文武両道系ラクロッサー東北大学飛田怜央奈選手

【文武両道系ラクロッサー第2弾】飛田怜央奈さん|東北大学|男子ラクロス

”ラクロスと勉強を両立して活躍しているラクロスの人” を紹介する文武両道系ラクロッサーシリーズ第二弾!
今回は今年東北地区で全勝優勝をし、全日本大学選手権2地区予選に進出を決めた東北大学の『薬学部』で学んでいるトンペイ(東北大学の略称)学生をご紹介します。

飛田怜央奈さん|東北大学|男子ラクロス

【名前】 飛田怜央奈
【学年】 3年生
【ラクロスでのポジション】 FO/MF
【所属大学】 東北大学薬学部創薬科学科

【今勉強をしている分野の詳細】
東北大学薬学部は3年次に薬学科と創薬科学科に分かれるようになり、私は創薬科学科に所属しています。コースが分かれると同時期に研究室にも配属され、私は生物構造化学研究室に所属しています。
そこでは、主に蛍光などの光を用いて、タンパク質や細胞についての研究を行なっています。
今は、その研究をするのに必要な技術や知識の取得のために基礎実験を行っています。

【その勉強を始めた理由】
人のために役に立つような勉強をしてみたかったからだと思います。
その中でも、新薬開発に携われて、画期的な薬の開発が出来たらかっこいいなという単純な理由で薬学部を志望しました。
現役時代は行けるところに行ければ良いと思っていたので浪人して良かったです。(笑)

【自慢できる勉強関連記録】
現役時代、偏差値50の大学を受験し、受験した大学全落ち、一浪して東北大学薬学部に合格したこと

【ラクロスを始めた理由】
大学でも部活をしたいと思っていて、その中でも1番部の雰囲気がよく、学生日本一を目指す団体というところに惹かれて私もこの団体に所属したいと思ったからです。

【ラクロスを始める前に行なっていたスポーツor部活】
小学校2年生から高校までずっと野球をやっていました。

【ラクロスと勉強を両立させるコツ】
『人と比べないこと』『人に頼ること』 だと思います。
ラクロス部には自分よりも自主練習時間を取れる人がいるし、薬学部には部活もしていなくて時間がたくさんある人がいて、そういう人たちと比べると「なんで自分だけ、、」と卑屈になるだけです。だから、私は自分の置かれた環境でどれだけ頑張れるかを考えてラクロスにも勉強にも取り組むことでどちらに対するモチベーションも極端に下がることはなく上手くとはいかないものの両立はできていると思います。
また、ラクロスも勉強もやらなければいけないとなると、効率を求めなくてはならないので、特に勉強に関してはかなり友達に頼っている部分があります。ありがたいことに友達に優秀な人たちがいてくれるので、テスト前などはその人たちと一緒に勉強して分からないことがあったらすぐ聞くようにしてなるべく無駄がないように勉強しています。そのおかげでなんとかテストを乗り切ることができています。

【ラクロスをしていて勉強に活かされたこと】
常に疑問を持って勉強することができるので、記憶に残りやすく、深く理解できるようになることです。ラクロス中、うまく出来たことはなんでうまく出来たのか、ミスをしてしまったのはなんでなのかを考えてプレイすることを心がけているため、それが勉強でも、自然と 「なんで〇〇なのか」 と考えるので、その内容を噛み砕いて理解することができていると思います。
また、これはラクロスだけに当てはまることではないと思いますが、努力し続けられるということも勉強に活きていると思います。それは、ラクロスを通して、考えて努力すれば上達していくという成功体験があり、その成功体験が重なるとそれを好きになるということが経験から知ることができたので、勉強も努力し続ければ必ず出来るようになるし、分かることが多くなれば面白くなるという気持ちで勉強に対しても同じように努力できるようになったと思います。

【同じ学部や勉強をしている人へオススメの勉強方法】
薬学部のテストは計算とかよりも暗記が多いと思います。あるドラマでもやっていたと思うんですけど、暗記したいことを唱えながら歩ったり作業したりすると目だけではなく、口と耳、さらに体の他の部位も使うので覚えやすくなるらしいです。ただ、これをやる時に外でやると不審者になってしまうのでなるべく家の中でやるようにしましょう。
あとは、薬理学(薬の名前と機序、適応などの学問)は基本的に暗記量が多くてしんどいので、自分で語呂を作って覚えるとかなりすんなり覚えられると思います。自分で覚えるためのものなのでどんな変な語呂でもいいと思います。むしろインパクトのあるゴロの方が記憶に残りやすいのでおすすめです。私が作ったゴロはあまり人に見せられないですけどそのおかげで今でも記憶に残っています。
最後に、友達と問題を出し合ってアウトプットの回数を増やすことだと思います。間違ってても合っていてもその知識についての会話が発生するはずなので、これによって記憶に定着しやすかなると思います。
合う合わないがあると思いますが、ぜひ試してみてください。

【将来の夢】
将来は、製薬会社で研究あるいは開発の職に就きたいなとぼんやり思っています。

LACROSSE PLUS読者へメッセージ

正直、私自身も勉強とラクロスをちゃんと両立出来てるかと言われたら自信を持って、はいとは言えないです。ラクロスをしている人の中には私なんかより遥かに忙しいのに頑張っている人がいると思います。そういう人たちもラクロスを続けるのは、ラクロスという競技が好きだから、チームの仲間と喜び、悲しみを分かち合いたいからなどの理由があるからだと思います。
やはり、勉強をするだけでは得られないことがラクロスという競技を通して得ることができると思うので、私自身、絶対に部活を続けて、チームメイトと共に目標の 学生日本一 を達成したいと思っていますし、今勉強との両立が大変な人にもラクロスを続けて欲しいと思っています。
私も、あと1年間学生ラクロスをできる時間があるので、大変なことはまだまだあると思いますが、研究とラクロスのどちらも楽しんでやりたいと思います。
皆さんも忙しかったり、うまくいかなかったりすると忘れがちになってしまいますが、楽しむことを大切にしてラクロスも勉強もお互い頑張りましょう!

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