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【こぶ平コラム】女子ラクロスU-19世界選手権日本代表に望む事 Vol.2

さて、ラクロスの女子U_19世界選手権を来年に控えて、チーム体制が決まって来るなか、選手に必要な条件に関して考察してみます。

既報通り 10人制で実施される初のFIL公認女子ラクロス

オーバーエイジ枠なんぞ無いわけで、10人制は初の経験となるU_19ですから、従来のラクロスとどう違うのかを体と頭で理解する事が絶対条件となる。

何が違うか
1)スペースがある
2)絶対的運動量が増える
3)ゴーリーは7人目のDF
4)1on1での強さがより求められる
5)パス精度が求められる

だと考えています。



1)12人制ではスペースを作る動きが重要でしたが、それよりスペースを利用する戦術が求められる。1on1にも通じるが、瞬間のスピード、走力に高い物が求められる。
2)フィールドプレーヤーの動けるエリアは一人一人大きくなるので当然運動量は増える。
3)ゴーリーが前に出て守る必要性が格段高まる。ゴールを空けた時は必ずボールを奪わなければならない。フィールドプレーヤー以上の判断力、運動量が求められ、男子ゴーリーと同様走って、キープしてパスする能力が必要になる。
4)従来より1対1で戦う場面が増える。2、3で守る場合に距離が広がるのでどうしても1on1で先ずは止める必要があるわけです。
5)1on1で外国人に対抗しにくい場面が多くなるのは必定ですから1on1になる前にパスを出す。そのスピードと精度が問われる。

最低限、こういう能力を身に付けていないと代表選手とはならないのではないかな⁉️

そして加えるなら、バイタルエリアでも相手より早く速くポジションを取らないと行けないが、アタックへの寄せが遅れる、攻撃側のポゼッションは決めやすくなる。DFが遅れると、フリスペになるわけで、フリスペからのフリーショットの機会が増える。
即ち今までより格段の向上が求められるのは、フリーショットの決定率なのだ。

今の日本人のフリーショットの決定率は30%以下。これを70%以上に高めルことは最も可及的速やかな解決課題だと思う。
ショットスピードを高めると共にショットフォーメーションの開発や、フェイクの入れ方を学ぶ事等、必要な事は沢山ある。

来期シーズンに向けても、代表を目指すなら、フリーショットの力を飛躍的に伸ばして欲しい。

そう考えると残された時間は少ない。

Teen’sの選手も是非チャレンジして欲しい!
次は戦術についても考察したい。

こぶ平


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