【こぶ平レポート】ラクロスリーグ戦|クライマックスに向けて(大学編)

先週末にあった事も、すぐに忘れるオヤジ―レ ラクロスファンですが、先週末の事は強烈な印象として残っております。

ラクロス カタルシス*1を体験する

ラクロス関東女子の超進化書かせていただいて直後の関東学生リーグ1部頂上争いPart1 慶應義塾vs早稲田は骨を削らんばかりの厳しい戦になりました。見る者が緊張するぐらいですから、負けられない両校の動きが硬かったのはある意味予想されていましたが、その中で見せたハイレベルのディフェンスと身を削るアタックは最後まで、力を絞り合う厳しい戦いでした。

開始早々、ドローの優位を予想していた慶應義塾、#11のスクープからのポゼッションも、有効なショットにはつながらず、フリスぺにより得られたFS(フリーショット)も#99が決められない。そして早くも10分が経過する。
その間、何か反則を犯せない、確実な攻めに終始していた両チーム。慶應が立て続けに「3秒」のバイオレーションを取られ空いた所をついた#72のパスから得点が動いたのは11分でした。
そこからは。固さは取れたものの、両チームの前からの守備が優位に進む中、慶應が持ち前の個の決意で得点への道を開き#96突破からの反則フリーシュート。#96ドローからの速攻展開決まって2対1と逆転をする。しかし、両チームの負けない事への集中力は変わらず以降又10分以上の、削り合いが続きました。しかし、前半終了30秒前、押し込まれていた慶應ターンオーバーから#99の決める勢いの仕掛けに、フリスぺなしで応じた早稲田、インサイドに空いたスキを見逃さずグッドパス。DFを引き連れつつもショットを決めて3対1で折り返すことになった。

早稲田の後半の巻き返しは、#2,#9の得点力を生かせるかにあると考えていましたが、展開は変わらず、#2,#9のメイクから早稲田の攻撃膠着するも、タイムアウト明け見事な速攻から#72のブレイクが決まって2対3。
早稲田の当たりに焦らず、固くFSを狙う作戦?(それぐらい、仕掛けに何か躊躇が見えていました)で、#72,#99FSきっちり決めきって5対2と優位を保つ。しかし、そのドローを#72のブレイクで制し、追い上げに力のこもる早稲田のプレッシャーを懸命に跳ね返す慶應。
そこからの5分間の攻防は身を削る物がありました。結局最後の5分間 慶應#33の要所を抑え、判断の良いポジショニングから早稲田の攻撃を抑えきり、反転速攻でおびやかしながら、逃げ切ることに成功したゲームでした。

これは、昨年の全本学生選手権、全日本選手権の決勝でも見られた、最後は身を削る戦いになることの再現であり、切り札が役目を果たした事が結果として慶應義塾さんの勝利に結びついたと言えます。

早稲田さんは、新人戦「サマー」「ウィンター」「あすなろ」の三冠制覇を成し遂げた、世代最高のゴールデンエージが、大事な試合でその力を開放しきれなかった悔いはなかったでしょうか?
今季、データ解析班を作り、入念に仕上げてきた早稲田さん、10月9日の東海大学vs東京学芸大学の結果次第という他力本願になったのはくやしいでしょうが、もう1度慶應義塾さんとの戦いを見てみたい。そんなチームであることは間違いありません。

一方男子の1部B組も女子B組と同じような展開になっていました。
4試合を終わって、2勝2分 勝ち点8の東京大学。4勝勝ち点12の一橋大学がグループ首位を決めている相手との対戦。実は2勝1分1敗勝ち点7で最終戦を控える中央大学が存在し、東大としては勝たない限りファイナル4への進出にオレンジランプが点灯する状況で始まった1戦。

この試合前に、US遠征を敢行し、NCAAのD1チームとの練習試合も実施し強化された形で臨まれたと思います。結果はしかし、厳しい物となりました。

今季、遂に変貌した一橋の攻撃力の源は分かっていませんが、11点を取り、東大を退けます。ゲームを直接見てはいませんでしたが、BBのツイート実況に叫びのような物を見たような気がします。8対11 一橋さんが東大さんに勝ったのは2012年以来。11点を取って勝ったのはあの2009年一橋が日本一になった年以来となります。そして、その年東京大学さんはグループ3位となり久々にFinal4を逃しています。

男子も東大さんの運命は10月8日@武蔵大学での中央大学vs獨協大学の結果に委ねられます。中央大学が引き分け以下なら東大が復活します。
やはり、USでの修行の成果をもう1度見せて欲しい東大さんですが、このところ変化のなかった関東学生リーグに初のFinal4進出という新風を吹き込む中大さんの姿も見たい気もします。ラクロスルネサンスは関東男子でも実体化してきている。と言える年になるのでしょうか?

女子の東海大、男子の中央大学はFinal4のかかる最終戦にどのような気持ちで臨めるか?雰囲気は異様なものになる気がしています。
「勝たなくてはならない戦いで、本当に勝ち切るチームこそ上に進むにふさわしい」という事を確認される試合になります。

一方で関東男子の1部A組は早稲田、慶応義塾のFinal4が決まっていますが、女子の1部Aは10月8日(日) 明治vs日本体育の決戦を控えます。10月7日の立教vs成蹊で立教が勝つと、10/8に日体大が勝てば3つ巴の得失点差で、日体大、明治が優位になります。明治は勝てば1位通過。関東4連覇へ良い形で迎えます。立教がFinal4を確実にするには成蹊戦に9点差以上で勝たなければなりません。しかし、日体大が9点差で勝っている今季不可能なわけでもない。しかし、最終戦でそのような高いバリアに挑む。明治、立教、日体大の3チームの挑戦に注目せざるを得ないでしょう。

10月7日 立教vs成蹊@大井第2/16:40(クラブ戦を見てからでも間に合います) 10月8日 日体大vs明治@日体大世田谷/17:10@日体大のホームでは、歴代のドラマがありました。
10月9日 東海vs東京学芸@大井陸上競技場14時 1部残留を決めて意気が上がる東京学芸に失う事の多さに気をされるとカタルシスを味わいかねない東海大学。
この3試合は、技術云々よりも、試合前のマインドセットが重要であり、試合中に立て直せる精神力とリーダーシップ(選手だけでなくベンチコーチも含め)が物をいう試合になります。

その最終結果は皆さんも予想してみて下さい。そうしてみるラクロスは、面白さが違います。選手の皆様には大変なプレッシャーでしょうが。
本当に、週末の3連休、もし各地から関東に遠征をされてきているなら、そのバチバチの精神の戦いを見極めると良いでしょうね。

関東の2部以下は混戦状態が続いています。特に男子の2部は何も決まっていません。今週末の東洋vs立教、神奈川vs大東文化の戦いが今シーズンの分け目となりそうです。
ちなみに、今年初リーグ参戦の男子城西大学は初の勝利をかけて淑徳大学と対戦します。

その他の地区でピックアップしておきたいのは
九州地区女子;中村学園の全勝が続くルネサンス九州。
② 北海道地区女子;酪農学園が初のファイナルに向かって挑戦を続けた最後、得失点差としては厳しいが、来期にもつなげたいTop3の一角を崩したい戦い。

については、中村学園という大きくはない大学が、力を蓄えTop4に追いつき、追い抜こうとしている。最後福岡大学との戦いは、真の力を問われる戦いになるのでしょう。10月7日@福岡教育大学/11時ドロー 初のFinal3がブロック1位となるか?

については、ここ数年鉄板の 北海道、北翔、北海道教育のTop3へ挑み続けた酪農学園がTop3への足掛かりを掴むのか?江別という場所で獣医を目ざれる部員もおられるでしょう。特殊な環境(むしろグラウンドは広いか?)で頑張られた結果を示してもらえるとよいなぁ。という注目北翔vs北大の首位を宿命の対決と合わせて10月7日 @前田森林公園 10:30~

その他の地区 東北女子は 宮城学院女子が東北に敗れるも3位で準決勝へ、久々の全国へ、逆転を目指すことに。東海地区女子は南山が首位を決め15日のファイナル4で至学館と戦う事に。愛知淑徳の挑戦がFinalに届くのかも注目ですがそれは15日までお待ちください。
関西地区は男子1部は龍谷大学の7位が決まったのみ。今季関東遠征で力を見せた龍谷の7位という結果は関西地区のレベルアップなのか、学生選手権へはまだまだ遠い。京都大学のみが2部で勝ち続け1部復帰を果たせそうです。

関西の女子。
関西学院、同志社の2強も2引き分けとその力はまだこれから上がるという状況で、ここ数年続いた、関西、立命館のTop4に対して挑んだ大阪教育。
Top3に対して1分2敗(得失点差▼5) 対する関西 1分2敗(得失点差▼15) 崩せるのか大阪教育? 10月8日@関西外語 その日は久々の1部への挑戦に向かう、親和女子vs大阪大谷の2部もあります。その2部ですが、降格した名門武庫川女子は3位以下が決まり今季での昇格はなくなり長期停滞の恐れもでてきました。いっぽう長期停滞に入っていた大阪国際はグループ2位を決め、順位決定戦から1部復帰を目指されます。その結果降格組の神戸大学も今年の昇格がなくなり、近畿大学、龍谷大学との4校が1部昇格を目指すことになっています。

ちなみに、武庫川女子は、最終戦龍谷大学戦に敗戦をすると3部との入れ替え戦に臨む事に。大阪大谷の試合結果いかんでは自動降格にもなりかねない
状況です。頑張って欲しいものです。

中四国地区女子は、先週末徳島大学が久々に(四国リーグができてからは初?)愛媛大学を破りプレーオフで広島大と対決。負けた愛媛大は中国地区の
絶対王者岡山大に挑むことになる。 10月7日@水島緑地が熱い。男子は同じく10/7 岡山県総合運動公園で 岡山vs松山、徳島vs川崎医療がある。
久々の松山、川崎医療がどのような試合に持ち込めるか?

大学のラクロスも大詰めを迎えます。今週のラクロスお見逃しなく。

*1 カタルシスという言葉
「心の中にあるわだかまりが何かのきっかけで一気に解消すること」を意味します。もともとは、アリストテレスが『詩学』に書き残した悲劇論から、「悲劇が観客の心に怖れと憐れみを呼び起こし感情を浄化する効果」をさす演劇学用語です。

ご意見、予想を教えて下さい。

こぶ平

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編集長LACROSSE PLUS
設立:2016年8月|ミッション:ラクロスに関わる人に有益な情報を届け続ける|ビジョン:ラクロスの人ってかっこいい|編集長:小野寺ひより

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