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【こぶ平レポート】全日本選手権準決勝@東京会場|女子ラクロスの進化の過程を見た?

スターターは、まず予想通りのメンバーでしたね、ここからもお互い強弱ではなく自分たちの今のスタイルを見せようとする姿勢は明確でしたね。慶應側も臆するところはなくある意味自信を持って出てきた先発メンバーだったと思われます。

では、試合に臨む精神的な物、あるいは備え(想定)はどうだったでしょう。この試合の肝はそこにあったと思います。

★FUSIONの心理と想定(慶應義塾のAC経験者もいて、慶應をよく知る人がいる)
・ 慶應の走力・運動量は優る。
・ FUSIONの技術経験は優る。
・ 技術的には、組織的ディフェンス力(近い所でのボール奪取力を含む)は優る。
・ ドローは5分に持っていける。
・ 得点のバリエーションが多いのはFUSIONだろう。
・ ゴーリーを含めたゴール前ディフェンスは優るだろう。

ここから、得られる心理と想定は
「走られなければ対応ができるだろう。走る前にディフェンスをしていけば勝てる。」
「グラボを勝って行く事でゲームをコントロールできるのではないか?

というものではなかったかと推測しています。


☆慶應義塾の心理と想定(コーチ陣と選手の心理状態が同じ状態にあったと推定できます/ニュース情報等から)
・ 慶應の走力・運動量は優る。
・ FUSIONの技術経験は優る。(この場合の技術にはボールを奪ったり、キープする、パスの速さ等があると思います。)
・ ゴール前のDF力は絶対に負けない(これは、気持ち的な物、自信という類のものです。)
・ ドロー優位にすすめられそう
・ 相手ゴーリーはA日本代表のゴーリーであるが、磨いてきたショットは通用する(はず)。

ここから、得られる心理と想定は
「中盤を抑えられる可能性がある。」
「中盤で止められると、前への推進力という有利がなくなる。」
「逆に中盤を抜ければ、慶應の運動量が優る展開に持ち込める。」

という事が推定されます。ここまでは、ある程度両者の思惑は一致しています。中盤を制すれば勝てる可能性が高くなるという最も基本的な事実です。

しかし、私が考える勝負のポイントは、この先の想定にあったのではないかという事です。

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