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【こぶ平レポート】春のラクロス|徒然なるままに3

春のラクロス 徒然なるまま3。 女子ラクロス国際交流戦が間近になり、ワールドカップへ向けた強化が進みつつある中、代表の中核を担うクラブチームの動向についてレポートしていきます。

ラクロスファンの皆さん、クラブチームラクロスの活動は四半世紀を過ぎ26年目に入っています。
昨年結成3年目のNeOがクラブチャンピオンになりました。そして男子はFALCONSが9年連続日本一となり自らの大きな変革を全国に知らしめています。今年はその変革の節目になるかもしれない年だと思っています。

それには3つの理由があります。
①FALCONSが2008年に初優勝し2010年には公言をされていた10年連続日本一を達成するのか?
②NeOが4年目で日本一座につけるのか?
③新しいクラブチームが発足し、九州へも広がり始めたクラブラクロスリーグがこのまま拡大できるのか?

特に③の発展的拡大は、昨年東海地区クラブリーグで、女子のtiidaが選手不足で不戦敗になり、東海地区発足2年目で存続の危機に瀕した形になり、九州地区男子のリーグ戦参戦との対照的な物となりました。
今年3年目を迎えられた東海地区クラブ連盟さんの頑張りに拍手を送るとともに、東海地区の盛り上がりがどうなるのか注目されるところです。
しかも、東海地区クラブは全日本クラブ選手権で恐らく今年も東日本クラブの3位勢と当たる事になります。
そろそろ、そこは抜けないとダメ?というような真価が問われる年になりそうです。
さらに、関西の女子クラブに Toy Lacrosse Clubというチームができて5クラブに増えました。関西にはNLC Scherzoという絶対的な存在がありますが、ライバルになるようなチームが出てくるのか、やはり注目されるところです。
Toy_lacrosse   @Toy_lax2017  若くて活きの良いラクロスを見せていただけると思います。

大学を卒業しても、誰でも気軽に集まってラクロスができる場所を作りたい!という思いから、
このチームができました✨
学生、経験者、未経験者問わず、たくさんの人にラクロスの面白さを伝えて、関西のラクロスを盛り上げていきます!?

ということです。(from Twitter of Toy Lacrosse)

2017年そういうクラブラクロスの変革に注目して観戦していただけると良いのですが。

そして今回の主目的、今年のシーズン前のクラブチームの動向とミラクルカップに見た東日本クラブチームの今年を占ってみます。

ラクロス女子ワールドカップとワールドゲームズへの派遣代表44人中クラブリーグのメンバーは26人。ワールドカップ代表は24人中21人(一人未所属)がクラブリーグメンバーです。
3年連続で学生に日本一を奪われたクラブチームですが、やはり力的にはクラブリーグを代表する選手のレベルが高いという事になるのでしょう。

これは、USA代表でも顕著です。現役の学生は2名だけです。逆に選ばれた方は凄いのでしょう。

そんな、クラブチーム、特に東日本の女子クラブはかなり、大きなメンバー入れ替えの年になりました。
昨年から新旧交代に入ったMISTRAL、ORCADEAには戦力の追加という面が見られますが、FUSIONは一気の入れ替わり感が強く、
CHELは牽引車の柴田選手がW杯チーム他のコーチ専任となり、Sibyllaは新規加入者が目立つ形。WISTEREAは1部復帰に選手の追加が待たれるようにも見えました。
そして前年クラブチャンピオンのNeOは大きな選手の加入が待たれる状況となっています。
その他の2部WALLOPやTRUNDLEも新規加入は多くはない様相です。

東日本男子クラブは、FALCONSの自己改革が進む中、各チームに補強が進んでいる様子。やはり昨年二部から勝ち上がったVIKINGSの動向に注目が集まります。

東海地区は、皆さんの頑張りで女子のtiidaも船出はできそう。SELFISHさんの遠征ぶりや東海地区への流入組の増加が期待できる男子の各クラブによる盛り上がりが期待できそうです。

そして、関西地区
男子 ACL、女子NLC Scherzoの絶対的な存在感はかわりそうにありません。特に女子のSchelzoは3名の日本代表選手に昨年の日本一の関西学院出身者が加わるようなら、成熟選手との融合で日本一を狙えるチームの一つで間違いないと思われます。
男子ACLも2名の代表選手を有して強い立場は変わらないでしょう。昨年と同じなら、又東日本1位のチームと当たるクラブ選手権準決勝へ向けて強化がされるかが注目です。

中四国・九州地区
昨年男子の九州地区クラブリーグがスタートし、拡大のモデルになる地区です。中々、関西の牙城を崩せないのですが、中四国地区の総力を挙げて、強くなって欲しいのです。

そんなクラブラクロス。大学で完結することなく、より高い、又生涯ラクロスにつながるようなクラブラクロスが展開されるといいですね。 FORZA クラブラクロス。

最後に東日本クラブ交流戦 ミラクルカップを通して見えた東日本クラブラクロス、特に女子の今年を占います。

多くの選手が、引退の動きを見せた今年。新戦力の動向がW杯以降に決まるかと思われていましたが、ふたを開けると大きな
動きがありました。

そんな中で迎えたミラクルカップ。
①FUSION
主力クラスの選手がかなり減って厳しい様相だったシーズン当初から、東海出身の佐藤選、日体大出身の高橋選手という代表選手が加わり、内野選手が今年も継続される事になったようで、他の補強も含めてチーム力の減少は少なそうで、伸び代も高そうなチームになりました。

②MISTRAL
昨年明治の日本一チームからも含めて若手に切り替わったチームに今年も、慶應義塾や武庫女(ドンさんみたいに
 なっるかな?)学習院、日本、日本女子体育等から加入(後日明治の前主将もくわわったみたいですが)、昨年から目指す
 シャンパン・ラクロスに磨きがかかっていそうでした。

③NeO
主力が日本代表だったり、若い選手が多く、それがややもすると、新入部員には重いドアになっているような感じにも見受けられますが、これから日本一を目指す人たちが集まってくれる事を期待している感じでしょうか?個々の力のアップは昨年からもされていますので、今年は充実期を迎えそうです。

④CHEL
先にも述べた、柴田選手の今年の離脱で、誰がリーダーシップを取るのか、そして得点力のアップに繋がる新人の加入が有ったのか?又若手の成長は?という形で注目をしていましたが、得点力への課題はまだ克服できてはいないようです。シーズンまでに、縣選手の覚醒とかに期待をしているのですが。MF中嶋さんDF渡邊さんの健在ぶりは嬉しいかぎりです。

⑤Sibylla
かなりの人数の補強があったようで、いつもなら少ないベンチメンバーも多かったですね。まだまだこれから磨かれるのでしょうが、粘り強いSibylla ラクロスの復活が近いかもしれません。

⑥WISTEREA
二部から復帰された今年、戦力的には層が厚い所までは来ていませんが、しっかりとした攻撃力が随所に見られたり突破力の強さは印象的でした。

一部各チームに対し、昨季降格したORCADEAさんは戦力的には厚さもまして復帰への道は坂道ではなさそうです。自分たちのスタイルの発見と磨きに期待したいという見立てです。

何かとても情緒的で、表面的なレポートですが、そんなこんなを合わせた印象では、NeOさんのクラブ連覇はそう簡単には行かない。
MISTRALのシャンパンラクロスに「スラムダンクの勝利学」が補強されて良い感じのラクロスか、良い補強ができたFUSIONの何年越しかの日本一の思いが通じるかもしれない、という風に思うのですが。
ずばり優勝は。。。。シーズン前までわからない。

今年のクラブラクロス 注目して下さい。

次回は学生ラクロス展望、其の後W杯応援シリーズになる予定です。
関東学生リーグ組わせ発表されました。
ピンクは昇格組。 どうなるか予想はむずかしいですが、次回お話できれば。
皆さんも予想して下さい。 Final4と優勝校的中には こぶ平からなんと?なんと?何か(ボールペンだったりするか?)差し上げます。
Tweet Cobbie_Kまで送ってください。シーズン開幕戦前までに。

こぶ平

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