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【こぶ平コラム】今シーズンのラクロス展望@Japan

雲が晴れると一気に暑くなり、体が大変な目に遭っている今日この頃ですが、8月に入り、続々と学生大学リーラクロスが始まっています。
シーズンin直前で関東の予想をしましたが、既に外れてるへぼ観客が、懲りずに全国の大学地区やクラブチームの日本一の可能性まで予想する、企画です。
御楽しみネタとして御覧ください。

☆大詰めに来ているクラブリーグラクロス

男子ラクロス

今期は、Stealersの補強が著しく、気持ち的にも高いモノを胸に抱きながらの戦いは、FALCONSとの1回戦11対10と勝ちを物にしたのですが、2回戦は4対16と大敗しFALCONS優位の様相は変わらないのかと思わせています。
ただ、それ以降も選手の加入があったり、今期入った代表選手が2回戦は出場できていなかった等の状況を考えると、以降全日本クラブ選手権、日本選手権と当たる時には状況が異なる気もします。

調子、気持ちを選手権決勝にドンピシャもっていった方が勝ちそうな様相です。
全国で相まみえる、関西のACL、東海のOPEC VORTEX、WOLVESといったチームも戦う準備はできていると思うのですが、今年は関東の2チームの充実ぶりは際立っているように見えます(実際、他地区の試合を見てはいないで言うのもおこがましい限りですが)。
準決勝で合う可能性が高いACL対Stealersの戦い。そして、東日本3位対東海1位 の1回戦は注目です。

女子ラクロス

今期は、ワールドカップがあった関係で、有力チームが全員そろった形で試合を迎える事がないまま、シーズン終盤を迎えています。
その中、昨年クラブ覇者となった、NeOは新加入の選手は多くないものの、Topの力を備えた旧来の選手が円熟期に入り、代表に8人が抜けても、CHELに最大得点差で勝ち切ったあたり強さの上昇度は大きいようです。
そして、新加入戦力をうまく取り込んで、全員が走るラクロスに磨きがかかった、MISTRAL。そして、代表出場選手の最後の1枚をきっちり補強した、FUSIONの3チームが全日本クラブ選手権へ進みそうです。

その結果を占う、NeO対FUSIONの決戦が今週末27日大井第2球技場で行われます。代表がすべて戻り、新人の融合も進んだ有力チームの初のガチンコ勝負は全国から観戦者がこられてもおかしくない試合になると思います。

ただし、プレーオフで再びまみえる可能性もあり、クラブ選手権、全日本選手権まで目が離せない状況は続きます。
最終順位で東日本3位になったチームは東海代表(SELFISH?)とのAWAYのあと東日本1位と準決勝。東日本2位もAWAYで関西代表のNLC Scherzoと試合することになりどれもとてもタフになります。実は一番厳しいのは東日本2位チームかもしれません。
東日本のプレーオフの動向に注目です。10月7日と10月21日の試合で決まります。

関西地区は 14年連続のNLC SCHERZOの優勝になりそうです。今期は過去最も多くの日本代表選手を輩出し、元日本代表も当時の力をリカバリーされてきたという評価です。井倉&和田(旧の関西学生リーグ得点王で、日本代表の得点王、東西リーグの得点王の夢のコラボです)という画期的なセットもケミストリー効果を発揮し、戦闘力の高さはベジータもびっくりかもしれません。
もし、ここに山田幸代さんが戻って来られたら、日本一の最有力候補かもしれません。

東海地区のSELFISHも地区で孤軍奮闘、力はアップされているのは明らかですが、まだ関東の3位に勝てる要素は少ないと思われます。
残念ですが、中四国地区は1チーム減少し活性化を期待するのが現状だと思います。

トピックスは、東日本2部のMspiritsというチーム 3年前のNeOに続き新加入で2部B組を全勝でクリア、プレーオフでORCADEAに勝つことになると、第2のNeOとして来年以降の活躍が期待できるチームです。

☆大学リーグラクロス

【北海道】

今年は、北海道大学男女強しの様相ですが、女子の酪農学園大学に注目しています。2015年に新加入の3年目。北海道地区代表にもなった事のある強豪の北海学園を始めて破り上位を伺うチームになられたようです。9月16日の対北翔大学戦に注目です。

【東北】

男女とも2年連続で3地区を突破した東北大学の力は衰えていないようですが、女子の宮城学院女子大学が東北をどう止めるかその辺りに注目しています。男子は初戦新潟大学に5対4の辛勝だった東北大学、今後の戦いぶりを確認しておいきたい。

【関東】

今年は、男女とも慶應義塾のシーズン前の充実ぶりが言われていました。そして、女子の混戦から明治のFinal4落ちとか、早稲田の苦戦を予想したりしていましたが、開幕戦男子6対13の早稲田戦の完敗に対し、異次元のスピードで法政を葬り去った女子と対照的なスタートを切った慶應義塾に対して、男子早稲田の強さ、一方東大の充実が目につきました。注目は台風の目になりそうな武蔵を圧倒した法政です。
武蔵大学の初戦の躓きは意外な感じもしました。2戦目の早稲田との戦いに真価が問われます。

女子は、慶應義塾、早稲田、東海のB組競合が順当勝ちし早くも来週には星の潰し合いになります。9月2日の東海vs早稲田、9月18日の東海vs慶應の後大詰め9月30日の早稲田vs慶應義塾で 3強のどこかが予選落ちとなります。
他の3チームの巻き返しも含めB組の戦いは激しさを増しそうです。
一方の関東3連覇中の明治のいるA組は、創世記の東京女子体育大の8連覇、2000年からの日本女子体育大の4連覇に続くのは現代では難しいと思っていましたが、3年の勝つ経験は大きいもの。実力校の立教との開幕戦に余裕とも思える勝ちを見せ、成蹊にも圧勝。今の明治の選手には関東では負けたことがないという自信を裏付ける練習があるのでしょう。負けない明治に日体大が激突する10月8日の決戦まで目が離せない状況が続きます。立教の成長が進めば後半面白さは倍増します。9月2日の立教vs日体大はサバイバルを掛けた死闘になる予感です。
成蹊、明治学院、青山学院はその力をどう評価すべきか迷います。特徴に欠けるのかもしれません。自分たちのやりたいことを、上手く実現でき無い時に、こんなはずではなかったというような、気持ちの混濁があるように見えるのは私だけ?ひたむきさというものが大事な気がしています。
B組の負けた3校との違いがその辺にあるような気がしています。

【東海】

ここ数年の図式は変わらないのか?女子の愛知淑徳大学の動向がそれを決めそうです。男子は名古屋という感じでしょうか?見ていなくて申し上げて
済みません。ただ、予定調和的なものから脱しないと、関西のチームに勝てない時代が続きかねないという思いがあります。金城学院が関西代表を破
った2012年以来の勝ちを得るには、どうゆう事をされているのか、やはり生で見ないと評価はできません。
東海地区の進化を見たいです。

関西、中四国、九州地区は 次回のコラムで。

ご意見下さい。

こぶ平

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