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【Player Spotlight】西村 沙和子選手|慶應義塾大学

2017年は慶應義塾大学の年となりました。
2017年、関東地区リーグにて優勝、そして全日本大学選手権でも優勝、そして真の日本一を決める全日本選手権でも優勝し、チームとして5年ぶりの日本一を奪還! 慶應義塾大学は今年リーグ真っ只中にアメリカに海外遠征にも行き、現地で最先端のラクロスを吸収し、それをすぐに試合のプレーで体現。かけた全ての努力が形となって現れた一年と言えるでしょう。
そして今回ご紹介するこの方は3年生ながら全日本選手権決勝にて3得点を挙げ、見事MVPを獲得されました!
ぜひ注目してください!

ー全日決勝MVPおめでとうございます!今シーズンにかけていた想いとMVP受賞の感想をおしえてください
ありがとうございます!

絶対にどのチームよりも長くプレーしたい。シーズンスタート時からずっと私の中にあった素直な気持ちです。「日本一になりたいんじゃないの?」と言われたことがあります。もちろんなりたい。けれどそれよりも目の前の試合一戦一戦に勝ちたい。このチームで最後までプレーしたい。絶対に先輩を悔し涙で引退させたくない。これが本当の素直な気持ちでした。その想いの行き着く先が日本一という結果だったと思っています。MVPで名前を呼ばれた時は、本当に驚きました。自分が慶應の日本一に貢献できたことを実感できて嬉しいです。

ー全日決勝では3得点されていますが、そのシーンの詳細と得点した時の気持ちはいかがでしたか?
1点目は#96のみゆうさんが点を決めたあとで、ここで決めれば絶対に流れが慶應にくる、その流れは絶対に私がつくる!と思って、勝手に1on1を仕掛けました。

2点目は相手のタイムアウトのあとの速攻ですね。本当に#32のあみのパスの精度が高くて笑、ドンピシャでクロスにボールが来てそのまま押し込みました。観ていた人たちからはこのシュートが一番格好良かったって言われました。私自身、速攻でフィニッシャーになるのも久々で、決めた中で一番気持ち良かったのもこのシュートです。

3点目は相手に勝ち越しゴールを決められたあとですね。私はあまり仕掛けるキャラではないのですが、この時は勝手に身体が動いて1on1を仕掛けていて、気付いたらフリシューをもらっていました。でも位置は1番ハッシュで結構厳しい角度です。ゴール脇に#11のかおるさんがフリーでいたので「どうしよう?」って視線を送りました。そうしたらびっくりするほど真っ直ぐ返されて、「いけるよ」っていうのが伝わってきたんです。もうその瞬間から何も聞こえなくて、ゴールしか見えていませんでした。今考えると、残り時間を見てなくて本当に良かったなって思います。残り2分も無いことを知っていたら、さすがに緊張してたかもしれません。

ーシュートの練習などはなにか特別におこなってきたことはありますか?
特別なことはやっていないと思います。強いて言うなら、もともと私はゴールの下側に打つのが好きだったのですが、あるときゴーリーに「上も練習しろ」と言われ、それから上部分にも打つようになりました。決勝での3得点、全て上側に打てて決められたのは、あのときにゴーリーに指摘されたおかげですね。
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ーラクロスのプレー中において何か意識していることはありますか?
特にないです。「特にない」というのは試合において緊張したり、気負ったり、余計なことは考えない、ということです。あえて言えば、厳しい状況の時に「辛くない、これは楽しい状況、私は楽しんでる」って思い込むことですかね。 練習も厳しい試合展開にも絶対に「辛い」って思わないようにしています。

ーラクロスが上手くなりたいという人にアドバイスをお願いします!
「自分ができないことは、できている人の真似をする」自己流ではなかなかうまくなれません。私はこれに気付いたときから、「あの人のあのプレーかっこいいやってみよ」という軽い感覚で人の真似をするようになり、次第に出来るようになりました。ですから、私のプレーはいろんな人のプレーの集合体だと思います笑

ー次ページー 西村選手はどんな選手?

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