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【こぶ平レポート】全国大会に向けてと入れ替え戦のドラマ⑤|入れ替え戦の切なさ・関東編

ラクロスファンの皆さんは、ラクロスの入れ替え戦特に、関東の学生ラクロスの厳しさ儚さはご存知かと思います。今年も厳しい戦いが繰り広げられていますので、先週分について遅くなってしまいましたが、考察します。

☆歴史的に見て入れ替え戦を考える

関東の入れ替え戦には都市伝説めいた因縁もあります。
曰く コーチが変わった先の大学と、元の大学が戦う事が多いとか、男子はエレベーターが4基あるんじゃないの?とか。検証してみましょう。

男子 エレベーター大学伝説。
例えば、武蔵、立教、青山学院、東京農業、東京理科、獨協、東洋、東海、上智、明治学院、学習院あたりが、毎年のように1部入れ替え戦に顔を出す大学です。その中から中央、成蹊、明治、法政辺りが、定位置を確保してきたこの5年間。ファイナル4を獲得したのは、今年の中央の他は5年前の明治、法政。ことほど左様に、Top8を脅かしえない、下位リーグの勝者。
入れ替え戦自体は、とても面白いのだが、リーグ戦には繋がらない。負けの理由をしっかり翌年に繋げる事ができていないのか?

そんな中、2013年に1部昇格を決めた中央が長期の進化計画を持っておられたのは男女共通なのでしょう。今年2017年ついに準決勝に進出してきた。それでこそ入れ替え戦の意義もある。
そして、今年の入れ替え戦には初めてではないか?日本体育大学の名前がある。下位校の頑張りよりも、自滅という評価もある今年、獨協を15対12と撃破した立教が長期計画に載ってトップを脅かすとすれば、日体大の降格もながれかもしれない。

日体大は東海大と対戦する、11月19日の大井陸上競技場は修羅場となるのか?武蔵対神奈川の対戦もあり、大注目です。

実はこのエレベーターピッチは男子の2部3部間でも同じような状況です。長期の育成計画を持って、進化し続ける大学が中央、立教に続いて出てくるのか見て下さい。

女子
上位リーグの壁が高くなってきた。メキシコの壁現象。 
女子の入れ替え戦の歴史を見ると2014年15年2年連続の東京農業vs学習院の延長サドゥンヴィクトリーとか、2013年から3年連続1部⇔2部総入れ替えとか、戦国時代さながらの下剋上エレベータ時代が続いたのが東京女子体育の低迷と呼応するかのような東京農業、東京学芸の進化。今年1部へ挑戦をした中央大学、そこに勝ち残った成蹊大学、中位を占めるようになった法政、青山学院と長期的な進化の意図が見える大学の増加により、下部からのUp-setが困難になってきたのが関東の女子ラクロス。

今年も、昇格の狙いも正しく、強化も進んだ中央の挑戦を拒んだ成蹊大学に代表されるように1部の最下位といっても力はかなり高い。年度代わりにも対応してきているという事の証明ではないでしょうか?
例えば、一昨年1部に昇格し、昨年入れ替え戦を勝ち抜き、今年リーグ4位、上位を脅かすチ―ムとなった東京学芸さんは、やはり長期の育成計画を持っての戦いだったと側聞している。
数人の凄いプレーヤーが出た時に昇格するという時代は終わったと言える。
やはり、そういう長期的な育成進化の意図を持った、明治学院と学習院の戦いで学習院が勝ち得たのは、スタイルの違いだったと思う。

2部降格の明治学院、挑戦が叶わなかった、中央、横浜国立に、東洋、日本、東京、一橋、千葉、東京農業辺りまで含めて、長期的なプランで動いてきている2部と1部の戦いは今後も厳しさを増すことでしょう。
そこに、立て直しを図る日本女子体育、何とか、2部に残った東京女子体育の復活があるとすると、3部以下の下剋上はとても厳しい物になると言える。ともに、上の部で居残れるレベルでなければ、昇格できない時代に入った関東女子ラクロスです。

その中でピックアップは11月5日に密かに?行われた2部⇔3部入れ替え戦 東京女子体育大vs獨協大 の戦い。
私は、長期的強化体制に入った獨協に、古いラクロスに混濁してしまった、東京女子体育は勝てないかもしれないと思っていた。

結果は12対4で東京女子体育の勝利残留。LegendがLegacyにならずに済んだという単純な現象ではなく、これを境に体育大学の反抗が始まる気がしてならない。
そんな、見方もできるのが、入れ替え戦です。

男子入れ替え戦 11月19日 @大井ふ頭中央海浜公園陸上競技場 10:40 フェイスオフ
武蔵(1部)vs 神奈川
日体(1部)vs 東海

女子入れ替え戦 11月11日  @駒沢第2  17:30 ドロー
東京農業(1部)vs 千葉

11月18日  
@駒澤第1 11:30 ドロー
大東文化(2部)vs 上智
一橋(2部)vs 駒澤

@文教大学第3運動場 9:40 ドロー
東京(2部)vs 日本女子
専修(3部)vs 神奈川

11月19日  東京理科大学野田ラグビー場 時間未定
東京理科(3部)vs 関東学院

考察のような見方もあるよ、という事で、入れ替え戦の厳しさ、儚さ、涙を感じて下さい。

こぶ平

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