【こぶ平レポート】Teen’s Cup決勝は大学の2部を超える!

男子サッカーのワールドカップが始まり、寝不足が続く方も多いのかも知れませんね?サッカーの戦術というのはラクロスにも応用できる動きが多く、スペインのポゼッションベースの戦術などは正にラクロスにも応用できる物だったのですが、今回のワールドカップでは又、進化をしています。

ただ、サッカーの場合、1点2点をどう取るかの戦術になっているが、ラクロスでは10点以上取るにはという戦略が必要ですね。ただ、そういう得点シーンが多いラクロスの方が面白くて、サッカーの場合ついつい寝てしまい、気が付いたら点が入っていて後悔する日々が続いています。
せっかちなオヤジーレにはラクロスが向いています。

という事で、オヤジーレも熱くするラクロスの関東中高生女子春季リーグも今週決勝戦を迎えます。

春7連覇を目指す横浜市立東高校に今年春の全国大会2位(1位は同志社高校)の東京成徳大中高が挑む形です。

ともに、リーグ戦では苦労した、ファイナル4のチームに快勝をして進化を遂げてきたチームであり、高校3年生のラクロス公式戦最後の試合は非常に
ハイレベルな試合が展開されるはずです。
そんな、決勝戦と3位決定戦を占ってみたいと思います。

横浜東(以降EG)と東京成徳(BY)の勝ち上がりは以下です。


この結果をみると、2018年度はEGとBYが頭抜けたチームだったと言えると思います。毎年選手が変わる中でその育成力の高さには驚かされます。

そんな2チームですが、指導者にカリスマ性があったのは共通をしています。(あったという言い方が気になる方もおられると思いますがその件は後述します。)
がそれ以外は、チームのスタイルや方向性はずいぶん異なります。

解剖してみましょう。

☆横浜市立東高等学校 East Girls (横浜市鶴見区)
1963年創立の公立高校 820人規模の学校で若干女子生徒の方が多い学校です。男子サッカー部は県内でも強豪ですが、女子の団体スポーツとしては、ダンス、チアリーディング部も県内有数で、ラクロス部としては選手の確保にご苦労があるそうです。極めて普通にある高校だという事が分かりました。

そんな東高校ラクロス部は当然高校生からラクロスを始める選手ばかりなのですが、2年間でTopレベルの動きができるようになるのは驚異的です。

●攻撃面での特徴は、高校生離れの強烈なショットを撃ちこめるエースがいながら、回りの選手が、その選手を追い越す動き、Off the ballの動きを理解している事。
●守備面では、ゾーンをあまり意識せず、個々の早い、速い寄せから2,3で相手の攻撃を封じる事ができる。

だと思います。

やはり、ボールを持たない選手の動きがもたらす攻撃の強さを見て下さい。

一方の

☆東京成徳大学中学校・高等学校 BRAVE YOUTH (東京都北区)
東京都北区にある、中高一貫の私立校。中学は480名弱、高校が1,300名規模の学校で(男女の比率は不明です)中学からラクロスを始める選手も
います。しかし、高校からラクロスを始める選手も多く、経験者も含めた育成力は確実なプログラムがありそうです。

東京成徳ラクロス部は、長きに渡り全国の中高生ラクロスを牽引されてきた存在ですが、やはり同様に全国トップレベルの女子バスケットボール部も存在しているので特別なラクロス優遇制度があるわけではないようです。

ちなみに、学校のHPのクラブ活動ページ(下記)にアクセスをすると
http://www.tokyoseitoku.jp/js/campus_life/club_activities/

ラクロス部が目に飛び込んできます。嬉しいですね。
従って、中学生を含む選手はかなりの数になっています。

チームの特徴は
☆彡ラクロスというスポーツの理解度が高く、戦術面での理解も中高生では最も高いレベルにある。という事でしょう。

●攻撃面
戦術面の理解が高く、個の力でも高校レベルをはるかに超えた選手を使った多彩な攻撃は大学の2部レベルでは収まらない物だと思われます。
加えて、状況に応じた戦術を駆使する、コーチ陣の経験も戦力となり、チームを高いレベルに進化させています。ミスも少ないチームです。

●守備面
高校では珍しく、明確なゾーンディフェンスをとっています。ただ、このゾーンも明確な型を決めるのではなく、状況に応じた変化対応ができる事が大きな特徴です。加えて、長身で攻撃的なゴーリーは既に大学の1部レベルにあると思います。

このような力のある両チームの戦いは、ともにエースとなる存在を有しながらも確実な対応力とグラボを含めた寄せの1歩踏み込める力から、それほど多くの点を取り合う

試合にはなりそうもありません。ドローもどちらかが圧倒する形にはならないと思われます。

東高の攻撃力が最後の防波堤となる成徳校のゴーリーをどのように打ち破るのかは特に見どころとなります。

決勝戦は 6月23日(土) 14時半 ドロー  @駒沢オリンピック公園第1球技場
この会場は、人工芝が短く砂をまかれた状態のオムニコートとなっていて、中高生選手にとっては初めてのプレー環境となるはずです。意外になれない環境での予期せぬ出来事が明暗を分ける事になるかもしれません。
なお、当日13時から 3位決定戦 埼玉県立伊奈学園総合高校 vs 日本大学中学高校の試合も行われます。決勝進出の2校には敗れましたが、やはり超高校級のチームの戦いは、組織の強さの伊奈と個の強さの日大というタイプの異なるチームの戦いになります。
スピーディーな展開からの点の取り合いになるかもしれません。

この2試合とも非常に高いレベルの試合になります。関東の中高生の皆さんが集まりますが、どこが違うのかを見て、考えて、吸収して下さい。

そして、大学生の新人さんにも見ていただきたい試合です。まずは自分たちが目指す物がそこにあります。
そして、ラクロス協会の皆さんも来年のU19世界大会の為にも高校ラクロスのTopレベルの力を見ていただきと思っています。

ちょっとマニアなお話プラス

高校ラクロスの様相が変わるのか?

横浜東高校は2年前にそれまで長くラクロス部を指導されてきた末X先生が、他の高校に移動され、若い指導者に変わられました。今年の3年生がそのカリスマ指導者の最後の教え子になるわけですが、秋からの新チームは後継の指導者の元で育った初のチームになります。
今年の新入部員がやや少なかった事も含め、East Girlsの進化の方向が変わるのかもしれません。

後継指導者もラクロスの経験が豊富な方ですから、新しい方向性が出て来るかもしれません。
秋のシーズンが待ち遠しい。

東京成徳中高の富X先生は、イムズと言われるほどのカリスマですが、今年春から、若いが経験豊富で日本を代表する女子プレーヤーが指導者に加わり、メインの指導を引き継がれているようです。富Xイムズをベースに、こちらも新しいラクロスが展開され始めるのかも知れません。

今までも高校ラクロス界に新しい物を提起されてきたのが東京成徳さんですから、今後どのようなラクロスを展開されるのか、注目して下さい。

ラクロス って面白い。

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設立:2016年8月|ミッション:ラクロスに関わる人に有益な情報を届け続ける|ビジョン:ラクロスの人ってかっこいい|編集長:小野寺ひより

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