decoding

【女子日本代表情報】観客から見た選手紹介②|DF編

暑い日が続きます。7月12日から英国 London 郊外 Guildford Surrey Sports Park で女子ラクロス ワールドカップが開催されます。
7月8日には選手の皆さんも日本を立たれます。応援用のFaceBook https://www.facebook.com/WJapanLax/ も開設されています。

そこで、今回はラクロスファンに贈る応援企画として、選手の皆さんの観客から見た紹介(多少の歴史も)をさせていただきます。
W杯に出場される選手は18人どんな選手なのでしょうか?
嘘はなし、でも多少の歴史的な間違いがあるかもしれませんがご容赦下さい。

今回はDF編として2名の選手をご紹介させていただきます。  



  

背番号#5 松本理沙選手 

 
東日本クラブ1部 MISTRAL所属(コートネーム パナップ) 2015年度 明治大学卒 
W杯には初出場となります。松本選手は、2014,15年度連続日本一となった明治大学の主力として活躍されていました。特にその、ドローコントロール力は秀逸で、2015年度日本一に大きく貢献されています。(おそらくリーグ戦を通じてドロー支配率は70%はあったと思います。)
ドローからの展開力、自身の突破、後述する多賀選手、坂野選手、寺西選手(松本紗来良、土野、佐久間選手との7’sAT)とのコンビネーションは圧倒的な攻撃力を生み出した2連覇時の決勝戦は圧巻でした。(因みに3年次の全日本選手権でも2試合で4得点を取り優勝に貢献されていますよ。)
代表ではDFという形になっていますが、サッカーでいうボランチという位置づけなのでしょう。MISTRALでも同様の活躍をされています。
 

松本選手はどんな選手?

明治大学らしく、運動能力が高く、鍛え上げたパワーとバランスは海外選手相手のDFとして大きな役割を担われると思います。
その辺りの力を買われて(代表HCはその辺の適材の見定めが素晴らしいと思っています。)のDF登録だと思います。
そのプレーの特徴は
 1)1on1で負けないバランス
 2)ボールの行く先を見極める判断力
 3)ここぞというところで使われると面白い程のドロー
だと、思います。
3)は置いておいて、世界戦でも、その強さが発揮されることでしょう。PoolAチームと戦う時、入れ替え戦を戦う時にその真価が試される。現実には地味かもしれませんが、とっても重要な選手です。
ここぞという時のビルドアップで日本を救っていただける場面が必ず来ると思います。



背番号#17 剱持真衣選手  

東日本クラブリーグ 1部 NeO 所属 2013年度 明治大学卒
剱持選手は前回2013年第9回ワールドカップ経験者6名の一人ですが、実は2011年第5回U19世界選手権へ参加した5戦士の一人であり、PoolAを掛けた決勝ラウンド第2戦対スコットランド戦で、グラボ、ドローを支配しながら、ショットの決定力で後半残り4分5点を失い、延長で21対18と敗れた伝説の一戦、そして2013年同じく決勝ラウンドで、又もスコットランドに残り5分2点差をひっくり返されて12対13と敗れた思いを胸に持ち続けながら、今回文字通りリベンジに挑むツインタワーの一人Kタワー。実は剱持選手はツインタワーのもう一人Hタワーの稗田選手(後述)とともに、U19のHCだった、井川さんの下、強い明治大学を作り上げてきた選手のシンボルでした。
ただ、日本一には、まだ恵まれていない未完の大器だとも言えます。
(剱持選手済みません、古い記憶を掘り起こしてしまって。)

剱持選手はどんな選手?

170cmを超える高さにより、外国選手と対等に戦える力を身に纏い、DFというポジションにありながら、ショットの決定力の面で急速に伸長してきた選手です。
プレーの特徴
 1)驚異のハイタワーショット
 2)直線的だが、切れのあるカットイン
 3)高さを生かした、ハイボールに対するDF
だと、思います。
2回の世界選手権の経験から、ショットの決定率の向上にこだわり、代表入りからショット力を磨いた成果が、先の国際交流戦でもしっかり見て取れました。最近の代表練習試合でも度々の攻め上がりで確実に点を重ねる力を決勝ラウンドでもみせつけてくれると思います。

胸に刻まれた2度の苦い経験が、3度目の今回必ず生かされると思います。とっても期待して見たい選手です。

実は、DFの選手登録は今回はこの2名です。MF登録が多数です。その中で2名の強力シューターを選んでDF登録されたことに今回のチームの意味が見えてきていると思っています。

実は2015年のU22代表にも多くの選手が選ばれていますが、その時のHCも現日本代表のHCです。2015年のASPACで優勝する訳ですが、優勝以上に注目したのが、ゴーリーさん以外のすべての選手が得点をしています(スターターだけでないです。控えも含めて16人のフィールドプレーヤーが全員です。)。
そして、今回のチームでは得点力のある2名がDF登録です。しかも皆さんが、ショット力の向上の練習を重ねて来られていました。そこから透けて見えることは、「だれかが抑えられても他の選手がどこからでも得点をできる力を備えたチーム」ではないでしょうか?そして、決勝ラウンドでは1on1での強さの故に、DFに松本、剱持の2選手を充てる。

そんな風にみていますが、皆さんどうでしょう?

そういう見方もできるのか?というような形でW杯 Lacrosse 見てください。

次回は 守備的MF(だと思う)編です。

ラクロスの見方は色々ですね。

こぶ平







関連記事