【こぶ平コラム】関東学生リーグ開幕で見えた事

U19女子世界選手権が終わり、国内のラクロスモードに切り替えました。
U19が見せた良いパフォーマンスを関東地区でも見られないか?そんな心持ちで臨んだ開幕からの3日間、当初の想定外の事もありました❗

開幕イベントに先駆けて10日に行われた試合で女子2部は想定以上の点の取り合いとなり、それが2部の方向となりそうな雰囲気を出せば、男子の一部日体大vs法政でも想定以上の点を取り合う形となり、中央vs成蹊でも得点が昨年より増えています❗昨年より20分もゲーム時間が短いにも関わらずです❗

しかし、11日の女子1部の試合では想定された得点の少ないゲーム展開になり、12日の男子の1部早稲田vs慶應義塾に置いても同様の展開でした❗

ここから考えると、「守備力が物を言う」シーズンだけに守備の力が足りないと点を取れるが、守備の整備されたチームが勝ちきれるという想定は正しかった。相対的なのだが攻撃のブレイクスルーの方法が限られているのではないか?

いや、敢えて言わせていただくとポゼッションを取ってから攻撃をするというのが日本では手詰まりなのではないか?

このケースに置いてはシュートクロックを導入しても得点には結び付かないと言うことにもなる。
ただし、シュートクロックの導入は攻撃を優先することからポゼッションを取る事よりも早くショットの機会を作る、即ちカウンター重視の攻撃スタイルを取るチームが出て来るかもしれないという効果はありそうだ。


話を戻すと、男女とも守備の強いチームが優位となり点の取り合いが減る方向に収斂していくのではないかと思わせた。

実は7:0と完勝をした大学がある。女子の明治大学である。相手は成蹊大学。この結果から攻守のバランスの良いのが明治でBグループの本命だ(そう予想はしたが)といいきれるものではない‼️

それは、成蹊大学のラクロスが圧倒的に良かった事もあるが、際どい試合の経験の差で明治が踏ん張り、取り分けゴーリーの奮闘が0点に押さえたからではないか?これは全ての試合で出せる力ではないと見ている。
結果的に奮闘し続けたゴーリーは試合後両足が痙攣するほどだった。
事実上はやはり5:4ぐらいの拮抗したものだった。

しかし、12日の女子1部の2試合は守備を越える攻撃の応酬という新世紀ラクロスのあるべき?形に近づいたものとなった。
結果を見ると
慶應義塾vs東海 10vs10
日体大vs立教 7vs7

最後の最後までブレイクスルーを追い求めた攻撃がDFを越えて行く例だと見た。

慶應義塾vs東海の試合は直接見てはいないので、言及は避けるが、日体大vs立教の試合は実に示唆に富むものだった。

パスと連動した6人の動きから作り出す間隙を突く選手やミドルシュートが決まる立教が前半5点をリードする展開。実はこの展開は11日の明治vs成蹊と同様にゴーリーの奮闘も寄与していた。

しかし、実際には個人の強さ速さを起点にチャンスを作りだし続けた日体大が一度ブレイクすると、立教も抗することが叶わず、4Q残り2分には7:5と逆転勝利を物にしかけたが、ここからの立教2番の日体大を彷彿させるパワープレイで最後のショットがポストに嫌われなければ再逆転というところまで追い詰める、エキサイティングな試合となった。

強いDFに対して何をすべきか、そのアプローチの違う両チームも最後の立教の2番に象徴される、1対1を起点にDFを崩すという戦術を中心に展開をしそうである。ただ、この両チームの個の力は非常に高いレベルであるので崩し得る。

この試合を観戦していた選手に刺激を与えた(刺激され、自分達もやらなければと語り合う姿がスタンドで見られた。)両チームが関東女子ラクロスをリードしていく事は間違い無さそうだ。
しかも、慶應義塾、東海を加えた4校はU19代表に選手を送り出しているのである。

一方で、守備的な形で安定した勝ちを作り出す早稲田も合わせ、盾と矛の戦いから目が離せなくなった。

最後に関東学生リーグの運営について、熱中症との戦いにも対応しながらベストの舞台を提供する事に拍手とともに感謝を送りたい。
そしてこのラクロス劇場の入場券をTeen ‘sに配ろうと試みた姿勢も新世紀に相応しいものだと思う。
そして、選手名鑑とチーム紹介の2部に別れたリーグ戦ガイドも面白い。

開幕式で協会から、6人制ラクロスの動きからオリンピックに向けての取り組みまで紹介されたラクロス。

新世紀ルネサンス

細かな試合分析は後日書きます

こぶ平

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編集長LACROSSE PLUS
設立:2016年8月|ミッション:ラクロスに関わる人に有益な情報を届け続ける|ビジョン:ラクロスの人ってかっこいい|編集長:小野寺ひより

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