こぶ平 ラクロス レポート

【こぶ平ラクロス】大学ラクロス|Road To Climax 2019

日本列島、台風とラグビーの猛威さらされていて、グラウンドの喪失等ラクロスでも直接的被害を受けたチーム、選手の方もおられるのではないでしょうか?
今回のような災害時には、ラクロスもスポーツで元気付けるとか、選手の方々がヘルプされることで明るくなるようなスポーツになってもらえるには、何ができるのだろうな?と考えたりします。

そして、口だけ男のコラムでは何もできないことをわかりつつ、少しでも色んなラクロスの事が伝えられるようにはしていきたいとだけは考えています。

というわけで、久々に2019年10月末現在の日本大学ラクロスの今をお伝えしていきます。題して『Road to climax』です!

Road to climax. 学生リーグ編①|男子ラクロス

先々週の北海道地区、東北地区男子を皮切りに、全日本大学選手権に向けたプレーオフが始まっています。

リーグ戦前に予想した通り、各地で試合時間が20分短くなったという事がよくわかるという、ロースコア化は各地で見られます。3点以内で試合終了している試合が全国で10試合近くあります。サッカーではありません、ラクロスのスコアでです。特に関西、九州地区では顕著で、関西1部では関西vs大阪教育 2対1 関西勝利? という試合。
九州地区では1部4校2回総当たり12試合で10点とったチームは無し。2部も合わせて18試合で1試合のみというのが現状です。

関東でも3対2の試合や、開幕戦でも5対4ファイナル4でも4対3という試合があり、昨年との比較をよく聞かれるぐらい得点力の低下を危惧する様相です。関東男子のファイナル4のように、ロースコアでも面白いという事はあるのですが、それでも海外のラクロスと比較すると厳しい現実と受け取らねばならないでしょう。

そんななか、北海道、東北、中四国地区で地区代表が決まりました。
先ずは、地区優勝を決めた、北海道大学、東北大学、徳島大学さんおめでとうございます。2地区予選はありますが、共に大学選手権勝利を目指して頑張ってください。
北海道、東北地区は北海道、東北と予定調和は崩れずでしたが、中四国地区は徳島が岡山を破り2014年以来の中四国チャンピオンに返り咲いた事は注目に値します。
その徳島大学も大学選手権へは東北大学との2地区戦を勝ち抜かなければなりません。ここ数年岡山を倒して全国へ進んでいる東北大学とのプレーオフは注目です。

関東はファイナルを残すのみですが、今年のファイナル4は伝説に成かもしれない接戦でした。結果的には昨年と同じ早稲田vs東京の決勝戦になりましたが、共に、リーグ戦グループ2位チーム同士の決勝戦は初の事ではないでしょうか?それほど拮抗していた、しかし圧倒的なチームも居なかったと言うことでしょう。

東海地区は、ファイナル4の地図は塗り変わったが、決勝は南山vs名古屋の戦い、関西は神戸が脱落したものの関西学院n、立命館、京都、大阪の戦いという予定調和。

このまま、全日本大学選手権で関東が勝って終わるのか?

Road to climax. 学生リーグ編②|女子ラクロス

北海道大学、宮城学院女子大学、愛媛大学さん地区優勝おめでとうございます!
宮城学院女子大学さんは4Q 4対0での大逆転での難しい再試合を制し、愛媛大学さんは4Q6対2として11対10の激戦を制した戦いは素晴らしいものでした。
特に愛媛大学さんは直前の部室焼失のハンディを乗り越え、サポートされた意味を優勝という形で答えを出されたのは、素晴らしすぎますね!

共に、試合時間の延びた、第4Qの奇跡を演じて、予定調和に波紋を起こした。
2地区予選で争うこの2チームの戦いには注目が集まります。
全国大会では、北海道大学 vs 2地区予選勝者が 京都で戦う。勝ったチームは関西地区代表と準決勝を戦うことになります。(大阪)
一方で、九州地区が今年から独立リーグとなり、東海地区代表と1回戦を戦い、勝てば、久々の関東地区代表との準決勝を佐賀県で開催される初の公式戦として戦うことになっている。
そして、関東地区に関しては後程詳細を語りますが、東海地区は南山大学の関西地区は関西学院大学、九州地区では福岡大学の充実ぶりが目につきます。
そのまま、優勝するのか?やはり、他の大学がそれを阻むのか?注目は尽きません。
大幅ルール変更により、新世紀ラクロスとなりそうだと、シーズン前予想しましたが、質的変化をもたらした考えています。
1)攻撃力がなければ勝てない
2)第4Qにモメンタムがくる
というのが2大変化でしょう。
先に述べた、東北、中四国地区のファイナル、関西地区の同志社vs神戸のような試合がモメンタムを物にした典型でしょう。単に10分間試合時間が延びた事以上の出来事が起こっています。
そして、その新世紀ラクロスの実演の場が九州地区です。九州地区女子高は全36試合のうち不明を含めて4試合しか勝者が10得点以下の試合が無いというルネサンス、というか戦国無双。中には九州vs中村学園15対14、筑紫女学園vs西南学院 14対13 というUS NCAAのようなスコアも飛び出しています。
確かに昨年もワイルドな試合がありましたが、この点の取り合いゲームの多さは何か地域特有の気質のようなものがあるとしか思えません。いつか取材に行きます。是非こういうムーブメントが広がって欲しい。そして、点を取るチームのいる東海地区との全学1回戦(11月16日@名古屋)はとても楽しみです。
11月9日には関東地区の代表が決まり、全日本大学選手権の出場校が出揃います
それぞれの見方で応援してください。
関東の女子ファイナル4詳細、クラブラクロス詳細は次回以降で。

こぶ平

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