【Player Spotlight】西村 沙和子選手|慶應義塾大学
LACROSSE PLUSの読者へメッセージ
2017年12月17日
私はきっとこの日を一生忘れません
怪我人が出ても、過呼吸の人がでても走り続けた毎日でした。「どんな1年だった?」と聞かれても、走りに走った1年としか答えられません。そして気づいたらリーグ戦が始まっていました。
4年生の引退が初めてちらついたリーグ予選での宿敵早稲田戦。負けたチームが敗退するこの試合が、ターニングポイントだったと思います。厳しくも明るく素晴らしい雰囲気を作ってくれた4年生とは、ずっと試合をしていたかった。
この厳しい早稲田戦を乗り越えてから、チームが確実に変わりました。スタッフ陣からも、「どう考えても負ける姿が思い浮かばない」と言われるほど、皆自信に溢れてプレーするようになりました。
苦戦した関東大学決勝でのvs明治や、全日決勝のvsNeOのときも雰囲気は同じです。ビハインドで折り返しても、どんなに相手のうまさに翻弄されても、不思議と負ける気がしませんでした。それは根拠のない自信ではなく、この一年このチームで得た確固たる想いでした。
全員がお互いを信頼できていたチーム、私は自信を持ってそう言うことが出来ます。全員の力がないとゴールまでボールを運べません。
運良くMVPに選んでいただきましたが、それよりも、大好きな皆で獲得した日本一に感激しました。
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そしてもうひとつ嬉しかったこと。応援席の中に、泣いてくれた人がいたこと。関わりがどうしても希薄になってしまいがちな1年生でも泣いている子がいて、17チームの一体感に胸が一杯になりました。
しかし日本一になったのは17チームの慶應です。18チームは今や他チームに遅れをとっている状態です。
「今年も日本一になります」「2連覇します」
簡単に言えないことはわかっています。18チームとしてはまだスタートライン。これから18チームも私も必ず成長し続けて、再び日本一を目指します。
2018年の慶應も応援よろしくお願いします!