、そこへ舵を切っているチームです。今回の敗戦がやはり世界を知る慶應義塾だったというのは、未来へ繋ぐものだったと思います。本当にこれからも進化を続けて欲しいと願うばかりです。
そして、勝った慶應義塾大学女子ラクロス部は10年間の精進で新しいラクロス、世界観を持ったラクロスの大学界での道標となられました。ただ、2012年もそうでしたね。来年2018年本当に進化の真価が問われる年になると思っています。観客としてはさらに面白いラクロスを展開していただけることを願っています。又決勝戦で見られた技術的な進化の続きを是非クラブに伝え、進化し続ける形で4年生の選手には続けていただければと願って、今期のレポートは終了です。
最後に、ラクロスの場合クラブチームが背負うハンディキャップは多すぎると感じています。仕事もあり、場所の確保もしながら各地でクリニックまでされています。すべては自主運営精神の下という言葉で片付けられていますが、そこはラクロス協会さんの統括力を発揮していただく分野だと思います。
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統括力というのは運営に口をはさむ事ではありません。

・場所の確保を助ける。
・公式戦の移動の交通費は協会が負担する。
・対学生がからむ選手権の場合に土曜日の試合は避ける。
・キッズから、Teen’s、大学、クラブ間の交流を助成する。
といった、一般に物理的な援助はまずクリアしていくような考えをお持ちいただき、それをいつまでに解消していこうという表明が必要だとラクロスの観客は思っています。
そうでなければ、クラブの運営は先細りで、ひいては、世界のラクロスから取り残されてしまうと考えて行くのが普通ではないでしょうか?そして、クラブに割くだけの予算がないとしたら、クラブが独自で運営できるようなサポート・スポンサーシステムを容認すべきだと考えています。
早急に取り掛からなければ、将来オリンピック種目になったとして、中国やタイ、インドといったアジア諸国との中でも戦え無くなりそうだと、考えさせられる全日本選手権でした。
クラブの進化が無ければ、日本のラクロスの将来はない。もしラクロス協会で学生主体のスポーツでいいや、という雰囲気があるとすれば、それは間違ったものだという事を提言させていただいて終わります。

ご意見下さい。

こぶ平
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