【こぶ平レポート】2017年全日本選手権から見えたモノ|男子編
試合結果
FALCONSが16対10で勝利をし、10年連続男子ラクロス日本一となりました。
MVPはFALCONSで3得点を挙げた#13橋本 立輝選手/日本体育大学
VPはStealersで2得点を挙げた#8小林 潤選手/東京大学 でした。
しかし、試合を決定付けたのはFALCONSの2Q残り10秒で決めきったショット、とりわけその選手が一番警戒されていた#44であった事だと考えています。
FALCONSの進化
FALCONSの進化は、閉会式の講評でもありましたが、10連覇の中でMVPが全て異なるという事が表している通り、毎年が進化の過程であり、世界を制するまで進化し続けるという強い意志に基づく練習にあると考えています。そこで、魅せられるパフォーマンスは運動量でも学生を凌ぎ、戦術面でも新しさを打ち出す。
しかも、Legendsがしっかりと支えている。今回の決勝でも関根選手がしっかりと2得点を挙げています。
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Stealersの挑戦
関東の若者が集いしチームも、日本をリードし世界を目指すという意思で動いて9年目初めての全日本選手権決勝は、思ったように進められない歯がゆさはあったでしょうけれど、この経験がさらに1段上のステージに押し上げてくれそうな気がしています。更なるフィニッシュのパス精度やスピードの向上を得た時こそFALCONSの連覇を阻む時なのでしょう。来年なのでしょうか?
11対8でFALCONSが勝利し10連覇を飾りました。これは前人未踏の記録であり、今後もこの記録を更新できるのは、FALCONSだけかもしれません。
FALCONSさんの努力と意思に拍手と心からのお祝いを申し上げます。「おめでとうございます」。
最後に、僭越ながら大会閉会式のお話に一つ訂正を入れさせていただきます。細かい事ですが、、、、
全日本選手権の開催場所についてです。
協会のお話通り、江戸川区陸上競技場が「ラクロスの聖地」であることは間違いないのですが、ラクロス史上2回だけ会場が異なっています。
1993年大会 駒沢オリンピック公園 陸上競技場(この年第1回早慶戦ラクロスが行われています)
そして前回に振り返った
2008年大会 そうですね、FALCONS10連覇の始まった年です。会場は長居球技場(現在のヤンマーフィールド長居)でした。この2年に何があって会場が変わったのかはわかりませんが、ある歴史の節目である事は又興味深い。
そして、閉会式での電撃発表がありましたが、来年は江戸川球技場改装(オリンピックの為ではなさそうです)の為、再び長居球技場(現在のヤンマーフィールド長居)で開催されるのは又何か歴史の節目を迎える事になるのでしょう。楽しみです。
女子の考察については、次に書きます。ご意見下さい。
こぶ平
レポート:こぶ平
写真:LACROSSE PLUS専属フォトグラファー 梅田朗江
撮影協力:日本ラクロス協会