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【男子ラクロス|関西Bリーグ】FINAL4に向けて|対談①~立命館大学~

今回のラクプラは特別編でお届けします!

関西Bリーグの運営者がBリーグFINAL4を迎えるチームにインタビュー!
トップチームが活躍しているラクロス協会主催のリーグだけではなく、Bチームで活躍している選手はどんな選手なのかを今回は皆様にご紹介します。

<対談取材を受けてくださった選手DATA>
内藤勢也(4回生/G/BCチームリーダー)
加藤佑真(2回生/LG/BCチームDFリーダー)

チーム紹介|立命館大学

立命館大学ではABCチームまであり、その上下の入れ替えは、コーチやOF/DFリーダー(学生)が話し合った上、決定する。
Aチームには選手が25人、BCチームには20人ほどの選手が所属している。Bチームには社会人コーチが3人ついている。

昨シーズンのBチームの目標は、Bリーグを全力で勝ちにいくことでありメンバーも絞りつつやっていたが、今シーズンは勝つことだけでなく、Bリーグをスキルアップ&やスキルのアピールの場とし、Bリーグでの試合経験を活かしてAチームに上がることを第一の目的としている。
立命館大学男子ラクロス部全体としての理念は「人間的成長」。また今シーズンのスローガンは、「闘」であるという。相手チームと闘うことはもちろんであるが、しんどい時にそれを表に出さず、同様に辛い状況にある周りを鼓舞しながら弱さを乗り越えていくという自分自身との闘いという意味も込められている。

インタビュー

☆(内藤選手へ)ラクロス選手としてどういう選手でありたいですか?
内:やっぱりAチームで出場して、関西制覇した瞬間にグラウンドにいたいというイメージはいつも持っています。

☆BCチームのリーダーとして、どんなリーダーでありたいですか?
内:僕は言葉巧みに言えるタイプとかではないですけど、必死さだったり諦めずAチームに上がろうとする向上心だったりを見せて、周りに自分もやらなきゃと気づいてもらえるような選手ですかね。

☆選手として、リーダーとして、チームにとってどういう人でありたいですか?
内:立命っていうチームが、ラクロスだけじゃなくて社会に出ても通用する人になるために、プレー以外の面で当たり前の部分を当たり前にしようと言っているチームなので、それを体現したいです。
例えば「ジョグイン・ジョグバック」。Gをやっているので、反省していた場所からゴールまで誰よりも早くダッシュで走るのを意識しています。そういうところから、チームの方針を体現した人になりたいなと思っています。それを見て周りにも気づかせられる人でありたいなと。

☆それができるモチベーションは何ですか?
内:後輩やチームが好きだからですかね。自分も先輩方に色々なことを伝えてもらってきたし、自分はいじられキャラでもあって(笑)、慕ってくれる後輩もいるのでそれに応えたいというのがモチベーションになっている部分はあります。

☆続いて加藤選手は、どんな選手でありたいか、または目標を教えてください!
加:自分の頭の中で思い描いたように、味方を動かせる選手でありたいと思っています。また2年後自分たちの代で関西制覇するのが目標です。
内:2年後..?
加:毎年そうですけどね!自分たちの代で「も」ってことです!(笑)

☆DFリーダーとしてBCチームのDF選手を束ねるにあたって、どういうリーダーでありたいと考えていますか?
加:自分が一番チームの雰囲気を敏感に察知できる人でありたいなと思っています。練習入りの基礎練の部分はいつも結構暗い雰囲気で始まって、組織練になるにつれて盛り上がっていくのが現状です。自分としては、入りの基礎練の部分から良い雰囲気でやっていくことが自分たちのスキルアップにもつながりますし、同じグラウンドで練習している1回生やAチームにも良い影響を与えられるのは間違いないと思っています。そこで常にBCチームの雰囲気を一番に察して盛り上げていくことを意識していますが、選手個人個人に対するアプローチを増やしていきたいなと考えています。自分自身は率先して盛り上げていくタイプではないので、表立ってするわけではないですけど、普段面白キャラの人たちに、「今日声足りてなくない?」とかアプローチすることで火付け役になれればと思っています。

☆関西でトップチームでありたいと思って頑張れるモチベーションは何ですか?
加:周りから応援されるようになりたいというのは日々意識しています。自分が1回生のとき、4回生のことを心から応援できていたんですけど、彼らが何をしていたのかと考えると、普段の行動とかはもちろんですが自分たち1回生にもよくアプローチしてくれていました。そういう個人個人の関係とか普段のコミュニケーションとかが、部内での応援しあう関係につながるのかなと思います。FINALとかでは、観客たちにも立命を応援してもらえるように、アップからめちゃめちゃ良い雰囲気でやるなどして、「立命いいな」と思ってもらえるように意識しています。

☆(加藤選手へ)今シーズンBチームでプレーしてきた中で、自分がどういうことを意識してやってきたのか教えてください。
加:自分たちの中でBリーグというのは、Aチームに上がるために自分の力を見せつける場なので、個人的には目の前の勝利というよりは自分のスキルを見せつける場のように捉えています。BチームからAチームに上がるというのが自分たちにとっての一番の目標なので、そこはいつも忘れずに臨んでいます。ただ、BチームからAチームに上がるのが一番の目標とはいっても、目の前の試合に勝つことはチームに良い影響を与えていく上で大事だと思っています。実際に1回生がサマーで優勝し、AチームがFINAL4進出を決めて、チームがいい流れに乗ってきた中で、試合での勝ちによってチーム全体を波に乗らせるというのが今のBチームとしてできる重要な役割だと思っています。なので、Aに上がるという目標は根底に置きつつも、目の前の勝利というのもしっかり達成していきたいと思っています。


(内藤選手へ)アナライジングスタッフなどスタッフに転向するのではなく、Bチームのプレーヤーとして戦い抜く意義みたいなものがあれば聞かせてください。
内:確かにスタッフとしてそういう方法でチームを支え方もあると思いますし、正直そっちの方がためになるんじゃないかと思ってしまうときもあるんですが、、、やっぱり一緒にプレーすることで一つ一つの試合にかける想いであったり、Aに上がりたいという想いだったり、熱い想いをみんなと共有できるといいますか…選手でないとわからない苦しさも共有できるのは財産だと思います。
選手である以上、入部当初はAチームで活躍するのを思い描いていると思うんですけど、BCチームということはそれがうまく実現されていないという状態なわけで、その中のモチベーションを保つことが難しいときに頑張る、だったりそういうのを乗り越えて、チームとして強くなっていくのを体感するのは大事なことだと思っています。

☆加藤さんは2回生ですしそうしたことはあまり考えていないかもしれませんが、2回生のBCのプレーヤーとして、上回のBCプレーヤーに何か想いがあれば教えてください。
加:上回生を自分たち2回生が追い抜いていきたいという気持ちもありますけど、3・4回生でBCチームにいる選手には、自分がAチームに上がることを本当に諦めてほしくはないなと思っています。この時期になると、4回生だと「もうすぐ引退だし」とか、3回生だと「来年からプレーヤーじゃなくてこいつら(下回生)の育成に回ろうかな」とか、そういう思いが心のどこかにあるんじゃないかなと思ってしまうんですけど、そんな気持ちを持たずに、自分たちがAチームに上がるんだと思ってガツガツやってほしいです。最後までやり切って達成感をもって引退してほしいと思っています。
内:なるほど…
加:泣いてます?
内:いや、泣いてない(笑)。

☆(内藤選手へ)Bリーグも今週末で準決勝を迎えますが、4回生のBPLとしての今のお気持ちを教えてください。また下回生へ向けて、何かメッセージはありますか?

内:まず、BCの後輩には続けることの大事さを実感して欲しいです。
僕が2・3回生のときは上回生がめちゃめちゃ上手くて、正直敵わないなというところから諦めてしまっていた時期があって、そこで(周りと)差がついて今正直しんどい思いをしているので、後輩たちには努力を続けること自体を疑ってほしくないです。努力する方向が正しいのかということを確認することは必要ではありますけど、努力しなくていいやとはなってほしくないですね。上から目線にはなってしまうんですけど、今の下回生の立命の選手には立命の今後を期待させてくれるものがあるし、勢いもあって、1人1人よく考えてやってくれているので、それを切らさずにやってほしいです。

☆では最後に来週のFINAL4へ向けての意気込みをお願いします!
加:ただ試合に勝つだけではなくて、立命館というチームとして、人間的にしっかり成長したうえで自分たちが誇れるような勝ち方をするということを追求し続けたいです。
内:自分たちが勝った相手チームからも、「立命良いチームだったなぁ」と称賛され、応援されるようになるような試合ができればなと思っています。

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