decoding

【こぶ平レポート】大学ラクロス開幕時予想

ラクロスファンの皆さん、ついに各地で学生リーグラクロスが始まり、11日には関西地区、関東地区でもシーズンInとなります。

もしかしたら、このコラムを見られる頃には 関西地区の開幕戦(女子は同志社 対 関西;昨年の1位2位対決)や、関東の開幕戦(女子は 上智 対 玉川 3部注目戦、青山学院 対 東京農業 1部期待の戦い)は終わっているかもしれませんが、どの戦いも圧勝という事はなさそうです。

又、12日には北海道、東北地区でも開幕し全国でラクロスの試合が行われます。

なんて、素敵なシーズンだ!!!!

そして、先週開幕した九州では全開モードにはいるのでしょうか?そんな開幕戦を記念して、恒例の各地区の予想と注目校の紹介をしておきたいと思います。

北からいきましょう!!

北海道地区

【男子】北海道vs北海学園の構図は変わらないか?昨年リーグ1位ながらプレイオフで、1対6と抑え込まれた北海学園のリベンジに注目!
昨年上昇の気配を見せた、小樽商科の今年はどうなるか?

【女子】昨年も、得失点差+68と圧倒した北海道中心は変わらないか?昨年五分の星でシーズンを終えた、酪農学園はさらに上る事は可能なのか?

東北越後地区

【男子】ここ10年、東北、岩手、新潟で争う構図は変わらないが、昨年3地区戦を勝ち抜けた東北に対して、肉薄した新潟の戦いぶりに注目をしている。
ここ数年、3地区戦でも力を示す地区だけに、競い合って関西地区を破る力を示して欲しい所だ。

【女子】東北大学の力が抜けていた、ここ数年。宮城学院女子の復活に期待が集まる所、岩手大学が来るのか?1昨年上昇の気配を見せた、東北学院、福島は昨年厳しく、最下位、ブービーからの巻き返しを図って欲しい。

東海地区

【男子】ここ数年、名古屋 対 南山の対決モードが強い中、久々に名城大学が力強さを示した、昨年。全国大学選手権で関東地区代表と戦う力を示すのはどの大学か?

【女子】ここ数年は、南山 対 愛知教育の戦いの構図で、打倒関東の気持ちを前面に南山大学の強さが際立った数年だった。今年も全国強化指定選手も排出し関東の牙城に迫る力を魅せる南山の優位は動きそうにないと考えていたが、
今週の開幕戦で、愛知学院が南山を破るスタートを見せた。しかも12対2というスコアは波乱という言葉では表せないものとなった。
愛知教育を加えた3校の戦いに、他の大学が迫るものを魅せる可能性のあるこの地区から、プレーオフの最後まで目が離せない。
愛知学院大学記憶に留めておいて欲しい。

関西地区

【男子】久々に、京都大学が返ってきた1部。プレシーズンでは関西学院が勝ち切ってリーグ優勝候補に挙がっているが、7月7日の対 早稲田大学戦大差で敗れた形を見ると、これまで同様、地区での混戦模様で盛り上がるも日本一を目指す
には物足りない形で終わるのではないかという危惧が残る。
注目は4年ぶりに1部に復帰した京都大学。出場停止から3部2部を駆け上がる中で入部した(即ち1部を知らない)選手で臨むリーグ戦は、初昇格のチーム同様なのかもしれないが、念願の1部で弾けるか楽しみ。さらに、昨年関西に新しい風を吹き込んだ、力強いラクロスを今年進化させているのか、立命館にも注目をしたい。

【女子】一昨年、日本一に輝いた関西の女子ラクロスだが、昨年は主役のはずの関西学院が、Final4敗退。関西学院女子の4年置き強さ説も出て来ているが、今年春からの情報では、同志社のリード感が強かった。プレシーズンでも強かった同志社だが、同立(立教)戦では完敗。男子同様関東との日本一争いに危機感を抱くべき様相にある。関西学院はシーズン中から進化する術を知り尽くしたチームだが、関東のチームも同様に進化を果たす中で、巻き返す戦いができるのか?それには1部での拮抗した戦いが必要となる。
むしろ、注目は公立大学としては初めて1部残留を成し遂げた大阪教育チームではないか?昨年関西学院と引き分け、優勝した同志社と10対11の激闘を繰り広げたチームが今年進化を遂げていれば台風の目となる。注目の初戦は8月12日@大阪経済大学 vs近畿大学

中四国地区

まず初めに、大雨の被害からの復興が進まないままでの開幕に不安も残っておられるとは思いますが、始まったからには全力で、地域を明るくするようなラクロスを展開して下さい。

【男子】中国地区で岡山に対抗するチームが出てこないのか? 昨年久々に復活を見せた川崎医療福祉の今年に注目したいのですが、とにかく、昨年はプレーオフも含め全ての試合で10点差以上を付けて勝ち続けた岡山も、3地区戦を勝ち切る事が叶わなかったという事実。四国の徳島を含め、覚悟の進化を魅せてくれるか?

【女子】実は岡山の強さは女子でも際立ち、昨年は中国地区では全試合20点差以上で勝ち、プレーオフ決勝でも15点差を付けて勝ち切った。しかし、その強さと、覚悟を持って臨んだ3地区戦も福岡に打ち負かされた。接戦を通じて得られる困難な時の突破力は現状では中々チームに備わりにくいのが現状だ。
今季、拮抗した力を示すチームは現れるのか、中四国地区全体の課題なのかもしれない。

九州地区

 先週8月4日に開幕した九州地区、男女とも戦国時代の夜明けを思わせる展開になった。

【男子】昨季地区戦を圧倒した九州中心の図式は変わらない模様だが、昨年九州、西南学院、福岡の3強に割って入った北九州市立の進化が進み、開幕戦西南学院に7対6と勝利し続く中村学園戦も勝ち切って、一躍リーグの主役にならんばかりの活躍。
今年から5チームの1部は2回戦を戦うチャンピオンリーグ形式。2回戦でも進化をみせるか注目です。なお、北九州市立大学男子が西南学院を破ったのは20年ぶりだそうです。

18日の対 九州 には注目です。

【女子】 昨季、福岡が優勝、3地区も駆け上がり、北海道を破り関西代表の関西学院に肉薄したように、九州地区女子ラクロスの地域としての進化は加速している様子。昨年、復活プレーオフで西南学院を破った中村学園、強化選手に2名を輩出する福岡教育に福岡女学院を含めた5大学が引っ張りながら、各チームのレベルが上がってきている好環境にあると言える。

そして、開幕戦中村学園が西南学園を15対9と破り主役にならんとしている。そして筑紫女学園大学も、16対3と西南学院を破る快挙で上位を目指す力を示した。これこそが、他の3地区にない拮抗の力に繋がる。
福岡の登場は18日、今年の九州地区女子は目が離せない試合が続く。

最後は関東地区ですが、長くなりそうなので、次回にしますが

11日の 3部 上智vs玉川 は玉川有利、 青山学院vs東京農業 青山学院有利 という予想です。

8月10日(金)17時 発行 

******************************
ラクロスを見続けて10年目。大学ラクロスの進化に驚きながら女子ラクロスのキラキラと頑張りに力を貰っているオヤジーレです。
ラクロスの色々な事をお伝えできるように、毎日情報を集めています。皆さんからの情報をお待ちしています。
******************************

関連記事