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【HOW I COACH】上田 喜子ーYoshiko Uedaー

▶︎コーチ活動について

ーチームへはどの程度参加していますか
練習:土日、代休の日、行ける時はお仕事前後
ミーティング:土日、行ける日は平日のミーティングにも参加

ーコーチをはじめたきっかけを教えてください
福大も中村学園もクラブチームalfa時代の先輩のご紹介です。
福大HCは、高1から始めたラクロスと離れた1年間(2016年)がとてもつまらなく、強化部の方へお伝えしたことが始まりです。初めて福大の練習へ行きその後新4年生のお話を聞き、その時に何となく、この子達のラストイヤーを一緒に戦いたいなと思いました。直感です。
あとは、キャプテンが必死にコーチ依頼の話をしてくれて、何を言っても折れずに口下手であろうに頑張っていて、気が抜けた瞬間の笑った顔が可愛いなと思って、サポートしてあげたいと思ったのもコーチさせていただこうと思った決め手でした(笑)

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ー今年コーチをして印象に残っていることを教えてください
これ!ということはなく、全てが濃い1年間でした。
その中でも、戦ったチームや周りの皆様に応援していただけたことはとても印象に残っています。
九州リーグで戦ったチームが練習や遠くまで応援に来て下さったり、三地区が終わった後に岡大や東北大からいただいたエールや両校保護者の方々からの激励のお言葉にも感動しました。
私の場合はOGではなく他地区出身でもあるので、改めて見えてくることも多くて。OGの方々はお会いする度に皆様「後輩達をよろしくお願い致します」と仰られていて、応援にいらっしゃれなくても毎回連絡下さる方もいらして、本当に支えられていました。
九州リーグが総当たり戦で試合数が多かったこと、全学までの道のりも短くないこと、毎週各地へ遠征での試合ということもあり、運営や審判の皆様も様々な場面において近くで拝見していて、試合がこうして多くの方に支えられて成り立つのだと、九州地区を経験し、これまで九州リーグに携わってきた皆様の存在やお話もお伺いし、改めて実感しました。
そして、そういった環境の中でFLAX2017のみんなと戦えたこと。臨海や長居での景色は特に印象に残っています。

ーあなたにとってコーチの面白みは何ですか?
部員、コーチ陣の個性が見られること。それに気付き、引き出せること。それぞれが自分の成長に気付ける場面を一緒に見られること。
自分自身が選手だった時もそうですが、チームには本当にいろんな人がいます。それをコーチという新しい視点から見られることはとても面白いです。
例えば…チーム運営上コーチは幹部と話す機会が自ずと増えると思いますが、私は大学ラクロスでスタンド、ベンチ、大きな怪我…と経験してきた中で、幹部とスタメンは経験したことがありません。2017年の福大キャプテンは逆で、下級生からスタメン、エースでベンチでの過ごし方も分からないような選手でした。そんな選手としては育ってきた環境が全く違うキャプテンと同じ気持ちで本気で戦い続けられたことは、本当に楽しくて、尊敬できるところも多く、出会えて良かったと心から思います。
2017年は出会ったばかりのチームで初めてのHC、1年も時間がない中でどうしたら目標達成へ向かえるか考え続け、走り続けあっという間でした。私も私で必死でしたが、他地区出身であり選手として決して一流ではない私を当たり前のようにHCとして受け入れてくれて、信頼して一緒に走ってくれた部員やACに心から感謝しています。

ー【次ページ】コーチの大変さとは?ー

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