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【こぶ平レポート】クライマックスシリーズ②|関西・東海地区学生リーグファイナル考察

全日本大会へ向かう戦い、今週末学生リーグ2地区の決勝が開催されました。
第10回全日本学生選手権に向かう東海学生リーグ関西学生リーグの勝手な予想をしましたが、結果の考察をします。
先週の予想は勝敗的には、東海2勝、関西2勝というところでしょうか?

関西地区

決勝戦 11月3日(土)ヤンマーフィールド長居(有料) 10時フェイスオフ

◉今年、女子で初のファイナル4進出校が出た関西地区 

<男子ラクロス> 
 リーグ戦3位 京都大学 vs 神戸大学 リーグ戦4位

京都・神戸の定期戦、リーグ戦とも1部復帰の京都が神戸を破っているが神戸の準決勝でのパフォーマンスを聞いた所で接戦予想をした。
(リーグ戦の結果からは、両校の得点力、守備力は互角と見るのが妥当だろう。従って勝負の帰趨はゴーリーのスーパーセーブが出たり、雰囲気に呑まれてミスが多発する等の要因で決まる事になる。)
予想は難しいが、 7対7からの サドゥン・ヴィクトリーで 京都が勝つ方がドラマチックかな?)

実際にはフェイスオフリスタートからの速攻1分で、京都が先制。逆に神戸にはストーリングが出される形で、京都のモチベーションの高さが1Qから出た展開で8分12分に追加点16分に神戸が1点を返すもフェイスオフを制圧した京都の攻撃は弛まず、1Q3対1と早々に優位を築いた。

2Qは神戸も盛り返し一進一退も京都のディフェンスは崩れず16分に挙げた1点と合わせ4対1で前半終了と、関西特有の「守り勝つ」の雰囲気は伝わって来た。

しかし3Q開始とともに、拮抗が崩れ、3分の#11の得点を皮切りに#11、17のハットトリックなど一気に8対2と差を広げ、4Qも4対3と打ち合いを制し、12対5と京都が苦節4年の雄伏からの完全復活を完勝で遂げた。(#17庄選手5得点、#11川本選手3得点、#2島選手2得点)

神戸は、フェイスオフの劣勢からゲームマネージメントが崩れ流れを持って来ることが最後までできなかった。

予想以上の完勝に京都の復活のイメージはできたが、画像で見た限り個々のショットの強さに関しては今年も関東に比べると弱さを感じた。ただこれは。結局合い見えない事にはわからないので、ここは京都大学の復活に拍手を送りたいと思う。

テレビ中継に関しては画期的な事で、是非つつけば良いと思うが、やはりショットやパスの追い方を見ているとラクロスの展開を理解されていない感は禁じ得なかった。

  

<女子ラクロス>
予想は 11対6 関西学院の勝利 としたが、結果は8対4前半からポゼッションを取り合う中で、走り勝つ局面が多く、関西学院がしっかりとしたゲームプランで中盤も制して前半を5対1 でクリアすると、後半の同志社の反撃も#55脇田選手のショットにより追い上げを許さずしっかりと勝ち切る結果となった。#55脇田選手の3ゴール1アシスト以上の働きは出色だが、それを止められなかった、同志社に守備の強化は不可欠なものとなった。

来期10人制になった時に、この形であればもっと危うい場面が増えて来る。いかに組織として攻守の機会を作るか同志社にとって課題の多いゲームとなった。

関西学院は、ここから進化する術を知っている訳で、これから戦う全国大会において3年前のチームを越えてくるのか楽しみにしたい。

東海地区

11月3日(土) パロマ瑞穂北陸上競技場   

<男子ラクロス>
リーグ戦1位 名城大学 vs 名古屋大学 リーグ戦2位

「予想は難しいが、決勝では名城が10点を取るのは難しいと見て 8対6 名古屋の勝利」としたが結果は7対4.予想以上に名古屋のディフェンスがしっかり食い止めたと言えるが、3Qまで名城大学が4対3とリードしていたことを考えると、名城のディフェンスも拮抗をしていたが、久々のファイナル4となった名城に対し、経験において1日の長があった名古屋。同点にしてから畳みかける攻撃は見事だった
と思われる。

名城大学の復活は、関西地区の京都大学同様とはならなかったが、次年度に更に攻撃的なラクロスで完全復活を期待したい。

<女子ラクロス>
 リーグ戦1位 愛知学院大学 vs 金城学院大学 リーグ戦3位

この戦いは、以前から指摘しているが、2012年以来の戦いとなり、リベンジに燃える愛知学院に2012年以来の全国に懸ける金城学院が挑む形になる。
最終的には平均失点3点の愛知学院が、ミスに左右されにくい試合をできると考え、5対3で 愛知学院の勝利を予想したが
結果は、8対4 リーグ戦以上に愛知学院の攻撃が進化した試合となった。
詳細には、前半3対2と金城学院が食い下がる形で終了したが、ポゼッションは愛知学院が有利を取っていた。後半開始早々
愛知学院のブレイクが立て続けに決まり、優位をさらに強くしてゲームをコントロールしたと見えた。
昨年からAチームで経験した力を出せた愛知学院が1994年1995年と連覇して以来の優勝を飾り初の全日本大学選手権に駒を進め、11月17日に関東代表と決勝進出を賭けて、地元名古屋で戦う事になった。

負けた金城学院は、2012年以来の復活はならなかったが、来年の完全復活に向け攻撃の強化が求められる。

次回は、少し前に行われたクラブ選手権1回戦の模様と、Teen’sラクロスの模様をReportします。

Enjoy Lacrosse

こぶ平

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