こぶ平コラム

【こぶ平コラム】関東学生ラクロス前途多難?!

こぶ平です。

9月11日(土)関東でも大学ラクロスが、開幕した。しかし開幕戦は、選手達と、プールのようなグラウンドとの戦いだった。関東の開幕時に危惧されたのはグラウンド調達だった。コロナ禍の緊急事態宣言下で、例年使用できるはずの各大学構内のグラウンドは交流試合で使用できなくなり、野外でのみ開催されることとなった今年、オープニングは正に過酷な環境で始まった。選手、オフィシャル総出の水掻き、砂入れの甲斐もなく当日の試合は開催できずに終わる。しかし総出の努力は、翌日の試合の開催を可能にした。この姿勢、正に自分たちで ’できる限りの事を、考えて行う’ 日本ラクロスの基本姿勢の体現だった。
(オフィシャルの獨協大学、試合ができなかった明治学院大学、立教大学の女子ラクロス部の皆さん本当に素敵な献身でした。)

そして、翌日、残された水を排出し実施された試合は①男子 慶應義塾大学vs一橋大学(リーグ戦1部Cブロック)②女子 中央大学vs国士館大学(リーグ戦2部Cブロック)だった。しかし、実際にはベストのパフォーマンスを出し切るには、過酷なグラウンド状況だった。男子の場合、フェイスオフはボールが土に埋まり通常取り切れるボールが取り切れない。(その影響は、パワーに勝った慶應義塾のファイスオファーに大きく表れたようだ。)そして、男女とも足を取られてしまうという面より、グラウンドボールが埋まって掻き出せないという障壁が立ちはだかったようだ。

そのような、中で試合を決定したのは地力の差だったと見えた。少し詳しく見てみよう。

男子 慶應義塾vs一橋
1Q 早々から、1on1を制した慶應義塾がショットの力の進化も見せリードを取った。このQでは、終了間際一橋のゴーリーからのロングパスのこぼれ球の不運を突かれた失点を除けば、完璧な慶應ペースだった。
2Q 以降、グラウンド状態の影響を利した一橋のフェイスオフが互角となり、一橋3番のLeadも効果的でディフェンスも泥臭く対応。お互いが泥臭く戦う中慶應義塾11番の個人技がクリエイティブなゴールを演出していたのが印象的だった。2Q 1対2と盛り返した一橋の盛り返しに期待が高まった。
3Q も膠着状態、わずかに慶應義塾の11番がゴール前、ターンからのノールック アンダーハンドショットのブレイクでベンチを盛り上げたのみで、4Qでの両チームの爆発に注目する形になった。
4Q 慶應義塾が良い形で得点を重ね、終了4分前で7対4とリードするも、慶應義塾フェイスオッファーのクロスイリーガルという不運もあり、以降一橋がゲームを支配する展開となり残り100秒で7対6と1点差まで詰め寄る展開。ここでゲームは最高潮、一橋の最後の攻撃を慶應義塾体を張ったディフェンスで凌ぎ切り、7対6のまま試合終了となった試合だった。

両チームの戦いぶりから、Topチームにおいてはラクロス禍の困難を克服していた感はあったが、試合会場のタフさが本当の力を封印してしまった感は否めない。特にフェイスオフに関しては、フェイスオフのフィールドだけでももう少しハードな改善が必要だろう。
そして、色んな議論を招きそうな事として、「フェイスオフ直後の、クロスチェック」今回、接戦の場面だから行使されたのであろうフェイスオッファーへのフェイスオフ後のクロスチェックというのは、他のプレーヤー、他の場面でのクロスチェックに比して実行を検討されるべきことかもしれない。
今年も特別大会となりFinal4に向けて3グループの1位とグループ2位チームの勝ち点・得失点にて4番目のチームが決まるわけだが、今回敗戦を喫した一橋大学も、4Qの追い上げで、6得点、1点差という結果は予選通過へのStepとしては留まった感がある。中央大学も含むCブロックの戦いはまだ、始まったばかりである。

因みに、関東学生ラクロスリーグ 1部は
Aブロック 早稲田、立教、日本体育、武蔵   最激戦グループ
Bブロック 東京、明治、学習院、明治学院   昇格組のチャレンジグループ
Cブロック 慶應義塾、中央、一橋、獨協    混線グループ

となっていて、今回の戦いでCグループのポイントは、連続してFinal4となっている中央大学の戦いぶりとなった。
因みに各ブロックの決勝進出予想は、極めて難しい。特にAブロックは2勝1敗で三つ巴とか、1勝1敗1分けで4チームが並ぶことさえあり得ると思っている。Bブロックは練習量が豊富そうな東京大学に分がありそうだが、Cブロックは慶應義塾、中央、一橋が横並び、獨協はやや苦しいと見ている。

一方の女子の開幕戦は 2部の 中央大学vs国士館大学 となったが、一昨年実力通りとは行かず、2部降格となった中央大学が、3年前の昇格時を彷彿させる力を見せて21対5と(第3Qこそ3対3ではあったが)力の違いを見せた。個々の突破力、コンビネーション等1部で戦う事へのこだわりが見えた試合だった。’こぶ平Eye’ 的ピックアップは チームをリードし得点力も見せた中央大学の17番、スローイングも前への動きも優れたものを見せた55番ゴーリーだ。二人とも3年生だけに、来季1部の舞台でその進化を見たい選手として記憶して欲しい。

関東女子リーグ2部は
Aブロック 駒澤、日本女子、玉川、東京
Bブロック 日本女子体育、横浜国立、東洋、大東文化
Cブロック 東京学芸、中央、国士館、一橋          のグループだが

初戦を見る限り、中央大学の優位が感じられた。実際どこまで練習ができてきたか不明だが、昨年の蓄積が残るチームと、昨年が一つの区切りだったチームの戦力の入れ替えが進むだけの戦力の厚さがあるチームが勝ち残りそうだ。順当に進めば、玉川、日本女子、中央というところが考えられるが、Aブロックの東京大学、Cブロック、東京学芸、一橋の層の厚さにも期待を寄せている。
そして、1部への昇格を果たしそうなのは、、、、、、、         それは、又別の機会に語ろう。

9月18日から3連続で開催される第2節の戦い。続々新チームが登場する。是非チームのStreaming中継を通じて楽しんで欲しい、
女子は 成蹊vs東海、慶應義塾vs学習院、早稲田vs法政、明治vs東京農業 等の試合が予定されている。男子は 獨協vs中央、早稲田vs武蔵、toukyouvs明治学院、明治vs学習院等の試合が組まれている。各大学のSNSから試合の情報を集めてください。

一方で、危機感を持たなければならないのは、3部4部ではチームを組めない大学もでてきたり、新人部員の確保ができない現象はコロナ同様全国に蔓延している。それに対する具体的な支援の提供や、関東での試合場、審判の確保は僅々の課題であるし、疲弊した選手の精神的なケアも含めた対策に注目をしている。例えば、試合場は、企業が持つ東京都内、近郊のグラウンドの活用を協会として支援するような大胆な試みもあっても良いのではないかと考えている。

さあラクロスが本格的に始まる。みんなで盛り上げていきませんか?

最後に関東Teen’s ラクロス秋の新チームによるリーグ戦が、一昨年規模に戻って開催される。春の全国大会の出場権を掛けた戦い。日本大学中高AQUAの連勝はどこまで続くのか?緊急事態の状況下で日程は流動的だが、又Teen’sラクロスは特集する予定だ。Teen’sの選手の皆さんは、大学進学を目指す人の勉強というフィールドでの戦いもある。願わくば、コロナ禍で燃焼できなかったラクロスへの思いを、大学まで繋げてほしいものだ。

Viva Lacrosse
こぶ平

 

 

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