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【こぶ平レポート】5月10日〜12日ラクロス女子19歳以下日本代表合宿レポート!

5月10,11,12日 群馬県の「千年の森J-Wings」においてラクロス女子19歳以下日本代表の強化合宿が実施されまた。世界選手権開幕まで80日を切り、各国代表も決まっていく中で、日本代表がどのような強化を進めているのか?選手の皆さんの現状はどうか?等々をおつたえします。

これを見ていただき、選手の皆さんへ応援メッセージをお送りいただけると選手の皆さんも頑張れる!!

今回の合宿のメニューは以下の通りだった。

1日目 リーダーシップトレーニング&戦術ミーティング
2日目 練習&リーダーシップトレーニング&戦術ミーティング
3日目 練習&外部講師による連戦で勝ち抜くための食についてのトレーニング&戦術ミーティング

新ルールへの対応を求められる分、戦術理解を含めミーティング、トレーニングによる知識の面でのフォローもなされている。

私は、2日目のグラウンドでの練習を中心に見てきたが、攻撃からのターンオーバーに対して、速攻をされない、全員ディフェンスを駆けるにあたり、一人一人のポジショニングやカバーリングの動きに対して、指示するのではなく選手に先ず考えさせるコーチングが目を引いた。
又、全員ディフェンスに不可欠な選手間の声かけも徹底されていたのが印象的だった。

個々で見ると、明治大学2年の小瀬選手のようにMFとしてパスに終始し勝ちだった選手がショットを狙い決める積極性を見せたり、同志社大学2年の村田選手はドローからの積極的な仕掛けだけでなくゴール前でも積極的な1on1を仕掛ける。慶應義塾大学1年の山本選手が見せるバランスの良さからの1on1のブレイク、立教大学1年のジョーンズ選手のポジショニング、カバーリングという静特性から動への破の動き、同志社2年の井田選手の積極的なディフェンス等は、強力なアタック陣の刺激となり攻撃の幅を与えそうだ。

スクリメ(注1)では、練習で取り組んでいる速攻への対応は確認された。これからは戦術外の動きが臨機応変にできるようになることがメダル獲得へ向けた不可欠な要素となるのではないかと思う。

私の感じている今回のU19代表チームは、22人が別のタイプの選手の集まりだということだ。
A選手の予備にB選手がいて同じような動きができるというのではなく、A選手の代わりに入った選手は別の動きでチームを動かせるというチームだということ。

1枚2枚の選手に頼りきらない、22人全員でしっかりと点を取れるチームではないかと思う。

今回の合宿では、国際審判員の方々が参加されて、国際ルールで笛を吹いていました。

審判員からルール理解に対して具体的なご指摘もありました。世界で戦うには色々な対応をしていくことを求められます。
特にフリースタートの理解等々選手の新ルールへの対応は早急に求められます。(攻撃の機会ロス、時間のロスに繋がる問題だという理解が必要だと感じた。)

今後のU19代表の強化は3試合のチャレンジマッチを含め最終段階に向かうと聞いています。
皆さんからの代表への応援が、選手を後押しします。是非応援メッセージを送って下さい。

代表チャレンジマッチシリーズに関しては協会からの発表をお待ちください。

こぶ平

注1 :スクリメという言葉はラクロスでよく使われる。原語は Scrimmage アメリカンフットボールで練習に使われていた言葉が普遍的に練習試合という意味で使われるようになり、ラクロスでも練習試合のことをスクリメと呼ぶことが多い。

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