【こぶ平レポート】クライマックスシリーズ17|全日本クラブラクロス選手権準決勝考察

ラクロス、クライマックスシリーズ。全国大会クラブ選手権の準決勝が行われました。
今回は、観戦をしていません。事前事後の情報からの考察という名の妄想になるかもしれませんが、お付き合いください。


第20回全本クラブラクロス選手権  準決勝  @千葉県フクダ電子フィールド

女子ラクロス:FUSION(東日本総合2位) vs MISTRAL(東日本総合3位) 

2007年以前はMISTRALがWISTERIAから時代を引き継いだが、2008年FUSIONが初優勝を飾ると以降リーグ戦では名勝負を繰り広げてきた両チームだが、クラブ選手権で顔を合わせるのは意外にも初めての事となる。それまでも顔を合わせそうだったが、数年前まではFUSIONのNLC SCHERZOの壁伝説等で、顔を合わすことはなかった。

リーグ戦では、今年 10対7 FUSIONの勝利。過去の対戦一覧は以下

2017年
リーグ戦 : 対5 MISTRAL 勝利
プレーオフ : 5対4   FUSION勝利
優勝 : NeO

2016年
リーグ戦 : 7対5 MISTRAL 勝利
プレーオフ : 5対4   FUSION勝利
優勝 : NeO

2015年
リーグ戦 : 10対7 FUSION 勝利
優勝 : FUSION

2014年
リーグ戦 : 9対5  FUSION 勝利
優勝 : CHEL

2013年
リーグ戦 : 7対4 MISTRAL 勝利
プレーオフ : 10対4 MISTRAL勝利
優勝 : MISTRAL

2012年
リーグ戦 : 9対7 FUSION 勝利
プレーオフ : 8対7   MISTRAL勝利
優勝 : MISTRAL

2011年
リーグ戦 : 9対9  引き分け
優勝 : FUSION

2010年
リーグ戦 : 7対6 FUSION 勝利
優勝 : MISTRAL

2009年
リーグ戦 : 10対2 MISTRAL 勝利
優勝 : CHEL

2008年
リーグ戦 : 11対6 MISTRAL 勝利
プレーオフ : 8対4    FUSION勝利
優勝 : Sibylla

2007年
リーグ戦 : 11対7 MISTRAL 勝利
優勝 : MISTRAL

2006年
リーグ戦 : 8対7 MISTRAL 勝利
優勝 : MISTRAL

リーグ戦 7勝4敗1引き分け MISTRALが勝ち越し  プレーオフ   3勝2敗  FUSION 勝ち越し
しかし、2016年以降はFUSIONがプレーオフで勝ち切っている為、5年間MISTRALはFUSIONが天敵のように立ちはだかったイメージを持っていたと考えられる。
両チームタレントは豊富。しかし、その中身はかなり違った。今季メンバー増加が少なかったFUSIONに対しこの試合前には16人も新人が入った(MGさんも含めて)チームであったMISTRAL。熟成感においても、直前のUSプロとの戦いで5得点を稼いだ10番高橋選手が絶好調ぶりにおいてもFUSION有利の情報の中MISTRALがこの天敵との戦いに勝つために一つになって戦う時が来た。
戦前の私の予想は「予想なんて無理だが、 敢ての8対8 同点延長から 最初の攻撃をゴーリーが止めたチームの勝ちと予想する。」

ポイントは、MISTRALのミスがなくなっているか?ショットの決定力が高まっているのか?
両チームゴーリーも優れているが、FUSION岩田選手の声の指示が勝負を決めているケースも
多い。MISTRALの高橋選手も負けない声で、FUSIONの攻撃に備えさせれば、MISTRALの力も
高いだけに、見ごたえのあるゲームになる事は間違いない。
だった。

!!試合が始まった。

試合が始まると、全く異なる逆の展開となったようだ。

まったく、逆というのは、新人が多いMISTRALはリーグ戦中、パスミスが多く、チームの熟成感がまだ足りないボジョレーヌーボー的なチームであったが、この試合は互いの戦術理解が進み破綻の起きないチームとなり、タレントがその才能を思う存分発揮できるようになったのに対して、熟成感が出て、タレントの力も発揮されてリーグ戦1位を取ったFUSIONがその熟成感からほど遠い、繋がらない(まとまらない)試合をするチームになったという事だ。
予兆はあったようだ、直前ミニ合宿的な形は両チーム取れたようだが、FUSIONは練習試合でやはり、ボール持ちの長い試合をしたという話(後日聞いたことだが)。タレンティブにボール離れの良いゲームで発揮できるセンターの強みを、ポイントゲッターになりそうな選手がボールを持ち過ぎる事によりマークを絞られ、チェックアウト。
テンポも生まれない事があったようだ。
そこからの修正がされないまま?もしくは、チームの中で共有され方が‘不十分なまま試合に入ったとしか考えられない。

結果は 9対2(前半6対1)

シーズン後半の状況で、これだけの差が付いた両チームの試合は、ちょうど状況がまったく逆だった、選手が入れ替わった若いチームで戦ったFUSIONが苦しんだ2010年のリーグ戦以来の事だろう。予想外の結果ではあった。

このように、現代ラクロスのTopレベルとなると、ボール保持の時間というのはリスキーな時間だという意識を持つ必要があるのではないか?

これからの、Topの試合で検証したい。



男子ラクロス:Stealers(東日本2位)vs ADVANCE-HANGLOOSE
予想はこうだった。

「クラブリーグプレーオフ(10対9)以上に激しい戦いとなり、10対10からのサドゥン・ヴィクトリーとなる。
どっちが勝つかは、女神に知り合いが居るかどうかだ。」

結果は 10対7

この試合もプレーオフ同様の展開となったが、その経験を踏まえたStealersの4Qでの踏ん張りが効き逃げ切った形となった。この試合でもプレーオフで覚醒したStealersの9番鈴木伸吾選手が2点。Advanceもプレーオフで復活を示した8番ベテランの島袋選手が得点し、この試合が日本での最後の試合となった29番杉原暉徳選手が決めたブレイクは認められたようだ。

ADVANCEの復活は来年へと持ち越されたが、新旧の融合が進み、得点パターンが増えて来ると楽しみが増える。課題は杉原選手のいなくなった、フェイスオフにある。

第20回全本クラブラクロス選手権  準決勝  @ヤンマーフィールド長居

女子ラクロス : NeO(東日本1位)vs NLC SCHERZO(関西1位)

この試合は、昨年までであれば、好敵手同士の何が起こってもおかしくはないゲームと言えたが、今年NLC SCHERZOはマイスター 10番 井倉選手が引退をするなどかなりの若返りを見せた形となり、どのように変質するのか、別の意味で注目を集めた試合となった。
NLC SCHERZOは、関西では絶対的存在であり続けたが、東日本3強で磨かれたディフェンスを破れるのか?又NeOの変幻自在の攻撃に抗し得るのかがポイントだったが、結果は    2対9
前半こそ、0対3と踏みとどまり、後半の開始早々には点を奪うと 2対4まで迫ったが、ったが、NeOのアタック陣5人で5点を上げるパフォーマンスで突き放された形になったようだ。
このNeOの勝利を余裕と見るのかどうかだが、前半の立ち上がりでの得点から、試合を動かせなかった理由は知れないがそこでの失点があった時にどのように試合を立て直すのか?立て直した結果が後半15分なのか?
まだ、絶対的な強さを見せたとは言い切れない。
リーグ戦プレーオフの2試合のパフォーマンスが良かっただけに、遠征故の苦しみだったのかは、12月1日に判明する。

NLC SCHERZOについては、来年10人制になった時には3Q、4Qが苦しくなりそうだ。絶対的な層の厚さを目指して、新しい戦力を増やすことが、「永遠の課題」とはせず、近々の大きな課題として関西のクラブ全体で新歓に取り組んでいただきたいと 願うより他ないのだろうか?
クラブラクロスの楽しさを、もっともっと発信して人材を発掘して欲しい。

男子ラクロス:ACL(関西1位) vs FALCONS(東日本1位)

予想は「1回戦のACLの試合を見る限りその差(注;過去の試合接戦)を逆転する力は足りないとみる。ただ、東京に来なかった切り札があったりすると、又面白い展開になる事が予想される。
それでも今年は  14対7 でFALCONSの勝利を予想する。 」だった。
そして、ACLに新戦力はいなかった。
結果は 19:4  FALCONS 10名の得点者が出たが、今までと変わった名前が少なかったというのもFALCONSの完成度を表す事象に過ぎなかった。
関西のクラブラクロスシーンは、今変曲点を迎えているのだろうか?NLC HORNETZ の復活が本物なのかも含め来期の反攻に期待したい。

全日本クラブ選手権 決勝戦は
女子ラクロス:3年連続の NeO 対 久々のMISTRAL
男子ラクロス:絶対王者 FALCONS 対 Stealers  となった。

戦いの、予想、見どころは別途書きます。

Enjoy Lacrosse!

Lacrosse makes friends and players.

こぶ平


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編集長LACROSSE PLUS
設立:2016年8月|ミッション:ラクロスに関わる人に有益な情報を届け続ける|ビジョン:ラクロスの人ってかっこいい|編集長:小野寺ひより

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