【女子ラクロスU19代表応援企画】3月23〜24日の練習会レポート

こんにちは、こぶ平です。
今回は3月23〜24日の練習会レポートをご紹介します。
世界大会本番まであと4ヶ月と迫った今、チームの状況はどうなのか、シェアします。

3月23〜24日の練習会の練習会を見た考察

U19女子ラクロスの代表候補チームの練習も2ndステージに入り3・4回目の練習は、2018年全日本王者のFALCONS相手の6対6練習と女王チームのNeOとの練習試合というメニューだった。

3月23日(土) 駒沢オリンピック公園第1球技場


時折、雨のぱらつく花冷えの厳しい中での練習メニューは、
FALCONSとのゴール前での6on6(アタックチームとディフェンスチーム毎に行う)個別のスキルトレーニング(ショット、ドロー、グラボ、DFのカバーリング) の2部構成であった。

6on6では、速い攻撃の動きに対する、1枚目DF の後の2ndの動きに注文が出ていたようだ。体格の違いの克服には格好の相手ではあったが、まだ未消化の動きが見られてディフェンスのポジションの意味等を確実に落とし込んいる状況に見て取れた。

攻撃側の6on6 の練習ではFALCONS 4人に女子2名を加えたディフェンスに対して得点を取る練習を繰り返すのだが、Pairing を基本に、アタック6名がベストのポジションをDFより先にどのように作るのかが、課題の一つに見えたのだが、狭いエリアで、さらに狭い所を突きがちなボールキャリアからの、ベストポジションへのパスという流れは、まだまだフィニッシュ10回の内1回ぐらいの完成度のように見えた。

そして、男子のDFに対してショットコースが作れない為、外からのショットが脅威になりにくくよりインサイドへのピンポイントパスが必要になり、パスが通らない事も多かった。11mサークル外からのショットという日本女子の抱える永遠のテーマの解決策はまだ見出されていないようだ。

山根選手、冨森選手といったシューターの11m外からのショットが撃てないと、やはり攻撃の幅は狭くなる。ジョーンズ選手、中澤選手辺りのショットの距離の伸びも必要になるのではないだろうか?その脅威が、他のエリアでのフリーポジションを作り出せると見ているのだが。攻撃がインサイドに偏ると、せっかくの石井選手の上手いショットやゴール裏からの攻撃を生かせなくなると見るのだが。

個別のスキルトレーニング|ショット編

かなり、中距離のショットの打ち方についてはFALCONSの選手からの指導は有効だったと思われる。
その反復練習は、普段からの選手の手に委ねられるが、その進化を定量的に測る事も進化を早めるのに有効だと考える。球速測定を取り入れてみたら面白いのでは?

個別のスキルトレーニング|ドロー編

ドロワー候補がFALCONSの選手相手に、練習をしたのだが上げてしまい結果的に取られる場面が多く見られた。上げさせずに、コントロールするという面ではまだまだ、課題が山積みなのがドローだろう。
ドローだけででも、外国の強力なドローと争う練習を8月までにしておきたいものだ。ドローに関して、U19以外に日本として強化努める事が必要なのではないか?

個別のスキルトレーニング|グランドボール編

FALCONSの選手から、1ハンドで体を入れつつ、1っ発でボールスクープをやり切る練習が行われたが、Teen’sではまず、1ハンドでの処理を禁止している学校もあるのでその技術的な物を満足に示せた選手は少なかったように見えた。
10人制ラクロスになると、グランドボールを多くの選手で奪い合う場面より、いち早くスクープして、相手のチェックかを躱しつつ展開に繋げる事が重要になる。その際はいち早く体ごと入る必要があるが、外国人のワンハンドスクープに対抗する技術が必要な場面の方が多いと思われる。
ここは、確実に全員が磨いてほしい技術である。

個別のスキルトレーニング|DFスキル編

DFに関しては、個々のスキルを上げる事より、2ndの動きを速めるなどが重要でもあり、その中で個々に求められる課題、スキルは異なっているようだ。全体的な動きの確認の徹底が行われていたように見えた。

3月24日(日) 神田外語大学幕張キャンパス 

前日のFALCONSとの練習の進化を、ここまでの段階で測る事が出来たのが2日目のNeOとのゲームである。
風は冷たいが、日差しの暖かい絶好の試合日和。男子との練習で得たスキルアップの成果を、ゴール前のタクティカルな動きの実践とともに確認したかったU19チームだったが、結果的にはNeOを相手に5対15と完敗した形だ。

<要因>
ゴール前での練習のみ。
今までのU19の練習で、本当の相手がいてのクリアを含めたトータルの練習が少ない為、中盤の形成ができなかった。
これは、ターンオーバーを速くして、外国のトップチームとの速さの戦い、叩き合いを避けたいというチームの意図が反映していると言われている。
ゴーリーに戻して、ゴーリーがポジションを上げながらじっくりと攻め上げるのだが、ここぞという時のクリアの方法が、結局特定の選手のランクリアに依存しているようにも見えた。

▶︎ドロー
日本女子選手とのドローに関しては、もっと取れると考えていたのかもしれないが、五分五分の状況。USでのU19の選手とのドローで日本代表が完敗しているだけに、やはりドローに関しては根本的に変えて行く必要性を改めて感じた。

▶︎ディフェンス
1on1においてDFが置いて行かれるケースが目についたのは確かだ。2ndディフェンスの動きにまだまだ物足りなさを感じる。時折アタックの山根選手がゴール前まで下がってきて強さを発揮せざるを得なかった点からも示された。

▶︎総評
第4Qに最も点を取られた事からも示される通り、まだ最終盤まで戦える体力はできていない。これは、1500m走の体力ではなく、やはり20mの切り返し200本のスピードを落とさない体力精神力が必要とされるということ。
得点の機会を多くは作れなかった。さらに、得点機に1秒先にショットを撃つ判断ができていない様にも見えた。
トップの国との打ち合いに巻き込まれない作戦を取るなら、得られた攻撃の機会に確実に決められる判断力と動きは必須となる。

【試合後】
8年前に、U19世界大会を経験した、NeOの小川選手、高野選手との交流時間は、選手にとって貴重なものとなったようだ。そして、U19全員がNeOの選手と試合後の交流により貴重なアドバイスを得ていた事も評価をしたい。
8月まで残された機会は4ヶ月8回とすると、ここからの進化を促進するコーチの手腕に期待をしたい。次回の練習は4月13&14日である。その時には選手個人の進化も確認したいものだ。

こぶ平

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編集長LACROSSE PLUS
設立:2016年8月|ミッション:ラクロスに関わる人に有益な情報を届け続ける|ビジョン:ラクロスの人ってかっこいい|編集長:小野寺ひより

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