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【関東ラクロス新人戦】男子ラクロスあすなろ優勝|武蔵大学&東京農業大学にインタビュー

日本ラクロス協会が主催している毎年恒例のラクロスを初めて2年目のラクロッサー向けの新人戦「あすなろカップ」が今年も開催され、男子ラクロス部門では武蔵大学&東京農業大学の合同チームが優勝しました。

今回は武蔵大学&東京農業大学の2年生リーダーの方と育成担当の方に今回のあすなろカップの感想や日々の練習についてお話を伺いました。




武蔵大学2年リーダーへインタビュー

今回お話を伺った選手:#13 MF/FO中塚航平選手(あすなろMVP)

あすなろ優勝そしてMVP受賞おめでとうございます!
あすなろの試合を振り返っていかがでしたか?
終始よく守ったという印象ですね。しっかりと守り少ないチャンスをものにしたので、結果もついてきたと思います!
過去の新人戦のでの戦績が、サマーは4位、ウィンターは悔しながら2位という結果だったので、あすなろでは絶対に優勝したいという気持ちで望んでいたので、結果がついてきて本当に嬉しかったです。

武蔵大学の2年生の練習の雰囲気などを教えてください。
武蔵の現在の2年生は19人です。
練習の際は雰囲気は盛り上げて活気良く作り上げることを普段から強く意識してます。その中でもお互いに気付いたこと、改善できそうなところがあった際には躊躇せず常に指摘しあっています。

最後に今シーズンに向けて、とりわけ今年のリーグ戦に向けて意気込みをお願いします!
リーグ戦に向けては各一人一人がチームのために何ができるかを考えて行動し、全員が勝利に貢献したいと思っています!

武蔵大学育成担当者へインタビュー

今回お話を伺った方: 蓮見航太さん(3年)

武蔵の1年生の新人戦の成長はすばらしいですね。あすなろに向けてどのようなことをしてきたのでしょうか。
あすなろでは、選手たちが勝つために何度も練習試合を行い互いを知り自分たちがどんなラクロスをしたいかを話すことができたからだと思います。

今までの1年間を振り返って、どのようなことを計画し、実行をしてきたか是非教えて下さい。
選手の人数が少ない武蔵のラクロス部では1年生のうちから基本的に試合に出場することになっています。
そのため武蔵のラクロススタイルをラクロスの新人である1年生にもわかりやすく、そして理解できるよう練習メニューを考え、常に実行してきました。
また、武蔵では1年生でも普通に試合に出るので成長スピードが他大の1年生と同じようでは武蔵は関東1部では勝てません。
そのこともあり練習中選手たちが練習の意図を理解しやすくするため、ポイントを3つ程度に絞り意識させるようにしていました。

育成で大変だったことと、それに対しての対処、乗り越え方を教えてください
武蔵のチーム時事情もあり自分はプレーヤーと育成の両立だったので練習もしたいけど育成もしっかりやらないといけないという状況がありました。そんな中育成をしていく中でうまく1年生に技術指導できないことがありました。その技術は自分の中で落とし込めていないところだと気づき基礎に戻ることができました。それが自分の能力向上にもつながると考えることが大切だと思います。

全大学の育成担当者にアドバイス・メッセージをお願いします!
育成をしている時はそこまで考えられなかったですが今思えば長期的な目線をもち4年間を通して成長し続けられるような育成をしなければ新人戦は勝てたけど上級生になりリーグ戦では勝てないということが起こってしまうと思うのでそういう視線をもって育成をしていくべきだと思います!


東京農業大学2年リーダーへインタビュー

今回お話を伺った方:漆畑 聡一選手

あすなろの予選からの決勝までの試合の振り返ってみていかがでしたか?
合同チーム初の優勝チームとして名を刻むことができ、何より嬉しいです。どのチームよりも自分たちのチームが最高の団結力だったと思います。予選は慶應義塾高校、明治駒沢合同チームと行い、特に明治駒沢戦は、イーブンで終えてしまい、得失点差での決勝進出となりました。危ういスタートでしたが、予選通過することができました。予選ではアシストのみで、特に目立ったプレーもできず終えてしまいました。そして決勝リーグでは準々決勝は千葉淑徳合同チームと行い、2-1。準決勝は学習院大学と行い、1-0。決勝は立教大学と行い、1-0。どの試合も実力差はほとんどなく接戦で、気持ちとの闘いでした。自分はミスで決定的な場面を逃しまった場面があったので個人的には納得いかないラクロスでしたが、気持ちでは誰にも負けずにできたので、あとはリーグ戦に向けてラクロスに対して貪欲にこだわって行きたいと思います。

あすなろでの印象に残ったプレーを教えてください!
やはり1番印象に残ってるのは、準決勝で決めた得点です。前後半、両者無失点で迎え、サドンデスビクトリーとなり、前半ロングのクリアからパスをもらい自慢のスピードでブレイクからとったシーンです。やっぱりラクロスは点を決めた瞬間が一番燃えます?

今までの新人戦の戦績はいかがだったのでしょうか?
サマーステージは、東海大学との合同チームで出場して、ベスト8。ウインターステージは、駒沢大学との合同チームで出場して、ベスト16を取ることができました。

1年生練習の時の練習について教えてください。
現在は自分達は11人と少ない人数ですが、少数精鋭で日々努力しています。日常から同期全員とコミュニケーションをとるようにして仲を深めたり、時には厳しい声をかけたりして切磋琢磨しています。
また普段は上級生と共に練習をしています。常に上級生より上手くなる、追い越す気持ちでやってます。

今後の試合(リーグ戦)に向けての意気込みをよろしくお願いします!
2年生では新人王を獲ることを目標に、誰からも注目されるような選手になります。



東京農業大学育成担当者へインタビュー

今回お話を伺った方:坂澤大海さん(さかざわひろみ)3年

(写真:左から二番目)

あすなろの合同チームでの出場は大変なこともあると思うのですが、今回どのような工夫があったのでしょうか?
今年の1年生はもともと人数が少なく、サマー、ウィンターも合同で出場しました。サマーは東海、ウィンターは駒沢、そして今回のあすなろは武蔵と、新人戦三大会とも違う大学だったので、また1から相手の大学の選手とのコミュニケーションが一番大変でした。
今回のあすなろでは武蔵大学との合同チームになることが決まったのが遅かったので特に大変でした。
また合同練習もあまり出来なかった中での試合だったので、出来るだけ一人一人の選手を見てあげることに徹しました。

現2年生の今までの育成期間を振り返って、どのようなことを計画し、実行をしてきたか教えて下さい。
初めての育成で、なにをしていいかも分からず正直上手く運営出来ていたとは言い難いです。計画なども殆どイメージが出来ていませんでした。
反省としては、一年生にどういう選手になってほしいかというゴールを見据えて逆算して育成を行うことが大切だと思います。

育成をするにおいて大事にしてきたことなどがあれば教えてください。
育成コーチとしてなにをしてあげたらいいかと考えたとき、選手たちの考えや気持ちを知るため、出来るだけ選手たちと一緒にいる時間を増やそうと考えました。練習の時以外でもミーティングや自主練、一緒にご飯に行って相談に乗ったりなど、一緒にいる時間を増やすことを大事にしてきました。

育成で大変だったことと、それに対しての対処、乗り越え方を教えてください!
私が思っていたよりも育成というのは大変でした。選手も十人十色、それぞれの個性を持った人達をまとめるのは今でも難しいです。性格もバラバラで人によってどう対応するかを常に考えて、自分の強みを見つけてもらうことを考えていました。根気よく選手と向き合うことが大切だと思います。

全大学の育成担当者にアドバイス・メッセージをお願いします!
今回、あすなろ優勝を果たしましたが、実際は武蔵の選手に頼りきりだったので正直心から喜ぶことはできてなかったです。育成として農大の選手に何もしてあげられなかったことが非常に悔しいです。
私は育成としてまだまだ未熟です。今シーズンの育成は去年の反省を生かし悔いがないよう一年生を育てたいとおもいます。

次の新人戦は今年ラクロスを始めた大学1年生の夏の新人戦!!
どんなラクロスが展開されるのでしょうか?楽しみです。

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