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【こぶ平レポート】春の関東中高ラクロスリーグ戦予選リーグ今週で終了

ラクロスも大学はプレシーズンマッチも多く組まれて夏のリーグ戦開幕に向けて、チームの強化が進んでいるようですが、Teen’s Lacrosseは春のリーグ戦 Teen’sCupの予選が今週末終了します。6月1日(土)には決勝トーナメントが始まりますので途中経過と、分かる範囲で予定もお知らせします。

詳細は関係各校にお問い合わせ下さい。

関東中高生ラクロスは、毎年春のリーグ戦(Teen’sCup)秋のリーグ戦(AutumnCup)冬の新人戦、中学生戦が実施される。

その中でTeen’sCupは高校3年生にとっては高校生活最後の大会となっており、自身の高校生活の集大成にするべく、熱く
激しい戦いとなるのが恒例となっている。

4月7日から始まった予選リーグは、昨年ベスト8のシード組と非シード組17チーム28校の参加により進められた。

今年のTeen’sCupの見どころ

日本大学中高が高校タイトル3冠(AutumnCup、全日本中高選手権、Teen’sCup)を獲得するのか?それを阻むの
はどの高校か?

昨年シード組から降格した、神奈川県立鶴見高校、聖ドミニコ学園、都立飛鳥高校が シード権を復活できるのか?

初参戦となる成蹊高校合同チームの戦いぶりはどうか?

秋に伸長を見せた、神奈川県立横浜国際高校、横浜市立戸塚高校等がシード権獲得への挑戦切符を手に入れるのか?

高校3年生が3月で引退した、大妻多摩中高、桐蔭学園高校の戦いぶりはどうなのか?

今週末、シードA組の慶應女子高校vs埼玉県立熊谷女子高校の戦いで予選を終了し6月1日から決勝トーナメントに突入する。
途中経過、決勝トーナメントの組み合わせは以下の通り。

シードリーグA,B組の上位2チーム4校が決勝トーナメントのAシードとなり2回戦から出場。来年度のシード権を獲得し、
3冠を狙う日大中高は順当にTopシードを獲得した。しかし、B組で日大中高と対戦した、横浜東高は秋、全国大会からの進化を見せ、全国大会2対13の差を5対9と縮め、後半には互角の試合を見せるまでになっていたのが目についた。

昨年のTeen’sCup優勝校の東京成徳大中高も順調に勝ちを納め全国大会で互角の戦いを見せた日大中高と決勝戦で相見えるべく備えは万全を思わせた。

2年生が多く全国大会出場権を久々に失った伊奈学園は、秋からの進歩を見せるものの東京成徳大中高を予選リーグで破るまでには到達していなかった。決勝トーナメントまでにどのような進化を見せるのか楽しみだ。

シード組の中で下位4チームについては、目白研心を除く3チームが昇格組だったが、A組熊谷女子の健闘ぶりが目についた。最後の一戦で戦う慶應女子との3位争いは熱い戦いになる事が予想される。

シード組の目白研心、立川国際については予選でのパフォーマンスについては、優勝候補との戦いとなり厳しいものはあったようだが、最後の最後まで優勝候補に食らいつく姿はシード組としての強さを表したものだった。

非シード組では、C組からF組までの上位1校が、決勝トーナメントに進出するのだが、昨年度のシード組“県鶴見”“聖ドミニコ学園”“都飛鳥”とシード組への挑戦権を得た“桐蔭学園(今季から高校生のみ)”が1位となったが、E組の聖ドミニコ学園は高3生が抜けたとはいえ全国大会出場の大妻多摩を破っての決勝トーナメント進出だった。
大妻多摩2年生の頑張りは印象的だったので、秋には又強いチームとなり逆に聖ドミニコ学園の前で壁となる可能も高そうだ。

同じく2年生と1年生のみのチームとなった桐蔭学園は、実力を上げてきていた県横浜国際や、渋谷幕張に対しても強さを見せて、シード組への返り咲きへの強い思いを感じさせた。


これら、C,D,E,F組1位4校と、A,B組下位4校とのシード権を懸けた戦いは例年以上に激しく熱い戦いになるはずだ。是非多くの人に見て欲しい試合だ。(詳細は最後に)

桐蔭学園と同じD組に渋谷幕張高校が存したが、秋の2部優勝チームの県横浜国際に3対1と勝ち切ったのは注目に値する。進学意欲の高い高校だけに、是非大学へ進学してもラクロスを続けて欲しい。

今大会に始めて挑戦した、成蹊高校について最後に書き添えておく。

最近の高校生をとりまく部活動、とりわけ体育会系の部活動については明るい未来を描きにくい環境下に置かれていると言われている。
そんな状況下で、新しい運動の部を作る事は至難の業である。今回敢然と新しくラクロスに挑戦してくれた成蹊高校にはエールを一杯送りたくなるものだ。そして、参入初回にして昭和秀英高校を破り未来へと続く道を切り開いたと言える。

是非学校関係者の理解も進み部活動として進化していってくれることを願うばかりだ。そして成蹊大学ラクロス部の皆さんにもご支援をお願いします。
新入部員を含めて単独チームも組める模様。NeOの横田選手のコーチングも

含めAutumnCupへ期待したいチームが増えた。

ラクロスファンにとっては、とてもうれしい事です。

6月1日の決勝トーナメントのスケジュールは(校名は略称)
第1試合10:00 県鶴見 vs 都立川国際(Bブロック4位)
第2試合11:30 桐蔭学園 vs Aブロック3位
第3試合13:00 聖ドミニコ学園 vs Aブロック4位
第4試合14:30 都飛鳥 vs 目白研心(Bブロック3位)

場所は 大宮けんぽグラウンド 雨天の場合は順延予定のようです。グラウンド番号等詳細は関係各校にお問い合わせ下さい。

次回は、やはり6月から開幕する、東日本クラブリーグ戦の情報を送ります。

こぶ平

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