decoding

【こぶ平レポート】ラクロス全日本選手権|準決勝レポート

年末、色々な事がありましたが、今年の漢字は「災」 ラクロス界では災いは、中四国の水害や北海道地区の台風、その他の地域では酷暑の影響などがありましたね。
しかしながら、オリンピックに向けた進化も明確になりラクロスとしては「進」が相応しいと思います。

そして、今年のラクロスの締めの全日本選手権準決勝が行われました。遅くなりましたが、その模様を東京会場中心にレポートします❗

LACROSSE NEW ERA に向けていかに戦われたか?

準決勝東京会場 @駒沢オリンピック公園 12月8日





女子ラクロス準決勝|関西学院大学(大学1位) vs MISTRAL(クラブ2位)

前回詳述の通り5年ぶりの日本一を目指すMISTRALがクラブチームの覇権奪還を目指す1番手として、学生に挑戦するような意識で臨めるかどうかがポイントだった。

強いDFを中心に1on1での崩しで大学1位となった関西学院の当たりを受けずに、ギリギリのポイントでパスに活路を見いだしたMISTRAL。
しかし、試合を左右したのはドローとその処理だった。
最初のドローは取るも、関西学院のrideに奪われたMISTRALは、その攻撃を凌ぐと、パスを上手く使い、警戒範囲を広げたところで、1on1を仕掛け崩しに掛かると、強いDFの関学がコンタクトポイントを外され距離感を計り直す間に、パスを通して2点を先取したMISTRALは、以降6番鷲山選手(明治学院大学出身2年目)が
ドローをコントロールして攻撃権を渡さず、支配的に試合を進め、42番立山選手(立教大学出身2年目)の2得点等で5対1とリードして折り返した。
後半は、MISTRALの体力が落ちれば逆転も有り得るなか、MISTRALの攻勢を距離感を詰めることで勢いを増した関西学院の攻撃が、MISTRALを脅かす場面が増え
る逆転を雰囲気が高まる中、10分過ぎ得点を上げたのは1on1で突破を果たした。
関学のエース55番。勢いを付けるには十分な得点だった。しかしMISTRALは、粘り強く対応。確実なDFから15分高さのある攻撃で0番が2得点目を上げた
のが大きかった。関学の勢いを止める貴重な追加点となり、DFとゴーリーの集中力を高めるには十分な得点だった。
以後関西学院15番吉岡選手の3点目だけに封じ込めたMISTRALが勝ちきり、5年ぶり、日本一以来の決勝進出を果たした。
ドローをコントロールしたMISTRAL6番鷲山選手がMVP、3得点の関西学院15番吉岡選手がVPだった。
大学選手権決勝であれだけ強さを見せた関学のDFをいなしながらコントロールしたMISTRALの攻撃が上回った結果となった。

関西学院はMISTRALの想定外の後半の粘りが誤算だったとはいえ、どこか、一歩踏み込まなかった前半のディフェンスに受けの姿勢が無かったか?
むしろ、チャレンジャーに徹したMISTRALの姿勢こそ、関西学院に必要なものだったのかもしれない。後半25分では足りなかった。

結果的に 6:3 MISTRALは2年組の活躍が得点に繋がったが、2番3番25番38番の身を挺した機会創出は見事だった。
そして、12番ゴーリーのセーブからの動きは秀逸だった。

男子ラクロス準決勝|早稲田大学 vs Stealers
早稲田の攻撃力の想定を誤ったStealersのディフェンスが与えた1on1での自由度の大きさが致命的となった。
結果は自由にショット打てた早稲田大学が各クォーターで強みを発揮。
14:8 と快勝した❗

大阪会場 @ヤンマーフィールド長居 12月9日





女子ラクロス準決勝|慶應義塾大学 vs NeO
2年連続の戦いは、前年度決勝戦での経験を踏まえ、全員動くことに徹したNeOが
17番剱持選手の活躍等で、慶應義塾を押さえきり、連続の決勝戦進出を決めた。

男子ラクロス準決勝|京都大学 vs FALCONS 因縁対決
前半自由に、京大に動けるチャンスを与えたFALCONS。後半はしっかり押さえきり15対7(後半 7:1)と一蹴した。

決勝戦

女子ラクロス NeO(2年連続) vs MISTRAL(5年ぶり)
全員DFを機能し続けるNeOに対して、DFに戻る機会を増やせられるかがMISTRALの強みを発揮できる機会になりそうだ❗
7:7 延長サドゥンヴィクトリー

男子ラクロス FALCONS vs 早稲田大学
早稲田大学は、FALCONSのDFを崩せるかにポイントはしぼられる。
それでも14:7
FALCONSがリードの予想である。

2018年の締めくくり、女子は12人制最後のラクロス 楽しもう‼️

12月16日 @京都西京極陸上競技場 10時フェイスオフ

Enjoy LACROSSE

こぶ平

関連記事