【こぶ平レポート】New ERAシリーズ④女子U19世界選手権に向けて&関西ウインター

2019年が開けました。昨年末は、インフルエンザにかかるなど、個人的には不幸が重なり
2018年の振り返りもしないまま、年があけました。今年は特に女子の新世紀ラクロスに向け、盛り上がりが期待される年です。

2019年のこぶ平レポートは、新世紀ラクロスの象徴的エベント女子U-19世界選手権に向けた、情報の発信から始めます。

2018年の12月に始まった、U-19女子日本代表選出のトライアウトは関西1次選考で、東海地区1名(南山大学)を含む13名が2次選考へ臨んだ。
関東地区を含む、中国、東北、北海道地区100名程度の選手がフクダ電子スクェアに集まったのは12月23日。朝から組み分けされたメンバーによる試合形式の選考時間と、ブロックに分けて、ランパスシュートドリルをチェックされ、午前中で半分の50名程度に絞られた。
午後、さらに試合形式で各人4ゲームを色々な組み合わせでこなして、選ばれたのが、30名程度。
ゴーリー5名(1名ずつ高三、高二)に、高三 4名、高二 3名、中三 5名 を含み、フィールド
プレーヤーの大学生は12,3人(岡山大学、広島大学が各1名)が2次予選に臨むことになったのだが、二次予選には自薦の参加も認められ、今回認められなかった人材も復活、再評価の道は残された形となった。

さて、このU-19の代表に求められる素養は何か?
Openingでの首脳陣の話等から、大前提として「日本が初めて、世界大会でメダルを取りに行きたい。」
その為の素養をもった選手を見出したいというように受け取れたのだが。

そこから、具体的な評価基準が示された訳ではなさそうだが、二次選考時には背筋力を測定すると伝えられたり、関東でも1次選考の最後に1500m走のタイムを測られたりしたところから、やはり体力というのが一つのKeyWordである事は見て取れる。
そして、1月6日の二次選考時には、自薦と、関西東海地区候補を含め再び50名程の選手が集合した。
1月6日午前中は、座学。10人制ラクロスのプレーの特徴や、ルールの確認。代表選手に求められる事がシェアされたはずである。

午後は4チームぐらいに分かれ、ゲーム形式の形で選考が進んだ。

最後に、コーチ陣から、世界大会でメダルを取る事を目標に据え、その為の選手選考が行われる事が再度確認され、さらに走力の必要性を改めて述べられたのは印象的だった。

U19世界選手権は、女子10人で行われる初の国際公式試合となるため、ベンチ18名交代要員4名程度が最終的に選考される予定だ。

ただ、首脳陣からは、1年生大会の最後の場 あすなろカップや U18の全国大会(3月に実施される)でのパフォーマンスも選考の対象になるので、最終決定はやはり6月の国際交流試合辺りになるように思われる。

今回の選考会を見ていて感じた事は
1)選考条件の具体性が不足している
2)選考会そのものの準備が不足している
3)時期的には、ギリギリのタイミングになったが、大学からラクロスを始めた選手の中から有望な選手が選べるタイミングとしては容認できる時期だった。

1)については候補選手に対して
「アメリカのラクロスの動画を見て日本との違いについてまとめてくる」という課題も出されたことからも、世界で戦う選手への意識付けを目指した部分は評価できるが、トライアウトの中で、背筋力を求めた理由や、走力を求めるという時に、どういう走力を求めるのかという説明があった方が良かったと思う。
1500mの走力なのか? 100mのシャトルランの距離なのか? 50m走のタイムなのか? その具体的な要求により、選手の質は全く違った物になるはずだから。
それが、ポジション別に必要な要素が決まっているなら、それは最初に提示しておくのが新しい選考方法だと考えている。
又、スキルに関しても選考の基準が示されてもいいのではないか?実戦で見ればわかるという事もあるが、10人制で実施されるゲームの基準に達していないところで、発揮される能力が正しいとは思えない。最低限パスは40m投げられる。11mエリアからのショット能力(速度)等々は確実にクリアすべきポイントだと考える。

2) については
関東の1次選考会には、参加を求められた選手に連絡が届いていないとか、集合時間に関しても最新情報が届いていない事があった。
関西の1次選考会に通ったものに対して、2次選考会で背筋力の測定をする事が伝えられていなかったりした事は、このトライアウトの意義が候補者にしっかりと伝わっていたとは考えにくい状況であった。

3)については
個人的には、各国と比べて選考時期が遅いと感じていたが、日本の特殊な状況を考えるとこの時期が正しい時期なのだろうと納得はできる部分はある。(ただ、ウィンターステージやリーグ戦を経ると、1年生の有望な選手が怪我に見舞われる事もあるので最適とは言いにくい)
私の、選考基準は以下の2点(ゴーリーも含む)

1)パスの距離(コントロールは後でも付く)50m以上(逆サイドに投げられる)
2)15m走のタイムと15m10回シャトルの3分インターバル10回のトータル時間

特に2)に関しては、15m以上のランを仕掛けるなら、30mのパスを速く出す事。むしろ15m行っては、戻される。
攻撃、守備の反復の体力と、瞬発力の持続がボールゲームでは重要だからである。

実際15m以内の反復走の回数を見ると、MFで1試合70から80回以上である事に気づくはずだ。ゴーリーも11mエリア内をカバーしなければならない10人制のラクロスの場合、チェイスを含めて数十回の10m走の反復がある。これは1500m走の体力ではない。15m走100回の体力を求めるという事になる。

新しい10人制のラクロスに求められる物については、オイオイ語っていく事になるが、1月6日に別途に行われた、女子の選抜チームと男子の選抜チームとの試合では、パスを出すタイミングや、パスの距離、精度がポイントとなり、体力以前の問題が露出していた。

海外のラクロスの動画を見て、どこがポイントなのか、選考された選手の皆さんにはシェアされるだろうけれど、それは女子に共通のポイントだと思われるので、是非協会のWeb等で公開される事が望まれる。

いづれにしても1月19日には、U19代表候補が招集される訳で、又その練習は公開される。是非、プレシーズンの練習の一環として、特に下部の学校は代表練習を見学すべきだと考える。上位のチームに対するブレークスルーが見つかるはずだ。

1月19日(土)午後から 駒沢オリンピック公園補助球技場 で実施される。

次に、U19代表選考に臨んだ関西地区の選手が所属する学生リーグのウィンターステージが12月23日大阪舞洲で実施された。

結果は、Teen’s経験者の実力も高かった、同志社大学が圧倒する形で終わった。
得点30点中20点近くをたたき出した、ゆずな選手が(横浜東高校)MVPとなり、U19代表候補にも選出されている。
実際、1月6日のU19代表トライアウトに参加した関西東海地区候補者13人中5人が同志社大学、4人が同志社高校生(昨年の高校ラクロス日本一経験者)となっている。
そして、候補者に名を連ねた岡山大学の選手がバスケット出身はアルアルだが、広島大学の選手は水球出身という。これは体力的には最も優れていてもおかしくない。実際身体能力的には優れていそうだった。
注目している。

そして、背筋力の測定結果だが、 東京成徳高校3年ゴーリーのリコさんが134kgでトップ。高校3年のベストシューター横浜市立東高校のミホ選手が108kg、その他体育大学系の選手でオーバー110㎏という結果だった。
背筋力に関しては、測定時の怪我の問題もあり平成11年以降日本の健康測定から消えているのだが、平成
10年の記録を見ると18歳女子の平均で75kgである。
中には、この平均値に達していない選手もいたのではないか?走る姿勢の維持という見地からも背筋の強化は必要だと思われるので、安全に強化する事を前向きに考えて下さい。ネットで色々な方法が報告されている。

例えば
http://graciatime.web.fc2.com/

最後に関西地区学生ウィンターステージ男子の結果をレポートしておく。

女子にも言える事なのだが、公立大学の健闘が目につく。そして、それはリーグ戦にも反映されている。

関東地区以外の特徴だと言える。
さて、次は2018年のReview。その次は新世紀女子ラクロスのルール確認にと戦術の変化について。
となる予定です。

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編集長LACROSSE PLUS
設立:2016年8月|ミッション:ラクロスに関わる人に有益な情報を届け続ける|ビジョン:ラクロスの人ってかっこいい|編集長:小野寺ひより

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