【こぶ平レポート】クライマックスシリーズ26|全日本クラブ選手権男子決勝を見た!

ラクロス、クライマックスシリーズ クラブラクロス頂上決戦。

第20回全日本クラブ選手権決勝戦 男子レビュー





過去を振り返ると

【優勝・準優勝】    優勝        準優勝
☆男子
1999年        ADVANCE(現ADVANCE-HANGLOOSE) 8 対 6 VALENTIA
2000年        VALENTIA  7 対 3 東日本ラクロスクラブ  (現RAGGAMUFFINS)
2001年        VALENTIA 21 対 5 NLC HORNETZ
2002年        VALENTIA ?? 対 ?? NLC HORNETZ
2003年        DESAFIO  16 対 8 VALENTIA
2004年       VALENTIA  9 対 7 DESAFIO
2005年       DESAFIO  10 対 7 東日本ラクロスクラブ
2006年        VALENTIA 12 対 7 DESAFIO
2007年        VALENTIA 11 対 8 東日本ラクロスクラブ
2008年       FALCONS  8 対 7 RAGGAMUFFINS
2009年        VALENTIA  13 対 11 FALCONS
2010年       VALENTIA  17 対 6 FALCONS
2011年       FALCONS  19 対 10 DESAFIO
2012年       FALCONS  17 対 9 Stealers
2013年       FALCONS  23 対 5 ACL
2014年         FALCONS  10 対 7 ACL
2015年         FALCONS  12 対 5 Stealers
2016年       FALCONS  10 対 8 Stealers
2017年       FALCONS  11 対 9 Stealers
2018年         FALCONS    対   Stealers

2008年のFALCONSの優勝は、初のクラブ制覇もあり、勝ちにこだわった試合になったようですが、以来、クラブ選手権の優勝には大きな意義が見いだせていない感がある。勝ち負けに関わらず全日本選手権には参加が決まっているし、再び試合をする可能性が高いとなると、ここで全精力を使う事もないだろうと推測もできる。クラブ選手権のブランド価値が、高くない。優勝しても例えば、スポンサーが増える訳でもなく、優勝したが故に、クラブに入る選手の壁が高くなるイメージがもある。
(大学の場合、やはり大学へのアピール、大学のイメージアップ等勝つことのメリットは多いはず)

しかしながら、女子編でも述べたようにこの決勝戦では、勝敗に拘らない理想のラクロスのぶつけ合(主に攻め合うという、ラクロスの本貫を示し合うという意味で)える唯一の機会と捉える事もできるはずだ。
ラクロスの魅力を全て見せる事ができる最高の機会と捉えて、点を取るという試合を見せてくれたか?
クラブ選手権 男子をそんな切り口で詳しく見た。

★クライマックスシリーズコラム No.21でこのように書いた。

2010年頃からは、一方的な試合になる傾向が続いたが、ここ、2年ユニークな攻撃陣の進化で接戦に持ち込みつつあるStealersとFALCONSとの4年連続の決勝戦となり、接戦が期待される。
そして
今年WカップでTopグループに返り咲いた日本代表チームの中核もFALCONSとStealersが2分している事もあり、ハイテンポで点を取り合う、目を離せないゲームが予想される。
ただ、リーグ戦を見た限り、故障者も抱えるStealersがベストの状態ではなかったように見受けられた。

中略

Stealersとしては、フェイスオフで圧倒し、常に自分たちの仕掛けからゲームを動かしたいものだ。
それでも、50番MLLゴーリー岩本選手や26番安藤選手のスーパーセーブが救う場面が多くなれば、期待が膨らむ。リーグ戦プレーオフからクラブ選手権準決勝と得点を取る事に目覚めた、9番鈴木伸吾選手の勢いに注目したい。
予想的には アタックのシューターを1枚欠くStealersが苦しい試合を余儀なくされると見て15対8 FALCONSと見るが、Stealersのゴーリーの活躍で逆転も見えte
来る。
とにかく、攻守の切り替えも速い、最高のラクロスを楽しみたい。
だった。

試合が始まった。Stealersの強みの1つ。フェイスオフは#12田村統馬選手(法政大学卒)。US MLLへ挑戦した昨年、デンバーで強化されたフェイスオフは強力で、頭から優位を築いたのはStealersだったがFALCONSは中盤のハードディフェンスから速攻を封じ、ポゼッションを取り合う状態が続いた前半5分、FALCONSの魅力・強みの一つ44番松下 立選手の強烈なショットが左45度から放たれ、Stealersの強みの1つゴーリーの壁を打ち抜いた。
その後も1on1からの仕掛けでこじ開けた攻撃の窓から打ち込むFALCONSの攻撃が続き1Q10分で3対0という展開。
一方的な試合になるのかと思われた15分過ぎ、Stealers#66西山龍也選手のブレイクで得点を奪うと、フェイスオフの優位から速攻で決めるStealersのバリュープランが発動され、#22倉島康太選手の速攻もさく裂し2対3と追い上げる、ラクロスとしては1Qから点を取り合う、見る物に刺激的な出だしとなった。
その後もFALCONSの裏まくり(背番号不明#1と思われる)からのウルトラマンジャンプショットや、Stealersで今最も勢いの在る#9鈴木伸吾選手が盛大な応援を背に、ランドライブからのブレイクショットを決め、攻撃の魅力満載の1Qは4対3FALCONSリードで終了した。




Stealers 2QからMLLゴーリー#50を送り出しバリュープランの第2弾を発動したが、FALCONSのATもステージを上げ、右利きゴーリーの左下隅という一番届かない所へショットを撃ちこむ#44のショットなど(#1大場成浩選手、#7夏目聖矢選手)でリードを広げる展開に、#18佐保田裕介–#9継渉のLegend Lineまで見せつけ、8対3とするFALCONSのShowTimeとなった。 

3Qになると、Stealersの#8小林 潤選手の正面からのショット、#9番の2点目が引き金となり、最終兵器が差動。インサイドを付く#14池川 健選手の2得点が生まれ、3QはStealersの独壇場となった。

8対7で迎えた4Q、流れ的にはStealersに傾いたゲームも、FALCONSがこの試合初めてのインサイドアタックを仕掛けて、ゴール裏からのパスを5番石黒哲雄選手がダイレクトで決める。(このパス、裏から出したのは#0番砂川選手 LDFだったと見えたが、この辺の厚みがFALCONSらしい。)そして、今度は逆にゴール正面#1からの縦フィードで#90関根幹祐選手がLegend2ゴール。続きゴール横0度からの#1–#90も繋がりあっさりと勝ちを決めたかと思われた10分間のFALCONS タイムは圧巻だった。

しかし、ここから4Qの新たなドラマが始まる。
試合予想で注目していた、Stealersの絶好調男#9が3点目を上げると、#66が2点目を返し東海大学コンビで流れを引き戻すと、#14がLegend3弾(3点目)を決めたのが残り46秒。タイムアウトで戦術確認し、FOを#12田村選手が取り切ると、ポゼッションダウンボールも繋いで#14再び、左45度から渾身のサイドハンドショット、豪快に決めて(4点目)11対11に追いついたのが残り5秒。
FALCONSもタイムアウトから、FO取り切って、切り札#44へパス&ショットStealers ゴーリー#50 ナイスセーブ

で、4Q終了。11対11同点で、サドゥン・ヴィクトリーの舞台へとステージが展開される事となった。

延長サドゥン・ヴィクトリーは完全に、勢いで優るStealers有利と見られていた。
そして、フェイスオフ取り切ったStealers#12 前方への展開からポゼッション、ここから勢いの#9のブレイク?#14のLegend弾?でStealersが決める!!!

と思われた矢先、ゴール裏からの展開を狙った#14が痛恨のパスキャッチミスでOOB。ターンオーバーからFALCONS一気にStealersゴールへ!

FALCONSのポゼッションからの#90のショットはセーブされるも、グランドボール奪い合いのカオスからFALCONS#13 橋本立輝選手が スクープからのショットを決め Vゴール!!!

12対11でFALCONSが魅せる試合を制した。
点を取り合う、ラクロスらしい1っ戦は、「やはりラクロスって面白いよな!」と思わせてくれる試合となった。勝負に拘らない試合の妙を見た思いがした。

全日本選手権では、 FALCONSが12月9日に大阪で、京都大学と対戦する。

思い起こせば、昨年の12月、富士通スタジアム川崎で行われた、影の全日本選手権決勝と言われた試合があった。史上最強と言われながら、1部で、全日本選手権で戦う事を許されなかった京都大学がFALCONSに挑んだ試合である。打倒FALCONSのみを目標にして戦ってきた京都大学2017の果敢な挑戦は、FALCONSをして、「本気の本気で戦った」と言わしめた。
試合後、向き合った両チーム。FALCONSから送られた言葉は「来年、全日本選手権の場で会いましょう」

12月9日(日) 場所は ヤンマーフィールド長居 にて 実現する。
力の差云々ではない、魂のぶつかり合いになる。それもラクロス。    見逃すな!!

そして、「打倒クラブ」を正面から見据えて鍛え上げてきた早稲田大学とStealersが対戦するのは12月8日(土) 場所は東京駒沢オリンピック公園第1球技場 10時フェイスオフというクラブに取ってはつらい時間からの試合開始だが(10時開始の根拠が不明なんだなぁ)、早稲田大学の全霊の攻撃を、Stealersが受けに回ったら、厳しい結果になる。  楽しもう!!

Enjoy Lacrosse!

Lacrosse makes friends and players.

こぶ平




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編集長LACROSSE PLUS
設立:2016年8月|ミッション:ラクロスに関わる人に有益な情報を届け続ける|ビジョン:ラクロスの人ってかっこいい|編集長:小野寺ひより

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