こぶ平 ラクロス レポート

【こぶ平ラクロス】ラクロスクライマックスシリーズ2|全国への道(大学編)

ラクロスファンの皆さん、2019年ラクロスシーズンも地区のファイナルステージが先週の関東学生リーグのファイナルを持って終了しました。
2週に渡って行われた、大学Bigカンファレンスのファイナルについて2回に分けてお伝えします。

題して 「エキサイティングラクロス」 

11月2日(土曜日) 全日本大学選手権 最終予選 東北地区vs中四国地区 を含め
11月3日(日曜日) 東海地区大学リーグ ファイナル
11月4日(月曜日) 関西地区大学リーグ ファイナル
11月9日(土曜日) 関東地区大学リーグ ファイナル が実施された。
関東地区ファイナルは別途詳細を述べるが、今回は2週間前のReviewをこぶ平的に書いていく。

①全日本大学選手権 2地区代表決定戦 東北地区vs中四国地区

先ずは、皆さんにお伝えするべき事は、昨年まで3地区代表決定戦であったこの最終予選、九州地区が独立リーグとして認められた為に、2地区代表戦となった。この経緯については又語る機会を持ちたいが、東北地区と中四国地区の1本勝負となった試合。
男子は3地区戦時代から、男子の代表を取って来た東北代表に中四国地区が挑む構図だったようだ。
女子は、3地区で強さを示していた九州地区が独立し、東北地区代表に中四国地区が挑む構図となった。
その中四国地区は、久々に四国地区代表が躍動し、新生大学選手権史上初の男女とも四国地区代表が岡山大学を破り、中四国地区を制した。

【女子戦】
ここに至るまでには、女子代表となった愛媛大学は地区ファイナル直前に、部室を焼失。Lacrosse makes Friends.
の力もあり大逆転で岡山大学を破るというStoryもあった。勢いMaxで臨んだ愛媛大学を迎え撃つ形の東北代表は、2013年以来の宮城学院女子大学だった。
久々の、全国大会出場に向けた想いは、宮城学院も同じ。互いのモチベーションが高まった中での戦いは宮城学院が終始リードをする展開。特に3Qに愛媛大学に1点を返されてからの、怒涛のドロー連取でモメンタムを掴むと8対2まで差を広げ優位を築いた。
4Qで見せた愛媛の粘りには、思いの強さが現れたが宮城学院が1on1で強さを見せて10対4と勝ち切った。

【男子戦】
男子は、連続出場の東北大学に、久々四国代表の徳島が挑む図式。
結果的には、昨年も関西代表に接近した、東北大学が8人で9点を奪う巧者ぶりを見せて完勝。9対2という差になった。
全国大会へ勝ち進んだ東北地区代表は、11月17日(日)に地元仙台で、北海道地区代表の北海道大学と1回戦を戦う事になった。

今年、2地区代表戦となったのだが、中四国地区代表はブレイクすることができなかった。2012年の男子岡山大学以来、中四国地区の全国大会への出場はない。門は開かれている。今年は少し広くなった。しかし、結果的には遠ざかた感もある。
中四国地区クラブチームも含め、地域での活性化、地域ぐるみでの強化策を練りこんでいく時が来たように思うのだが。今年広島大学の女子選手がU19代表候補の30人まで残った。全日本の強化選手の中にも岡山大学出身の選手がいる。それらの選手からのフィードバックや、関東クラブチームの遠征等からのフィードバックを、中四国的に昇華させるような計画もできるのではないだろうか?(例えばSELLプロジェクトに応募が無かったのは、中四国地区だけなのだ?何故だろう)
日本全国(北海道地区を除いてい)の地区で、全ての県に公式ラクロス部が存在するのは、中四国地区だけなのだ。誇るべきだ。そこからの活性化、新時代に期待を寄せている。

②11月3日 東海地区ファイナル

【男子戦】南山大学vs名古屋大学  7対5 
先制を許した、南山大学は1Qをフェイスオフブレイク等でモメンタムを渡さず、2Q以降1度もリードを許さず、安定した攻守で綻びを見せず、勝ち切った決して、爆発力はなさそうがだが、破たんを見せないDFの頑張りが、全国大会でどのように生きるのか?全国大会1回戦の九州代表チームとの戦いぶりが注目される。

【女子戦】南山大学vs愛知教育大学  
リーグ戦では12対3と完敗をしていた、愛知教育大学。昨年の優勝校は開幕当初の所から、南山を上回る進化を見せた。2Q3点差を付けられモメンタムを奪われたところでは、相手のファールによるマンアップを活用し点を返すと3Qまでに7対6と均衡。
しかし4Qには南山が畳みかけ、11対7となったのが、残り5分。12対8となったのが残り2分。
ここから、愛知教育の怒涛の攻めにより残り50秒で12対11.この間70秒で3点、どういう攻防だったのか?
しかし、最後南山が踏ん張りドローを確保するとそのまま逃げ切った。
凄い試合を勝ち切った南山、ここで痺れる戦いを凌いだ事は、次の全国大会に生きて来るはずだ。

第11回全日本大学選手権 1回戦 東海地区vs九州地区は11月16日(土)東海地区の地元港サッカー場
女子は2014年以来の男子は2013年以来の東海地区vs九州地区対決は、白熱した戦いになるのは必至。

③11月4日 関西地区ファイナル

【男子戦】関西学院大学vs京都大学   
リーグ戦無敗で通過した関西学院が、3位から駆け上がった京都に対して1Qからモメンタムを獲得4対0とリードすると、ゴーリー15番のセーブも京大のモメンタム獲得を許さず、最終4Qに3点を返し意地を見せた京大に8対5と完勝した。
2014年以来の、全国の舞台へ登場する関西学院。どのようなラクロスを見せるのか?特に攻撃力に注目をしたい。

【女子戦】関西学院vs同志社大学
昨年、大学日本一の座に着いた関西学院は戦力を保持しつつ、U19や全日本の強化選手に選手を輩出するなど、昨年以上の力であることは間違いないチームであった。一方の同志社。昨年のリーグ戦で完敗してから、新2年生3人がU19代表となり、進化を見せるなど新しい戦力の台頭が上級生の刺激となったのだろうか?リーグ戦では関西学院に4Q残り5分ぐらいまでリードを奪う形まで肉迫した勝ちたいという強い気持ちを持ったチームであったはずだ。
そういう、2チームの戦いは、1Q 2-3、2Q 2-1、3Q 2-3、4Q 3-3 残り2分に追い上げた関西学院の勢いが余って、最後のドローは関学のファールとなり、同志社懸命の攻撃によりポゼッションを取り切り9対10と同志社が勝ち切り、2010年に決勝戦(それ以外のプレーオフ)で関西学院を破って以来の関西学院に対する勝利で、2017年以来の全国大会出場を決めた。
関西学院は、春先から関東への遠征を実施するなど万全の態勢で臨んだ決勝戦だったはずだ。それを上回った同志社の攻撃力と抑えきった力を支えた進化の裏側には、関西学院を上回る練習。気持ちの構築があった事だろう。選手、そしてそれを支えたスタッフの力に興味が尽きない。
今後の戦いぶりに、注目をしたいチームだ。(ちなみに、最後の舞台にU19代表で得点源1つATの2回生を1枚欠いていた、そしてコーチは、、、、、)

関西地区代表は、11月24日に東海地区代表vs九州地区代表の勝者と全日本大学選手権を戦う。

関東地区ファイナル、そして各地区の入れ替え戦、関西、関東のTeen’sの状況に関しては、それぞれ別途Reportする。

エキサイティング ラクロス。

こぶ平

PS. 
全日本大学選手権1回戦 
16日@愛知県港サッカー場  男子 南山大学vs九州大学 女子 南山大学vs福岡大学
17日@宮城県弘進ゴム アスリートパーク仙台 男子 北海道大学vs東北大学 女子 北海道大学vs宮城学院女子大学

一般的な予想は 東海地区、東北地区 優位の見方が強いのだろうか? 北海道地区、九州地区のラクロスも進化をしている。
興味深い結果になるはずだ。

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