【こぶ平レポート】クライマックスシリーズ25|全日本クラブ選手権女子決勝を見た!

(レポート:こぶ平、写真:Akie Umeda)

10日前に全日本大学選手権の決勝が終わったので、何かラクロス終了感が漂っていそうな12月。全日本選手権に向けて、全日本クラブ選手権の決勝戦が、東京駒沢オリンピック公園第1球技場で行われました。

全日本選手権への出場権を獲得しているチーム同士の戦いとなる為、勝負に拘る戦いではなく毎年、両チームが魅せたいラクロスをぶつけ合う、面白いラクロスのShow Caseとなるのがこの、クラブ選手権決勝です。

そして、今年も面白いラクロスが展開されました。

女子ラクロス全日本クラブ選手権決勝





3年連続優勝を狙う NeO 対 MISTRAL 2013年以来の優勝を狙う(最多優勝チーム)両者の対決は、今シーズン1勝1敗。過去リーグ戦はNeOが3戦3勝。プレーオフでは不思議と出会っていなかった両チームが、今年決勝という場で激突することになった。

私の予想は 8対8からのサドゥン・ヴィクトリー だった。

東日本で2番目に若い、結成5年目のNeO対 第1回から優勝を争い7回の優勝を誇るMISTRALの対戦は、実は熟成されたビンテージワインのNeO対 ボジョレーヌーボーのMISTRALの対戦という逆の戦いの図式であった。

実際、それぞれの特徴が味わいであり、繰り広げられるラクロスは速い動きの応酬になると予想した訳だが、結果は9対4でNeOが勝利した。

<試合経過>
開始ドローはNeO 41番岩井選手 MISTRAL6番鷲山選手の 上げ合いからMISTRALが制するも直ぐにNeOのオールコートプレスで追い込まれたMISTRALクリアできず、NeOがポゼッションを取る形になり、この試合の進行のスタイルが決まった。

フリーシュートは2番枠外に外すもNeOがMISTRALゴール前でボールを早く動かし、要所をランで隙を付きMISTRALの守備態勢を崩していく王道の攻めから、17番のサイドからのスワーブ、ステップでフリーを取り、ゴーリーの股間を鮮やかに抜いて先制点を取ったのが4分。

返し、ドローからパスでクリアからフリーシュートを6番が上へ外すも、チェイス繋いだMISTRAL24番ゴール横0度から発動したまくり、大きくスワーブしながらセンターでカットイン。ドッジで交わしてフリーランシュートを決めて直ぐに追いつく展開は接戦の予感を裏付ける開始5分。

しかし、ここからNeOのプレスが強さを増し、MISTRALも激しいチェックで対応、パスでクリアの道を見つけるも、ゴール前ディフェンスも強くポゼッションをNeOが占める割合が高まり、前半15分までに3対1とリードを広げた。

ここから、MISTRALもタイムアウトで流れを切りに行く。そして、NeOがゴール前で展開するところ38番のパスカットからのカウンター速攻でNeOゴールに迫り、42番のフリーシュート、0番の高さを生かしたショットで、3対3の同点に追いついたのが前半22分だった。ここまで、カウンター攻撃が繋がったMISTRALの速攻が活路となり、ドローから更に嵩にかかる。

しかし、MISTRAL3番のミドルショットをセーブしたゴーリーからの速攻返し、5番の鮮やかの裏まくりが決まり4対3と突き放したところで、前半の攻防が終わった。
オールコートプレスにカウンターの速攻で応じる、スリリングなラクロスに満員の会場も沸き上がった。

後半開始後も、激しい攻防が続いたが、徐々に消耗をしだしたMISTRALに対しゴール前での展開を速く、ワイドに進めたNeO、41番のステップに外され打ち抜かれるMISTRAL、その後も速い動きに付けずフリスぺを連発。イエローでマンアップの時間に77得意の高速ドライブでショットを決め6対3とした。

MISTRALここでもタイムアウトから立て直し。2番身長差20cmを埋める好チェックでターンオーバー25番へ速攻を繋ぐと、NeOゴーリーやむなく飛び出したが、これがゴーリーのフリスぺとなり、25番無人のゴールへフリーショットを決めて、迫る。

残り6分NeOのオールコートプレスを強めるNeOの運動量は、MISTRALを確実に追い込み、17番、6番、11番が確実に決めてFINISHした。

NeOが全日本選手権で、運動量に優る学生相手に、このオールコートプレスを通用させるかは定かではないが、昨年より、全員で作り出すハーモニックなラクロスは実に幅広いものだと言える。

MISTRALの堅守速攻は、有効性は高いが、パスが繋がらないときにどのような攻撃のパターンで、クリアできるのか。その辺りは、学生王者の関西学院戦で真価を問われる事になりそうだ。

NeOが全日本クラブ選手権3連覇を達成し、全日本選手権での優勝に向け力強さを見せつけた形だが、それに呼応して挑戦力を高めて来るであろう、全日本選手権の準決勝 対 慶應義塾大学戦は 楽な物にはならないはずだ。

第20回全日本クラブラクロス選手権 NeOがクラブをリードする図式が鮮明になった。他のチームの巻き返しが期待される。




【優勝・準優勝】    優勝        準優勝
☆女子ラクロス
1999年         WISTERIA  8 対 2 MISTRAL
2000年       MISTRAL  5 対 3 WISTERIA
2001年         WISTERIA  6 対 3 MISTRAL
2002年       WISTERIA ?? 対 ?? CHEL
2003年       Sibylla  5 対 4 MISTRAL
2004年       MISTRAL  7 対 5 WISTERIA
2005年       WISTERIA  8 対 5 CHEL
2006年         MISTRAL  7 対 4 Sibylla
2007年         MISTRAL  9 対 3 NLC SCHERZO
2008年       FUSION  5 対 3 Sibylla
2009年         Sibylla  7 対 5 CHEL
2010年       MISTRAL 10 対 5 Sibylla
2011年       FUSION  8 対 7 NLC SCHERZO(延長サドゥンヴィクトリー)
2012年       MISTRAL  8 対 7 NLC SCHERZO
2013年       MISTRAL 11 対 10 NLC SCHERZO(延長サドゥンヴィクトリー)
2014年       NLC SCHERZO 5 対 4 CHEL
2015年         FUSION  6 対 5 NLC SCHERZO
2016年       NeO  6 対 3 FUSION
2017年       NeO  6 対 5 FUSION
2018年          NeO  9 対 4 MISTRAL

男子レビューは次回

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こぶ平



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編集長LACROSSE PLUS
設立:2016年8月|ミッション:ラクロスに関わる人に有益な情報を届け続ける|ビジョン:ラクロスの人ってかっこいい|編集長:小野寺ひより

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