【こぶ平レポート】全日本選手権準決勝@東京会場|女子ラクロスの進化の過程を見た?
一方で、FUSIONのラクロスが(ひいては、クラブラクロスが)大学のラクロスに屈したというわけではないという事もお伝えしておきたい。
確実に前半7分はゲームを支配していた。しかし、そこから得点を挙げる為のミスマッチ作りがパスに偏ったり、ロングパスへの対応の誤りといったことが重なった事がこの差になったと言えます。個人の能力の高さ、技術の高さと組織として連携の精度を試合の勝ちに結びつけるには、自分たちの試合への想定を多方面に広げて、その対応策を自分たちの技術の高さに落とし込んでおくことが重要なように思います。
次戦全日本選手権決勝はNeO 対 慶應義塾になることが決まっています。NeOはどういうラクロスを魅せてくれるのでしょう?
そして慶應義塾の次の進化はどのような形でしょう?楽しみです。
ミスマッチ作りとパスラクロス、カウンター攻撃に対するゲームの進め方については又、改めて別の形で詳しく書きたいと思いますが、女子ラクロスの進化の余地が多いと感じるのは、その辺のゲームメークの考え方の未熟さもあるような気がしています。男子はかなり違います。
その辺りも又オフシーズンの「ラクロス考」にでも書こうと思います。
話は前後しますが
12月10日 大阪で行われた、全日本選手権準決勝 もうひと試合は
女子:同志社大学 vs NeO 5対13
男子 :大阪大学 vs FALCONS 7対15
という結果です。
終盤、中盤に学生の反攻が見られたようですが、点数以上に差は大きかったような印象を受けています。大学生の場合毎年大きく戦力が変わる可能性があるだけに、無理がないことなのかもしれませんが、昨年の関西学院の力からの発展、進化が少なかったように見える、関西学生女子ラクロスの覚醒に大いに期待したいと思っています。
男子学生の大阪大学は昨年の神戸大学と比べると特徴的なラクロスで新たな方向性を示されたように思います。ここ3期で優勝、2位、優勝と進めてこられた阪大ラクロスの集大成は4年目なのかもしれませんね。来年の大阪大学への期待が高まります。
さて、今週末12月17日(日)に行われる、全日本選手権決勝戦は東京都江戸川区陸上競技場にて
男子 11時 フェイスオフ FALCONS(クラブ1位)対 Stealers(クラブ2位)
女子 14時半 ドロー NeO(クラブ1位)対 慶應義塾大学(大学1位)
が行われます。当日券 1,500円 有料です。正直、色々な意味で今年のラクロス全日本選手権は男女共の目が離せない試合になります。
是非ご観戦下さい。
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こぶ平