こぶ平コラム

2021年学生ラクロスの今をまとめてみた。「やってるぜ!ラクロス」

今年のラクロス

COVID2020の影響で、練習もままならない地区もあれば、緊急事態宣言も少なく、練習、試合ができた地区とばらつきが生じている。クラブの試合は少ないため影響は限定的だったが、学生ラクロスは地位差が大きくなっている。北海道地区はもうFinalを迎えようとしているが、関東、東海地区はリーグ戦ではなくトーナメント方式に変わった。東北地区も、県をまたぐ移動制限の影響で進行にばらつきが出ている。
そういった中で、全国のチームの今を伝える為に書いたのが今回のコラム。「やってるぜ!ラクロス」北から得られた情報をベースに考察を広げていきたい。
★北海道地区
2019年度に全日本大学選手権において、女子の北海道大学が東北地区代表の宮城学院女子大学を破り北海道地区代表として初の全角大会での勝利を記録した一方の男子も、決勝まで進出した東北大学を5対6と追い詰め、新たな進化のフェーズに入った地区だが、2020年の全国大会の中止により、盛り上がりの低下を危惧したが、先の北海道大学女子も例年通りの10人前後の(と言っても絶対的に少ないのだが)加入は確保され今年も北海学園の参加見合わせはあったものの6チームのリーグ戦が実施されている。

女子は、昨年4対5と女王北海道大学に善戦をし今年3位ランクでシーズンインした北星学園大学が北海道大学を12対4で下し、長く続いた北翔大学(古くは浅井学園大学)&北海道大学の2強時代に終止符を打つ流れを作り出している、全ては残り試合の勝ち負けと、全ての試合の得失点差により決まる。北海道大学も北星学園に4対12と完敗したが、’残り2試合の得失点差で逆転が可能なことは幸いだ。そういう意味では対戦の残る、北海道教育、藤女子の頑張りがリーグ戦を左右する。注目して欲しい。

男子は、北翔大学と札幌学院大学が合同チームとなったものの、7大学が参加し、既にリーグ戦を終了している。結果決勝戦に進出したのはやはり北海道大学と北海学園大学。北星学園大学は得失点差で2位の北海学園に届かなかった。今期の北海道地区で圧倒的な力を見せる北海道大学に対して北海学院のブレークスルーは何があるのか?注目していたが、10月9日に行われた決勝では、北海道が強さを見せ、12対5で勝ち、他の地区に先駆けて、全国大会への出場を決めている。2019年は、全国大会において決勝に進出した東北大学に5対6と対等な戦いを見せていただけに、今年度の雪辱が期待される。
★東北地区
2019年シーズンは男女で明暗が分かれたこの地区。男子は準決勝で関西学院を破り、ついに大学選手権決勝へと進出した歴史的な1年を演出したが、女子は宮城学院女子大学が全日本大学選手権1回戦で、北海道大学に敗れ全国大会での白星の夢を現実にできなかった。
それを受けての2020年コロナ禍での影響が大きかった東北地区。最も県をまたぐ移動の多いブロックは制限が多く、2021年度もその影響からさらなる低下を危惧された。女子は、2019年当時と同じ7校のリーグ戦参加を得て、男子は福島県の合同チームを含めて6校の参加を得て、途中コロナ禍の遅れもあったが、今期も東北大学を中心に進行し、今週末男子はFinalを迎えるようだ。
男子は、久々に新潟大学がFinalへ進出 東北大学と戦い勝った方が全国大会に向けた、中四国地区代表との2地区代表決定戦に進むことになる。
女子は、今週末のリーグ戦最終戦で順位が決まる。東北大学の優位は崩れそうにないが、絶対に負けられない戦いを戦い抜くには、まだ試合経験が少ない今年何が起こるかはわからない。

★関東地区
Final4が決まった。内容については詳細は又Reviewするが男子は歴史が動き、女子は3年連続同じ顔ぶれとなった。
【男子】
Aブロック 1位 武蔵大学     vs    3つのブロックの2位最上位 中央大学
Bブロック 1位 明治大学     vs    Cブロック1位 慶應義塾大学        の準決勝
特にAブロックの武蔵大学は、2019年学生王者の早稲田大学を破り、日本体育大学に対して6対3と完全に試合をコントロールして、初のFinal4に進出し、関東学生リーグに新しいページを加えることになった。
Bブロックもの明治大学も、得点力の高さを見せつけて勝利した。その姿は関東1の得点力を持つチームという印象を植え付けた。準決勝の2試合は。いづれも伝統と挑戦者の戦う構図となりその行方に注目が集まる。決勝が「M」ダービーとなる可能性も十分にある。

【女子】

Aブロック 1位 立教大学    vs     3つのブロックの2位最上位  慶應義塾大学
Bブロック 1位 明治大学    vs     Cブロック1位   日本体育大学       の準決勝は

順当な結果と言えるが、Cブロックの慶應義塾大学を追い込んだ学習院大学や、Aブロックの東海大学、成蹊大学にもFinal4の可能性はあった。しかし、やはり試合数が限られた今期は経験則が強く働いた、いうのが女子の結果だ。歴史が動く来年に期待をしたい。
女子の決勝は、3年連続の立教vs明治を予想する人が多そうだが、日本体育大学の破壊力は脅威である。その辺り注目に値すると言いたい。

西地区については別途書いていく。

今週末行われる、関東地区のFinal4は全国の注目を集めるに違いない。楽しもう。

こぶ平

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