【こぶ平コラム】ラクロスがクライマックスを迎える**見逃すな!特別な年のラクロスを** 大学編
皆さん 2021年 特別な年のラクロスクライマっクスを迎えます。今年は、昨年よりも更に、各チームのLive Streamingの機会が増えてますね。全国で各地の試合が見られるようになりました。見てますか?他のスポーツにはないとても良いシステムですから是非、全国のチームに、そしてラクロスファンに見て欲しいと思います。
実際、何が違うの、極論すれば”何故関東がTopで居続けるのか”。関東のTopチームはかなり発信をしてくれています。見ればわかることも多いですよ。ところで、今年はそんな関東優位が変わるかもしれない。大学ラクロスではそのような話も出ています。この数週間で行われた全国大会の様子から、全日本選手権、全日本クラブ選手権、全日本大學選手権の決勝戦を展望してみたい。
★まずは、大学から。
全日本大學選手権出場校は
●女子 関東地区代表 日本体育大学 関西地区代表 同志社大学 がシード
北から 北海道地区代表 北海道大学 2地区(東北&中四国)代表 東北大学 東海地区代表 南山大学 九州地区代表 福岡大学
●男子 関東地区代表 慶應義塾大学 関西地区代表 関西学院大学 が シード
北から 北海道地区代表 北海道大学 東海地区代表 名古屋大学 2地区(東北&中四国)代表 岡山大学 九州地区代表 九州大学
そして、2地区予選から手に汗握る熱戦が繰り返された。先ずは、全国選手権を開催されたラクロス協会、大学連盟、クラブ連盟、審判や関係者の皆さんに感謝が一杯です。
【2地区予選】男女とも東北大学 vs 岡山大学 で行われ女子は 東北大学、男子は岡山大学が勝利したのだが、久々の出場を狙う岡山大学のパフォーマンスには、熱い思いが乗り移った素晴らしいものだ女子は 10対9 男子は 7対9 とにかく最後まで力がぶつかり合う見ごたえのあるものだった。中四国地区では絶対的な強さを誇る岡山大学が、全日本の大会でその存在を示したと言える。
【1回戦】
●男子 北海道大学 10vs9 岡山大学 名古屋大学 6vs5 九州大学
ともに1点差の熱戦となり、名古屋vs九州はサドゥンヴィクトリーまでもつれ込んだ。
特に北海道大学とまみえた岡山大学は久々の全国大会出場で、立ち上がり1Qに高ぶりでから回ったか、固さがでたか?1Qのビハインドを4Qで逆転するまでの勢いを見せた。最後の1秒の同点ショットはわずか0.数秒早い笛に泣いた、そこで果たせなかった全国勝利の夢は来年、必ず現実のものになる。そういう事を思わせるものだった。それは、シュート力。確実に相手を上回っていた。もう1度見たかった。
名古屋vs九州
ともに、DFの粘りある処理をベースに、一瞬の機会を狙位会う試合は、3Qラスト数10秒で追いつく九州のショットから5対5のまま、4Qはブレイクならず、延長攻撃で前掛りになる中、ターンオーバーを決め切った名古屋大学の勝負強さは、次の準決勝に繋がるものだったと見えた。
●女子 北海道大学 2vs17 東北大学 南山大学 12vs5 福岡大学
昨年初の全国大会勝利を飾った北海道大学だが、地区大会で苦戦したところからのリカバリーに時間が足りなかったか?逆に岡山大学との死闘を潜り抜けた東北大学はその得点力が発揮できた試合だった。そして福岡大学は、圧倒的な得点力で九州地区を勝ち上がったが、1Qで優位に立ったものの、ち密な南山大学の前に2Q以降封じられ。シンプルなラクロスを進めるなら、さらに1段上の個の力が必要とされるという思いが強い。南山大学は攻守のバランスも取れ即応する対応力は次の戦いで、この力が強い日本体育大学との戦いでどのように発揮するのか期待を抱かせるものだった。
【準決勝】
●男子 慶應義塾大学 6vs3 名古屋大学 関西学院大学 12vs2 北海道大学
1回戦固いディフェンスから勝ち切った名古屋は、やはりここでもまず守備をベースにゲームを進め少ない攻撃機会にポイントを上げる形で入ってきた。そして1Qは、その戦術の80%は成功したが、マンアップの機会でも得点を上げられず、所謂「関東の強いDF」をブレイクすることはできなかった。2Qになってもマンアップの機会を得るも、ショットに行けず、慶應もマンアップを取り切れない状況ながら、慶應のDFの強さにまだ余裕があったように見えた。
そして、タイムアウト後の慶應のゲームプランがはまり、一気に4対0となり前半を終える。先行され得点差がついたため、DFベースより攻撃の仕掛けを高めた名古屋は3Qで2対5、4Qで3対5まで追い上げるも、慶應義塾のDFを崩し切るところまでは行かなかった。名古屋大学として尽くした戦術も慶應義塾を打ち負かすまでには至らなかった。しかし、慶應を6点に抑えこんだDFは戦えるベースを作り上げたと考えられるし、攻撃力の戦力の生かし方等で課題も見えた試合だった。方や、慶應義塾は今年、相手に合わせてゲームをできる部分と、合わせてしまうという面と両方があるように見える。それでも勝ち切るところにまだ、力を感じるゲームだったと見ている、一方で準決勝を大勝で勝ち上がった関西学院大学は、リーグ戦同様の得点力を見せたわけだが、方や守備的ではな1回戦同様攻撃を狙う北海道の戦術もあり、攻撃の優位を構築できた部分はあったと考えられる。フェイスオフも含め、慶應義塾の守備の強さに対して同様の攻撃力を示せるかに注目が集まる。
個人的には、春のプレシーズンの東西チャンピオンシップで関東の立教大学に敗戦したところから進化した部分は何か慶應義塾との戦いで問われることになる。春と秋の状況で大きく変わるのは、慶應義塾は4試合の公式戦。関西学院は7試合と倍の蓄積があることかもしれない。ただ、その中身に置いてそれほどの違いはないと考えている。
●女子 日本体育大学 9対5 南山大学 同志社大学 16vs7 東北大学
実は、男子と同様の展開だったという事がいえる。南山大学は守備的な形で試合をロースコアに導く形で、東北大学は攻撃をベースに同志社に向かい合う戦術で挑み、結果的に男子同様、関東の苦戦、関西の快勝と映ったと思う。
しかし、
中身は、どんな守備的な相手の状況でも得点すべき選手が得点する力を発揮し9点をもぎ取った日体大は苦戦とは言えないと考えている。ただし、いくつかの失点場面で強いはずの1on1で抜かれてブレイクを許した場面は決勝へ向けてケアが必要だと思わせた。一方の南山大学は守備的に入ったとは述べたものの、相手の日体大はブロック決勝戦から、プレーオフにかけての3試合で失点は4点以下に抑えていたチームから5点を奪った事は評価されても良いと考えている。一方の同志社大学は、16対7と真っ向から打ち合って、ねじ伏せた感じだが、それ以上にほぼ手の内を見せず、まったくの選手なりで勝ち切ったところに凄みを感じた。しかもその中でキーマン以外の選手の進化を促したことも良かったと言える。特に今シーズンパフォーマンスが上がらなかった21番の復活などは決勝に向けた良い材料だろう。ただし、男子関西学院大学と同様、リーグ戦の8試合の経験も、ヒリヒリする試合は2試合しか経験していない。そして強い守備の圧力下で、その攻撃力がどこまで発揮されるのか注目が集まる。
という事で、全日本大学選手権決勝は
●女子 日本体育大学 vs 同志社大学
●男子 慶應義塾大学 vs 関西学院大学 となった。
特別な年のラクロス”歴史が動く”可能性は、、、、、、
基本は、関東の高いレベルの守備の強さに対して、関西の攻撃力が発揮できるかがポイントと言える。その中で、ドロー、フェイスオフの優位性を保てるなら又展開を変えられると考えている。
その上で、敢えて 予想をさせていただく(勝手なものですから、色々な反発材料にしていただくためにも)
女子 日本体育大学 7vs8 同志社大学 2019年の経験が生かされると見ている。
男子 慶應義塾大学 10vs5 関西学院大学 慶應義塾のDFが勝ると見ている。
色々な方面から、お叱りを受けそうです。日本体育大学さん、関西学院大学さん すいません。ただのオタク予想ですから。逆に皆さんも予想をしながら試合を見ていただくのも楽しみの一つだと思う。
今年の大学選手権は観戦可能です。チケットはオンラインで購入可能。(https://www.lacrosse.gr.jp/news/25780/)観客上限は1万人です。是非1万人の観客で特別な年のラクロス、応援しましょう。
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こぶ平