【新入生向け女子ラクロスルール紹介】試合時間について
梅雨の季節になりましたね。
地区によっては、新入生の練習会が終わったところもあり、
チーム外の交流もできたのではないでしょうか。
さて、今回は『試合時間』についてご紹介します!
ラクロスはバレーや卓球のように、予め設定された点数を先にとって競うのではなく、サッカーやバスケのように試合時間内で点数を競う競技です。
そのため接戦の試合では1分1秒が大切になってくるような場面もあります。
そこで実は奥が深いラクロスの試合時間についてみていきましょう!
※以下でご紹介するルールは日本ラクロス協会が定めた日本でラクロスをプレーする場合のルールです。
海外では異なったルールが適用されていることがほどんどです。
試合時間は?
前半25分、後半25分の「25分ハーフ」が公式戦で行われる時間です。
これを見て、既に練習試合や交流戦をした人で「あれ?この前やった試合は違ったような・・?」
と思った方もいるかもしれません。
練習試合や人数、会場等の関係で20分や15分等に短縮されることもあります。
ですが、それはあくまで非公式な試合時間で、クラブリーグや学生リーグでは上記の時間(25分ハーフ)で行われます。
ちなみに前半と後半の間には10分間の休憩時間があります。(ハーフ間、間、休憩などと言われる)
こちらも時間短縮に伴って8分や5分等に短縮することがあり、身体を休めたり、戦術の共有をして過ごします。
「流し」ってなに?
前述のように、通常は前半と後半のハーフ制ですが、
時間短縮の試合時間として、「〇〇分流し」と言い、
例えば20分試合をして終わり(20分流し)という形式もあります。
通常の試合時間の半分ほどになるので、試合時間に合わせてペース配分を変える等の工夫をしてもいいですね。
なお、新人戦では時間短縮の地区もあるので、先輩や大会委員に確認してください。
試合はきっかり1時間で終わるの?
正規の前半25分、ハーフ間10分、後半25分だとちょうど1時間ですね。
しかし、実際のラクロスの試合ではそれよりも延長することがほとんどです。
その理由の1つとして、「2分止め」があります。
ラクロスでは、前半と後半の終了2分前になると、笛が鳴るごとに試合時間が止められます。
例えば、ファールが起きたとき、ボールが線から出たとき・・・。
審判員の笛が鳴るたびに計測時間が止められるので、実際の1時間よりも長く試合は行われています。
この「2分止め」は練習試合で用いられないこともある(「ランニングタイム制」や「止めなし」と表現する人が多い)ので、こちらも試合前に確認しておくといいでしょう。
試合が始まると休憩はないの?
ハーフ間10分の他に、「タイムアウト」と「ウォーターブレイクタイムアウト」があります。
前者はチームから要請でき、ゲーム展開や選手の様子をみて取得することが多いです。
2分与えられますが、2分あけた時には試合が再開できる状況になっていないといけないので、経過時間の把握が必要です。
後者はチームではなく、会場責任者(略して会責という)が決めます。
天候や暑さ、ゲーム展開をみて選手に怪我や熱中症にならないように、水分補給の役割として1分間与えることができます。
これも、1分あけた時には試合が再開できる状況になっている必要があるため、タイムアウトに比べるとかなり急ぐことになります。
審判員が「30秒前」と「15秒前」の笛とコールを必ずするので、聞き洩らすことなく試合時間を有効につかっていきましょう。
まとめ
「2分止め」や「ウォーターブレイク」等、先輩側では何気なく使いがちですが、
ラクロスを始めたばかりの新入生には意外とひっかかるところ。
ラクロス知識として頭の隅に置いてみてくださいね。
次回は試合を始める「ドロー」について。
ドローを制する者は試合を制すとまで言える、女子ラクロス特有の試合のスタートです。
新入生の試合で用いる「スロー」についても取り上げていきます!