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【こぶ平コラム】2017ラクロスの振り返り②|クラブラクロス女子編

2018年あけました。新年度の始動をされたチームが多い様子がTwitter等からも伺われます。
こぶ平コラムでは、引き続き昨年を振り返り、今年を占いたいと考えています。
Teen’s Lacrosseに続きClub Lacrosse編です。長くなりますがお付き合い下さい。

昨年初めに、今年のクラブラクロスの展望を描いたとき、
男子ラクロス:FALCONSさんの10年連続日本一
女子ラクロス:初のクラブチャンピオンNeOを中心に日本一の奪還
がテーマとなりそうだと、ブログで述べました。

そして2017を総括すると
・男子はFALCONSが全日本選手権10連覇を達成。
・女子はNeOがクラブ2連覇を果たすも、全日本選手権優勝を奪還できなかった。
という結果でした。

詳細を振り返ります。

全体的な、クラブへの選手の流入という点では、全国大学4年生選手約3000人の内3、4%程度しか流入しないというのは、少ないスポーツと言えますね。野球にしても、サッカー、バスケの場合草チームの数は多いわけで、その辺はクラブラクロスの大きな課題である事は変わらないでしょう。ただ、女子サッカーというものと比較すると、なでしこリーグも含めて同じような割合である事を考えると、女子スポーツの永続性という見地から考える事も必要かもしれません。

実際には、日本代表に選ばれながら、卒業後はラクロスを続けられない(続けない)選手もおられますし、一昨年の大学選手権に勝ち残ったチームの4年生が何人クラブで続けておられるのか?これは、クラブの置かれている環境を考えると仕方がない状況なのでしょう。故にラクロス協会が世界戦術を構築してクラブに繋ぐラクロスの永続性を高める投資が必要なのではないでしょうか?

改めて、そういう年だったと考えています。

各地区を見てみると

北海道・東北地区では少しずつラクロスのクラブ活動が広がっています。支部組織になれるまでにはまだまだ成長が必要でしょうけれど、各地区での育成を考えるとクラブの活動は必要なものである事は間違いない所です。

信州、北信越地区はクラブの活動はわかりません。信州からは、東海地区、関東地区へ参加しておられる選手が多いのでしょう。

東海地区は、今年女子のTiidaさんの選手数が減少し参加に黄信号が点滅したようですが活動を維持されました。ただ、やはり苦戦は免れえなかった。東海地区は各地からの選手流入が多い地区だけに、全国的なリクルート活動や、全国へのアピールの為にも全国大会での活躍を期待したい地区なのですが。

中四国・九州地区は明暗が男女で明暗が分かれる形になりました。

明るい部分は、男子で初めて九州地区代表が全国クラブ選手権地区代表戦に勝ち全国進出を果たされました。Arditoさんです。最近の大学ラクロス界での力の差が表れて来たのかも知れません。九州でのラクロスの広がりが見られるので今後も中四国と九州地区の戦いはし烈な物になりそうです。

暗の部分は、女子。2016年には全国大会に進出し、中四国の女子クラブをリードしてきた、CURIOUSさんが移籍とかもあったのでしょうか?今年はリーグ戦に参加されず3チームの戦いになってしまいました。

ただ、その反面Wonderful Aifaさんが全国へ初の進出となり新しいラクロスの胎動を印象付けられたように思います。

ぜひ、九州四国地区のラクロスの盛り上げの為にも、多くの大学ラクトレスさんがクラブでもラクロスを続けていただき、大学時代に行けなかった全国大会、又全日本選手権を目指していただければ思っています。CURIOUSさんの復活も楽しみです。

ポイントは関西地区でしょうか?

ー【次ページ】関西ラクロスについてー

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