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【こぶ平レポート】ラクロス大学リーグを大胆予想②

前回 関東学生女子の1部リーグを勝手に分析しましたが、4部まである関東学生リーグ。それぞれに面白い!
特に今季は3部に注目をしながら各部を考察しよう!

関東学生女子2部

Aグループ 東京学芸、駒澤、東洋、東京女子体育、日本女子、一橋
B グループ 横浜国立、千葉、日本女子体育、国士舘、大東文化、明治学院
となっている。

この中で、春から勢いがあり、新世紀ラクロスにスピードで対応したのが日本女子体育大学であり、指導体制が変わり明確にスタイルが変わろうとしているのが東京学芸大学と明治学院大学だと見ている。
1部でもそうだが新世紀ラクロスにおいては、得点を取りにいく、取れることが重要と見た上での話だが。しかしそれは1部昇格への確実なルートであると見ていて、そのような方向性を打ち出しているのはこの3大学なのではないか?という事だ。

一方で、1部の所でも話を展開した、新世紀ラクロスの逆流現象は2部においてはより顕著、というより、元々守備が優位で(得点力が無い)拮抗したラクロスが展開されていたので、実は今年はより堅実な守備が重視されそうな気がする。

毎年入れ替え戦に臨む、最も安定した力を発揮する横浜国立や、千葉がその典型ではないかと思う。今年もその部分は有効で二部の上位を占めそうだが、1部を伺うには攻撃力のアップが必須であろう。そういう意味では横浜国立大学の攻撃に注目が集まる。そしてもう1校、東京女子体育大学にも注目をしたい。ある意味伝統的なランラクロスの継承者であるが、12人制ではブレイクできなくなっていた。10人制になった今季、その運動量が復権を担う可能性は高い。
ただし、1部の壁を越えるには、それだけでは無理な事もお伝えしておく。

その他の大学に関しては。4年生の卒業による戦力ダウンが顕著な大学もあるので、語りにくいが長期的に育成をしてきている、駒澤大学、一橋大学は新しいラクロスにどう変わるのか?拮抗状態が続く2部では、新ルールを物にしたチームが最初から勢いを付けそうだ。

東洋、日本女子、国士館、大東文化の各校もリーグ初戦勝ち切る事が何よりも大事だと認識されると良いだろう。

関東学生女子3部

4つのグループがあるが、2部以上に長期の育成を念頭に置いているチームが多く、その混戦ぶりは今期も厳しい物がある。ただ、その中でも特に注目すべき3校がある。

①Aグループ玉川大学;1部から降格後、ようやく長期的に上を見据えたチーム作りが実を結びつつある。環境面も整っているので、グループを勝ち抜く力は1番手だと見ている。

②Cグループ東京大学;昨年3部に降格した事が驚きだったチームが課題となっていた攻撃力を磨き長期的にアプローチをしてきた、体力、運動量、ショットを打つという気持ちが全員に行き渡り、2部でも上位を狙えるチームになってきている。
3部で戦うのが惜しいチームの一つである。

③Dグループ日本大学;昨年、不運とも言える降格を味わったが、チームの指導体制も変わり何となく日本大学らしい、「ふわっ」としたチームから、3年5年で1部に定着するチームへと変貌しつつある。実力校が集まるグループで圧倒する力を示せれば3年後の1部が見えて来る。3部で戦うのが惜しいチームの一つであり、大事なリーグ戦となる。

3部Bグループは突出したチームが無いグループと見ていて、より10人制ラクロスを理解したチームが抜け出しそうだ。成城大学の復活に懸ける気持ちが目につくし、筑波大学は環境面で恵まれていそうだし。
東京理科大学も継続的なチャレンジはタレントを得ると化ける可能性を秘めている。
4部に関しては、9月が試合の中心になるので、又改めて書いていく。

東海地区・女子

昨年吹き荒れた、愛知学院、至学館旋風は、どうやら収まりそうだ。2チームの戦力入れ替えが大きそうで昨年の勢いを感じられないというのがその理由。変わって長期的に力を維持している愛知教育、南山大学を中心にした争いが展開されそうだ。そして、復活の足取りが確かな金城学院や、淑徳、名古屋の新世紀ラクロスがどのような物かへも注目をしたい。大学選手権の形が変わり、1回戦で勢いの在る九州地区代表と勝負をしないと関東への挑戦権が得られない今年、新世紀ラクロスへの対応が問われる地区だ。

関東の日体大と提携を進めた南山大学はその真価を問われそうだ。

東海地区・男子

男子も、昨年は名城大学旋風が吹き荒れた。Finalで名古屋大学が止めた形だが、第1回全日本大学選手権に出場依頼東海の雄であった名城が2016年に降格。昨年の復活が完全な物なのか、その真価が問われる事になりそうだ。
東海地区は、今年の大学選手権1回戦では九州地区代表と会いまみえる。そこで強さを見せるのか地域間の競争、戦いの意味も持つだけにリーグ戦での凌ぎ合いに注目をしたい。

関西地区・女子

昨季の大学日本一を制した関西学院大学は、その戦力を維持してさらに高いレベルを目指しているようだ。
それに対し、U19代表3人を含む若手の台頭が総合力を押し上げている同志社大学に、南日ツインズが最終学年となり、充実期を迎えた関西大学が挑む形になりそうだ。しかし台風の目となりそうなのが、全国初の公立大学3校が1部リーグ入りを果たした中でも、昨年ファイナル4を戦った大阪教育を凌ぐと言われる神戸大学だと見る向きがある。さらに2度目の1部を全員で勝ち取った大阪大学も7帝大戦での勝ちで勢いを付けている。残留を果たした龍谷大学を含め混戦模様にも見える地区となった。
2部は、降格した立命館大学と1部復帰を目指す武庫川女子大学の反攻に注目が集まる。
3部まで混戦模様の関西地区。シンデレラ校が生まれる土壌はできたのかもしれない。

関西地区・男子

ここ数年の、混戦模様は変わらないようだ。ただ昨年1部復帰即地区優勝を飾った京都大学と春の覇者神戸大学(七夕マッチで早稲田大学と互角の戦いを見せた)を中心とした戦いになりそうな予感はする。
春の戦いのようすからは、20分短くなった試合時間の影響は、得点力の高くないリーグに甚だしいが関西地区もロースコアの気配が漂う。そこからのブレークスルーを身に着けたチームが抜け出し、関東に互する事になる。そろそろ関東1強に終止符を打って欲しいものだ。

中四国地区・女子

既に開幕したリーグは、やはり岡山大学の強さが際立つことになりそうだ。四国地区の様子は見えていないのでどのように対応をしていくのかに注目をしたい。密かに注目をしているチームがある。広島大学である。
今期U19代表の最終選考まで残った若手が、チームにどのような活性化をもたらしたのかその戦いぶりに目を凝らす事になりそうだ。

中四国地区・男子

岡山大学 対 四国の構図が続きそうだ。昨季ブレイクの兆しを見せた松山大学が真価を問われる事になりそうだ。いずれにしても、大学選手権から遠ざかっている地区だけに攻撃力の向上が望まれる。

九州地区・女子

この地区も、既に開幕したが、福岡大学を中心にした構図は変わりそうにはない。しかし、昨年の筑紫女学園の4位が示す通りの戦国時代化が続きそうだ。そして低迷に終止符を打とうとしているのが西南学院と見ている。多くの競い合いがリーグ戦の強さを醸成しているこの地区は今年支部化され全国大会の舞台へ乗り込み東海地区と戦い関東地区と戦う道が開かれた。チャレンジに注目をしたい。

九州地区・男子

北九州市立大学が決勝で九州大学を追い込んだ昨年から、どのような進化を遂げたのか?1部リーグ5チーム2回戦総当たりという新たな舞台を設けて2年目、勝ち抜くには真の力を必要とする。それだけに支部化して東海地区と合い見える全国大会に向けた切磋琢磨に注目したい。

2部では、昨年初参加の鹿児島大学が初めての勝利を勝ち取るか?そこも注目の一つである。

最後駆け足となったが、全日本選手権が大学1位vsクラブ1位だけの戦いになった今年、九州地区が支部化された今年、どのような変化が起きるのか?大きな変化のある女子を中心にみていきます。

関東男子と、関東女子の4部については改めて記します。
新世紀ラクロスに注目だ。

こぶ平

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