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【こぶ平ラクロス 】2019年女子ラクロスを振り返る|昨年ブロック2位慶應義塾大学&日本体育大学について語る。

前回は昨年ブロック1位立教大学&明治大学について語りました。

今回は、昨年ブロック2位慶應義塾大学&日本体育大学について語ります。

女子ラクロス|日本体育大学

Bブロック2位となった日本体育大学についてシーズン前、日本体育大学は最も高い評価を得ていたと言える。定番の全員の高い運動能力と豊富な運動量。1on1での強さ、若手の融合等の要素が評価されていた。
しかし、優勝した立教大学との開幕戦で勝ち切れないと、その後守備の不安定さも現れ、得失点差でブロック1位の懸かった中央大学戦も得点を狙ったラフな試合運びとなり、得失点差において立教大学との間に10点差以上の差を付けられたことが全てを現していた。
守備に関しては、10人制では少なかったゾーンディフェンスを敷いたからというより、チーム一体となったカバーリングに問題があったと感じている。MFが繋ぐ攻守の一体感において1位となった、立教大学、明治大学と差があったと見ている。

その辺り、2年連続ファイナル4で勝ち切れなかった要因と考えているのだがどうだろう?

女子ラクロス|慶應義塾大学

Aブロック2位となった慶應義塾大学について
2017年2018年度関東王者となった慶應義塾大学は、2019年は苦難の年だったと言える。それは

リーグ戦の得失点が如実に語っている。
2017年度 40得点 15失点(+25点)
2018年度 35得点 17失点(+18点)
2019年度 30得点 27失点(+3点)

得点が前年を下回った大学は3校。その内青山学院大学、東海大学が大幅に順位を下げた事からするとむしろ踏ん張った印象がある。それはチームの強化力というか戦略に優れていたのかもしれない。

春の6大学リーグから、苦戦の兆候が見られ、2016年2017年の新チームスタート時点よりも厳しい状況下だったと見ていた。得点力のある選手が主将1枚の状態から、異例と言える1年生3人の登用という対応で活性化を促し、重要な試合に勝ち切れる強さを見せたのは流石と言える。
ブレイクスルーとして1on1の力をベースに崩して行けなければ、ロングショットの力を付けて行くとか、ファストブレイクに徹してみるというような慶應義塾らしい新しい戦術の提案があっても良かったのではないかと期待半ばで見ていたのだが、叶わなかった。

しかし、33番山本選手、#71番平井選手、#88番川久保選手の1年生トリオの活躍は印象的であり20年度チームの意気込みからすると、覚醒の予感が高いチームの1番手のように見える。

注目あれ!

各チームが、大学ではやはり守備的なポゼッションラクロスに向かってしまうのか?決めつけるのは
早いが、関東のファイナル4での強さの違いは守備力だったと思う。

今回はここまで、次回関東の1部残り8校と、2部以下の総括をする。

こぶ平

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