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【こぶ平レポート】春のラクロス|徒然なるままに4

春のラクロス 徒然なるまま4。 女子ラクロスワールドカップまで50日を切りました。

ラクロスファンの皆さん!

本格的になった春のラクロスも早慶戦も終わり、関東学生ラクロスのシーズン開幕まで90日を切り、シーズン開幕に向けて、実戦練習を中心に開幕した、準リーグやVリーグ戦で実践感覚を養う学校もあるのでしょうね。

先にもお伝えした通り関東学生リーグ1部2部の組み分けも決まり、開幕戦8月14日(月)今年も富士通スタジアム川崎で開幕することが決まっています。
開幕カードは 女子 明治 対 立教 男子 慶應義塾 対 早稲田 のカードになります。

色付きは昇格校です。

今年は1部、男女とも慶應vs早稲田が同組となる組み合わせ。混戦感が漂っていますね。
そんな中、春先からの練習や、試合を通じて得た情報のまとめとともに、いち早いリーグ戦の予想まで勝手にしてしまいます。

とその前に、ラクロスは新しいスポーツ故、戦国時代的にいろいろな大学の台頭があるのかと思いきや2007年から2016年までの10年間の男女1部2部リーグの在籍大学の変遷を見ていくととても、興味深くまた、ちょっとそれはいかがなもの?という結果が見えてきます。

1) 関東学生リーグ1部男子ファイナル4は決まってる?
2) 関東学生リーグ1部女子ファイナル4は様変わり。

というのが、大きな印象です。

1)男子ファイナル4
この10年間で5校がFinal4にを独占している?
 ジャカじゃん     10年間の内2年(2010年東海、2013年法政、明治)を除く8年間を 慶應義塾、早稲田、日体大、一橋、東京が独占をしています。

2)女子ファイナル4
この10年間でFinal4経験校が何校2部に降格したでしょうか?
 ジャカじゃん     なんと、女王 日本女子体育、東京女子体育に、東海、青山学院 の4校 東海、青山学院は1部に復帰していますが、過去の女王校は2部です。

ファイナル4進出校は男女とも8校しかいないのは同じですが、女子は、東京女子体育、日本女子体育、日本体育の体育大時代から、一般大学中心に変わりつつあります。(といってもスポーツ関係学部や、スポーツ推薦制度のない大学は慶應義塾と明治だけではありますが。)
それにしても、2部まで含めて、非常に群雄割拠なのが関東女子学生ラクロス界の状況です。

そして今年は、昨年ファイナル4を逃した(この10年間では初の事)慶應義塾大学の春先からの充実ぶりが言われ、事実練習も多く積まれて優勝に近いチームと言われてきました。春の東京6大学戦は優勝されましたね。一方で、3年前のサマーリーグから新人3冠を独占した早稲田大学の成長度にも注目が集まり、春の6大学戦では5対5の引き分けに終わっていました。最近行われた早慶戦ラクロスでは、同学年チームとして初めて慶應義塾が早稲田破ることになった(6対5)のですがこの二校の間の戦いぶりでは、本当の戦力がわからないと思いました。

今年はこの両校を中心に、昨年3連覇の明治、5年連続Final4の立教に復活を遂げた、東海大学が絡むような印象で進んできました。戦力の変化がありながら、3連覇、6年連続ファイナル4進出を続ける明治大学は又も、春先のパフォーマンスから劇的な変化を遂げ、先日の明立戦では6対3と抑え込みましたね。勝ち方を知り、育成を知る明治大学の実力はやはり中心的存在であり続けるようです。

そして、昨年グループ4位まで下がり、体育大学低迷の流れに巻き込まれるのかと注目された日本体育大学、エース選手も卒業し、なおも苦しい戦いが続きそうな下馬評でしたが、東海大学との定期戦で見せた全員が弾み、パスも前へつながり、突破力を備えた今年のチームは現時点で魅力的なチームの代表に思えてなりません。(コーチングが変わったということですが、とても重要なことなのでしょう)ということで、3年生に充実度が高く昨年2位に復活した東海大学と合わせると6校がファイナル4を争う様相とおもっていました。

ちょっと待った! 昨年残留を果たし、1部での戦い方に何が必要かわかった、青山学院、東京学芸、東京農業に加え、再度昇格した明治学院大学の充実ぶりが目立った春の交流の具合を見ると、コーチの変わりがあった法政大学や1部での戦い方が分かってきた成蹊大学も加えて、1部12校が少しでも調子を落とすと、入れ替え戦まで落ちてしまう今年と考えるのが良いような気がします。

個人的な注目は、明治学院大学の若いチームの戦いぶりですかね。今年、一定の成果を出せるようなら来年、再来年には優勝が現実的なものになってきそうなチームだと思っています。

国立大学で、初めて1部に残留をした東京学芸大学は新人も増え、長期的にも安定した力を発揮してくれそうですが、本当に必要なのは、どこまでやるのという上限を外した練習を全員がする覚悟があるかのといった精神的な部分のような気もします。(これはとても主観的です。ただ、どこか突き抜けたものを身につけて、自信を持つことが求められているように思います)

女子は2部と1部との差が開く傾向にあるように見えます。2部は2部なりの激戦を戦い抜くのですが、1部の常態での強いラクロスにここ一番でやられてしまう。そんな状況から抜き出るチームがあるのか?まだまだ情報は少ないので集めていきたいと思います。

男子は、今年大きく変革するかもしれない年だと思っています。昨年の慶應義塾、東京大学のような抜けきった感じの大学がないように見えます。その中で従来より力を上げてきている、成蹊、中央、再昇格の武蔵大学に飛躍の期待がかかっています。

それにしても、男子学生のラクロスの得点の低さは、また、数年前に戻った感がありますね。

今回は、辛口、独善的な印象を書いてしまいましたが、今年ほど、結果が見えないシーズンはないかもしれません。
だからラクロスは面白い。

皆様の男女優勝予想、ファイナル4予想お聞かせください。

次は、代表チームに寄せて  になります。  See you soon!

こぶ平



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