【こぶ平レポート】今の日本のクラブラクロスをみる
これは、東日本クラブリーグ女子1部の現状である。
ある意味、4年前からこの図式が変わらないが、Top3の強度さが変わってきている歴史がある。その中で初めて日本一の座を獲得したNeOに対し、2年前と全く異なると言っていいチームのMISTRALとの戦いが8月24日に控えた現状で、クラブリーグ女子の今を紐解いてみよう。
東日本クラブ女子
Top3を除く1部3チームは、実は個性が豊かで面白いその中、Sibyllaが最終戦できっちりMSpiritsに勝ち、ほぼ東日本4位の座を確保したのは、一重にSibylla伝統の泥臭さなのかもしれない。チーム力的には近代化されてきているが、下位3チームでの差は球際の厳しさと確実にやり切る粘りが引き継がれているからだと考えている。ここから先は、練習環境等をどのように整え、チーム作りをマネージメントして行けるかによると考えている。
ORCADEAは今年Sibyllaを破った試合は新しいORCADEAを見せつける良い内容だった。チームの全員が揃う等、困難をどのように克服していくかその辺が課題なのかもしれない。異色の国際色を起爆剤に進化を期待したいクラブである。
MSpiritsは1部昇格で初勝利も上げた。ここから何を目指すのか、そこが明確になってくることを期待したい。
さて、NeO対MISTRAL お互いにタイプは異なるのだが、ともに10人制のラクロスを良く理解し、動きにも意味のあるラクロスを展開する好チームだ。意識も高い。
強いて上げるなら、グランドボールへの対応が、NeOの方に取り切る厳しさがあるか?動きの質は、異なるがともに1オン1への意識と、そこから生まれる隙を付くボールを持たない選手の動きに卓越した物がある。
勝敗の帰趨は、その日のドローが嵌るのはどっちだ?ゴーリーの当たりは? そして、外からのショットを打ち込み切れるかという点で変わるのかもしれない。
4Qという長い試合、見飽きない試合になるはずだ。
8月24日(土)17時50分 ドロー @駒沢オリンピック公園 第2球技場 夕涼みがてら見る事をお勧めします。
女子の2部は、CHELが若手に切り替わり勢いを取り戻しているが、戦術的に何をCHELとしてやりたいのかの構築が待たれる。
やはり24日のWALLOPとのグループ決戦(やはり@駒沢第2 12:50 ドロー)でその真価が問われるはずだ。
東海地区クラブ女子
新チームCOPERが加わり、tiidaを破り、王者SELFISHに対しても良く戦った。PLUS ONEと合わせてこれからに注目をしたい。
関西地区クラブ女子
NLC SCHELZOの新旧交代期にも、迫り切れなかった状況は変わらない。2017年の日本代表を新たに加えた新生NLC 10月までにどこまで進化をするのか関西学院や、同志社といったチームとの交流も大事な進化の機会かもしれない。
中四国九州地区クラブ女子
SIRIUS、VIVACEの新興2チームがリードする形で終盤を迎えるが、決定的な差は見えない(わからない)現状からすれば、Bigプレーや、大学チームとの交流等で大きく変わる要素もある。特にVIVACEあたりは岡山大学と相互に高め合って行けば、新たな進化のヒントも得られるのではないか?そう信じたい。
クラブ選手権の1回戦は11月3日 それまでの進化の機会をどのように過ごすのか?
クラブ男子に関しては、試合時間が20分短くなった影響は、各地に見られる中、大きな地域変動は無さそう。
11年変わらないFALCONSの王者体制に、経年疲労がたまっているとすれば、そろそろ綻びも見えそうなのだが。まだ、わからない。
要観察!!
クラブラクロス 今はこんな感じです。