【こぶ平コラム】2018年振り返り|男子・全国クラブチーム編

ラクロス2018年を振り返るシリーズ2。
今年のラクロスを進化される、ヒントになればという話もあれば加えて行きますので、お付き合いください。


全国男子ラクロス・クラブチーム編

昨年リーグ戦開始の段階で、男子クラブリーグについては取り立てて大きく取り上げていませんでした。
それには、理由がありました。第13回男子ラクロス世界選手権大会が7月にあり、クラブの主力が選ばれてリーグの見通しも、例年通りの様相で変化が起こりそうになかったからです。
結果的には、日本一10連覇中の絶対王者FALCONSが主力選手を日本代表に送出した影響も感じさせず、チャンピオンリーグ8連覇、日本選手権11連覇を成し遂げました。

東日本地区・チャンピオンズリーグ

東日本地区では、チャンピオンリーグ 8チーム(1部、2部各4チーム)に全日本クラブ選手権への参加権が得られる機会があるが、FALCONS,Stealers,ADVANCE-HANGLOOSEの3強時代に入った感がある。
昨年も、結果的に3強がクラブ選手権に進み、VALENTIAが2部降格を免れた状況だった。
2017年シーズンに、FALCONSに迫る勢いを見せたStealersも、進化の著しいADVANCEとの戦いでは、プレーオフでも大苦戦を強いられた。クラブ選手権では決勝FALCONS戦延長まで粘るも、全日本選手権では早稲田大学に痛い敗戦を喫する結果で終わった。(早稲田戦は終始リードをされる戦いで完敗となった。)プレーオフから、クラブ選手権まで3試合連続で得点を重ねた、#9鈴木 伸吾選手(東海大卒)の覚醒等は見られたものの、怪我等を抱えたからか、チームとしての進化は大きくはなかった。サポーターやSNSでの発信に関しては進化が見られるだけに、チームとしてのStealersらしさの発現を期待したい。
チャンピオンリーグでの戦いも上位との差を詰めてきた様子が見られた、ADVANCE_HANGLOOSE(以下ADVANCE)は
国際性とともに、年代的な幅も大きいが、進化の可能性も大きなチームとなってきたように見えた。
2019年は補強もしっかりされれば、リーグ戦でFALCONSにも対等に戦える可能性を秘めている。
先期で、日本代表の2人のフェイスオッファーが抜けた穴の補強が一番の課題になると思われる。
そして、FALCONSはLegendsと若手の融合に調和があり、高いレベルで補完し合えるチーム作りをされている上、独自でも色々な想定で練習をされている。海外へも遠征に行く。王座は当分揺るぎないと感じさせるチームになっている。
FALCONSの強さの秘密には、別途特集でもして、掘り下げていきたいと思う。

東日本地区・ファンリーグ

東日本地区には生涯ラクロスを目指すファンリーグが存在する。このリーグでもやる気の助勢の意味もあり優勝決定戦が実施される。A,Bグループ各6チームの中から頂点に立ったのは、横浜ラクロスクラブ。昨年のリベンジを果たし、SugarRaysの連覇はならなかった。 
この層の厚さも又、東日本クラブリーグの強さの要因の一つである。

北海道地区

クラブ独立リーグの創成を目指して3チームが活動を続けて7年目に入った2018年 ALC Hooters、Space Travelers、そしてOrcinus Orca は学生とも交流しながらシーズンを戦い、最後はOrcinus Orcaの優勝で幕を閉じた。もう1チーム必要なのか?北海道クラブリーグの創成が待ち遠しい。

東北地区

今年も、クラブリーグとしての活動はなく、独立した形で学生等との交流を続ける形で進行している模様である。

東海地区

日本代表選手が復帰した、WOLVESが全勝でリーグ戦を勝ち抜き、プレーオフでOPEC VORTEXとの激闘を7対7として
全国大会への進出を決めた。
4チームで2試合総当たりのリーグ戦。全国の地区からの流入があるリーグで進化を遂げる余地が多そうだが、全日本クラブ
選手権での東日本3位チームとの戦いを、まだ抜く事はできていない。東日本クラブ3位チームの充実度も高いため、何か新たなブレイク・スルーを必要としているように思われる。
それは何か?例えば、東海地区の企業のスポンサーを得て、しっかりと結果を出さないとダメという意識改革からのハードな練習というのはありえないだろうか?

関西地区

2018年、久々にNLC HORNETZがリーグ戦1位となり(ACLと10対9の接戦)古豪復活を思わせたが、プレーオフでは
ACLと再戦も、苦杯。結局ACLが全日本クラブ選手権に出場を続ける事になった。
しかしながら、全日本クラブ選手権では、東日本1位のFALCONSを抜く事はできず、久々の大敗となった。
大学での、関東との差を指摘したのだが、クラブにおいてもその差が広がっている事が、ラクロスの底上げ、拡散という面から考えると良い方向にむかっていないのではないかと危惧する部分である。
オリンピック競技となる上では、全国的な広がりとともに、クラブでの経験がスキルを向上し、世界と戦えるチームを作ると言えるので、関西地区のクラブの活性化というものを再考願えないだろうか?
例えば、1部2部の入れ替え戦の結果が、探してもわからないというのも情報の管理という面でガバナンスが効いていないと思われるのは良くない。改善をされる事を願います。


中四国九州地区

2018年度も九州地区の全日本クラブ選手権出場となった。2016年の九州地区参入時こそ中四国地区のBARBARIANSが勝ち抜けたが、それ以降九州地区の優位が続いている。
この辺は、中四国地区の学生チームが岡山大学1強になっている事とLinkしていると考える事もできるかもしれない。
中四国地区1位になる事で十分だ

それ以上の結果は中々残せないので、社会人になってまで続けるモチベーションが形成されない。

①については、中四国地区はやはり試合の為の移動が長い、交通費もかかる地区である事も含めて燃え尽きてしまう。
②については、もっと大きな夢が描けないのかもしれないが、オリンピックに選手を送る事は結構地域的には大きな事なのですから、地域で頑張ってみる事ができないでしょうか?

これこそ、現場を知らない暴論なのかもしれませんが、お許し願いたい。

かくして、Arditoが全日本クラブ選手権に参加したが、関西代表の壁は抜けなかった。


最後にクラブラクロスに関して

男子ラクロスのクラブに関して、北海道地区の進化は見られるものの、プレーヤー数もクラブの数も過去10年間で大きくは変わっていない。世界で戦うための最低限の規模を維持している形だ。
中国や、タイ、フィリピンといった国では、特殊な環境ながら有力者のサポートにより、進化が加速する傾向にある。オリンピック種目になると、その進化が加速される。日本はその時にどうなるのか?東日本の有力チームの個人的な努力で進化を加速することは難しいと言わざるをえない。
全国的な取り組みと、底上げが必要だ。クラブラクロスの活性化について大胆な見直しが迫られている。

Consider Lacrosse

次回は女子中高ラクロスを振り返る。

こぶ平

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編集長LACROSSE PLUS
設立:2016年8月|ミッション:ラクロスに関わる人に有益な情報を届け続ける|ビジョン:ラクロスの人ってかっこいい|編集長:小野寺ひより

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